『ヴイアライヴ』定点観測-37:11月のマンスリークイーンは宇宙さん!3人のトークスキルにさらに磨きがかかる【アイマス日記第289回】

2023-12-06 07:00 投稿

個人的にはいちばん不安要素がないと思うトークスキル

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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2023年11月29日、『ヴイアライヴ』公式チャンネルにて毎月行われているオフィシャルレッスンの後編が配信された。オフィシャルレッスンは月ごとにテーマが課され、月頭の前半配信で特別講師を迎えての講義を行い、後半の公式配信ではテーマに沿った成果を発表。審査と投票結果により、マンスリークイーン、審査員特別賞などが授与される。

11月はアイドルとしてはもちろんだが、ストリーマーとしても重要なスキルである“トーク力”をピックアップした。前編と同じく、アニメ、漫画やアイドルにも詳しく多数のアニメ関連イベントで司会を担当しているニッポン放送のアナウンサー・吉田尚記さん(以下、吉田アナ)がゲスト講師兼審査員として登場。お笑いコンビ・土佐兄弟の司会のもと審査が行われた。

冒頭の挨拶では、自己紹介にそれぞれの失敗エピソードも絡めたトークを披露。オープニングトークとしては、ほどよい内容をコンパクトにまとめており、それぞれの磨かれたトーク力の片鱗も見えたことから、土佐兄弟のふたりも称賛コメントを送る。

11月に挙げられた課題は、それぞれがいままでやったことがないことに挑戦し、その内容を発表。聞く人を驚かせることができたかを基準として、吉田アナが評価を行う。

審査は、それぞれが仮想のラジオ番組のパーソナリティーとなり、初めて挑戦したことをエピソードトークとして語りながら紹介。トップバッターとなったレトラさんは、『レトラディオ』と題してトークを進めていく。秋服をあまり着る機会がなかったことやブラックフライデーセールなど直近の出来事で掴みもバッチリ。初めて挑戦したことについては、なんとメイドカフェでアルバイトデビューしたことを発表。具体的には、面接までの流れやどういったOJTが行われているのか、仕事内容だけでなく社訓や接客するうえでの考えかたなどの精神面までしっかりと叩き込まれ、かなりレベルの高い仕事だったことを臨場感たっぷりに語ってくれた。最後は、こういった精神性はアイドルにも通じているのではとしっかりとまとめており、完成度の高いトークを見せる。

2番手の宇宙さんは、『宇宙受信(コスモラジオ)』と題して、オープニングトークでは年末という事で早めに手を付けた大掃除について語る。“プロデューサー”からの手紙を入れる箱を大きいサイズに新調したということで、ぜひたくさんのお手紙を送って欲しいとアピール。初めて挑戦したことについては、レトラさんと若干被ってはいたのだが、初めてのアルバイトに挑戦したとのこと。宇宙さんは10年前に芸能界入りをしていたため、初めての経験ということになるのだろう。社会勉強ということで、客との距離が近く積極的にコミュニケーションができる居酒屋で働くことにしたと語る。かなり困った人柄の店長による面接や日常会話の話など、かなりインパクトのある掴みだ。仕事面では接客などで頼まれること以外で、自分で率先して気づいて動くことが苦手であることに気づき、向いていないかもしれないと落ち込んだという。しかし、先日の公式配信にてメンタルについて学び、わからないことを聞いたり、周りに頼ることは恥ずかしいことではないと気づけた1か月になったと語った。しかし、最後には働いている店が12月で閉店になり、強制解雇となるまさかのオチも見せる面白い内容だった。

最後の愛夏さんは、『やっぴーラジオ』と題して、オープニグトークでは年末年始の実家への帰省について言及。福岡県出身で、候補生の中ではかなり遠方から上京している愛夏さんらしいトークで、同じように実家が遠い“プロデューサー”はとくに共感できる内容だろう。そんな中、先日行われた文化祭では、実家から母親が遊びに来てくれたという微笑ましいエピソードに触れ、そのときに初めて挑戦したことがあったとテーマトークへつなげる。初めての都心を経験した母親とともに自分も人ゴミで疲れてしまい、外食をする元気もなく家での食事をすることにしたとのこと。その際、初めて宅配サービスを利用し、「これぞシティガールでしょ!」と満足げに語り出した。しかし、どうやって商品を受け取っていいかわからず、アプリに表示された地図の配達員のもとに取りに行けばいいのではと、親子揃って勘違いして自転車で向かったという。しかも、途中で見かけた関係のない配達員に話しかけ、注文したものを受け取ろうとするというトンデモエピソードに発展。そこで、担当配達員から到着して呼び出したが、応答がなかったので置き配したと連絡がきたというオチとなった。最後は、中学生時代に愛夏さんが考えたオリジナルキャラのキメ台詞で締めるというなんともカオスな番組となった。

吉田アナの総評として、自身が講義で話した当たり障りのない内容にしないという点はしっかり超えてくれたと満足げだ。しかし、全員に共通していることとして、もう少し内容を落とし込めるはずだと指摘する。レトラさんについては、メイドカフェでレクチャーされたセリフを言ってみたり、宇宙さんについては、店長のさらに細かいディティールを語るなどすれば、印象もぐっと強くなると語る。愛夏さんについても、声質の良さと初めての挑戦でウーバーイーツの注文というのもいいチョイスだと絶賛しつつ、関係なかった配達員の表情やその後どうなったかなど、さらに深掘りした方がいいとアドバイスした。

生配信中のアンケート結果では、愛夏さんの支持率が高かったが、吉田アナの審査員特別賞はレトラさん受賞。理由としては、3人の中でいちばん興味を惹かれる具体的な情景描写をしていたからとのこと。総評でも吉田アナが語っていた細かいディティールについて、聞いている側としてもいちばん細かく話していたように感じた。

公式サイトで行われているポータル投票の結果も加え、最終的にマンスリークイーンに輝いたのは宇宙さん。先月に引き続きの受賞だが、本人としては配信中の投票、審査員特別賞のどちらにもかからずの結果ということで、もっと頑張りたいと気合いを見せた。マンスリークイーンのご褒美としては、吉田アナとのコラボ配信が行われるということなので、こちらも楽しみにしておこう。

最後の告知コーナーでは、先日行われた3D配信を記念したグッズセットの予約購入を対象に抽選で参加できるトークショーの開催も発表。まさに、今月鍛えられたトーク力が発揮されることになるだろう。

今月は個人でのラジオ配信などが行われトーク力にフォーカスした公式配信となったが、個人的にはほぼ不安要素がない内容だった。それぞれの個人配信やフリートークを聞いていれば、十分に興味を惹かれる内容が多く、トーク力は十分に持っているのではと思う。しかし、プロからのアドバイスやテクニックを教えてもらったことで、さらに充実した内容となると思うと、今後の配信もますます楽しみである。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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