5対5のロボットシミュレーションバトル『Fusionist』が時間を忘れるほどおもしろい!【松脇さんばのBCGレビュー】

2023-12-03 16:00 投稿

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Fusionist

BCGの中では群を抜いたクオリティ

ファミ通App編集部の松脇さんばが、ブロックチェーンゲームを遊び、忖度なく率直にレビューをする本企画。

今回レビューするのは、第1回βテストもレビューしたロボットシミュレーションゲーム『Fusionist』。

▼第1回βテストレビュー

『Fusionist』の第2回βテストが、2023年11月22日から実施されていたので、60時間ほどプレイ。良かった点と気になった点をレビュー形式でお届けする。

βテスト概要

『Fusionist』は、拠点建築、ターン制のシミュレーションバトル、4X (探索、拡張、開発、殲滅) の3種類のコンテンツが楽しめるシミュレーションゲーム。

βテストではおもにターン制のシミュレーションバトルを楽しむことができる。

▼基本的なゲームシステムはこちら

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今回のβテストでは、5対5のPvPバトルモードがプレイ可能

ゲームシステムに関しては前回のβテストと変わらないが、今回は自分の所持しているメカから5体を自由に編成してPvPに挑むことができるぞ

PvPバトルで勝利すると100マテリアル、負けると70マテリアルを獲得できる。

200マテリアル消費することで、新しいメカを手に入れるためのガチャが回せるため、より強い編成を目指してバトルに明け暮れることになる(ただし1日10戦まで)。

ちなみに、ランキング上位に入れたり、ガチャ結果が良かったりすると、ACEトークンやNFTがもらえるため、参加者のガチ度は高めだ。

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▲PvPやキャンペーンで手に入るマテリアルを使うことで、スキャンが行え、メカの設計図が手に入る。いわゆるガチャである。

メカのレアリティは、エリート、エピック、レジェンド、ミシックの4種類で、武器種などは変わらないが、レアリティが高いほどステータスが高いという仕様。

メカの種類は、近接系のストライカー、タンク役のキーストーン、遠距離高火力のバスターに加えて、今回から実装されたスナイパー系のブルズアイの計4種類がいる。

ストライカー

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▲移動距離、回避率に優れた近接系のメカ。武器によっては範囲攻撃もこなせるなど非常に多彩。

キーストーン

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▲タンク役ということで高いHPとシールド値を誇るメカ。武器によっては敵の行動を止めたり、火力も出たりとタンク役以上の働きをしてくれる。

バスター

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▲範囲攻撃が得意な遠距離ユニット。移動距離が短いため、敵を引き付ける必要があるが、攻撃時の範囲と威力は申し分ない。

ブルズアイ

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▲機動力もありつつ、遠距離攻撃を得意とするメカ。敵の武器を1ターン使えなくする“武器ロック”を与えるスキルや超広範囲攻撃の“ブラックホール”は脅威のひとこと。

この4種のメカの中から5体を選んで戦っていくわけだが、同じ種類のメカでも武器によっては、まるで働きが変わってくるため、編成はかなり幅広い。

頭の中に理想的な編成は描けるのだが、そのメカが手に入るとは限らないため、自分の手持ちからベストな編成を考えてバトルに挑むのが本作の魅力のひとつだ。

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▲プレイヤーごとに編成が異なるため、メカの種類から相手がどのような戦術で来るか見極めるのも勝つためのポイント。

良かった点&プレイレビュー

さて、ここからは『Fusionist』第2回βテストをプレイしてみてのレビューをお届け。まずは良かった点から。

これは、シンプルにバトル(PvP)がおもしろここに尽きる。

決まったメカを使うわけではなく、ガチャで手に入る武器やステータスがランダムなメカを使うというのが新鮮でおもしろいポイント。

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▲同じレアリティ、同じ種類のメカでも、ステータスも異なれば武器(スキル)も違う。

あとは、ストライカーがキーストーンに強いとか、ブルズアイがバスターに弱いなどの明確な相性がないのもよい。

どのメカでも武器や戦略によって勝てもするし、負けもするのだ。もちろん、相当なレアリティ差があると勝つのは中々難しいが、多少であれば武器種や立ち回りによってカバー可能な範囲だ。

むしろ、ステータスの高いミシックを差し置いてでも、武器の優秀なレジェンドを採用した方が勝率が上がることも少なくない。

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▲ミシック(最高レアリティ)でも武器がイマイチだと、活躍は難しい。

これに付随して、テンプレ編成というものがないため、飽きがこないというのもPvPにおいてはいいところだろう。

プレイヤーが違えば、編成やメカが大きく異なるため毎回新鮮な気持ちでバトルに臨むことができる。

逆に毎回思考しなければならないというところを考えると、かなりゲーマー向きのゲームともいえる。

スクリーンショット (1458)

▲敵の配置と動きを読みながら、いつ攻撃を仕掛けるかタイミングを伺う序盤戦。メカの性能が拮抗してくると非常に読み合いと駆け引きが重要なゲームとなってくる。

後述の気になった点の方でも挙げるが、攻撃が中々の確率でMISSになるため、運で勝てることもあったりと完全に実力で勝てるというわけではないのも、よかったり悪かったり。

プレイの様子が気になった人は、公式X(旧Tiwtter)で実際のプレイ動画も投稿されているので、見てみてほしい。

今回は、メカをカスタマイズするということはできなかったが、メカの画面ではコアや強化という文字が確認でき、今後自分のメカの育成や強化ができる要素も追加されそうだ。

このあたりの機能が解放されて、多少なりとも自分好みのメカにカスタマイズできるようになれば、より戦略性も増してゲームとしてのおもしろさも増していくだろう。

マッチング

PvPでは課題になりがちなマッチングにも触れておこう。

マッチングに関してはまったく問題なし。どちらの時間帯においても、10秒以内にマッチングすることがほとんどで、長くても数十秒程度。

ただし、今回はマッチングに時間制限があったため(14時~16時、20時~22時のみマッチング可能)今後どのようになるかはわからない。

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▲マッチング時間以外は、訓練場でCPU相手に武器のスキルなどを試すことができる。CPUが動くモードがあるとよかった気がする。

気になった点

今回は第2回βテストということで、このまま本実装となるわけではないことは重々承知だが、あえて書かせてもらおう。

武器ロックと過負荷が強すぎ!そして攻撃は肝心なところで外す!

……つい負けたときのうっぷんが噴出してしまった。

気を取り直して、本作では“武器ロック”や“オペレーション過負荷”といった相手に行動(攻撃)させない状態異常があるのだが、これが非常に強い。

とくに武器ロックは、攻撃が当たれば100%状態異常になるという恐ろしい性能。

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これに対抗する手段として、永続バフを付与しておくという手があるのだが、永続バフ自体が貴重すぎて、そもそもこの対策を取ることができない人が多い

今回のβテストでは、バフ、デバフのスキルが少ないように感じたので、このあたりは今後スキルの数が増えてくれば自然と対抗策も増える可能性はある。

また、一手が非常に大事な意味を持つシミュレーションゲームにおいて、“MISS(攻撃外し)”が多い点も少し気になるところだろうか。

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▲この瞬間に戦略が崩壊するほどの重さ。逆もしかりではあるが、攻撃を外したときは「あああぁぁぁ!!!」と声が出る。

命中不安も戦略に組み込むべきではあると思うものの、基本的には攻撃が外れることはプレイヤーにとってストレスでしかないので、そこをカバーするスキルがあってもよさそうだと感じる。

例えば、命中がアップするバフ、相手の回避率を下げるデバフなど。

ガチャでメカが手に入ることも含めて、総じてβテスト専用のバランスではあるのかなと感じつつも、今後さらに洗練されたシミュレーションバトルが楽しめることを期待したい。

データで見る『Fusionist』

ここまで紹介してきた『Fusionist』だが、なんと運営から第2回βテストに関するデータをもらえたので見ていこうと思う。

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英語なのでざっくり読み解いていくと、βテストのキーをアクティベートした人が2902人で実際にプレイした人が2554人

そしてデイリーの最高ユニークユーザーが2259人で平均が1897人。なんとも非常に高いプレイ参加率を誇っている。

当然、ACEトークンやNFTの報酬が欲しくてプレイしているという部分はあるだろうが、この継続率はシンプルにゲームがおもしろいからプレイしてしまう(しかも報酬ももらえる)人が多いという裏付けのように感じる。

少なくとも筆者は、本作がおもしろいと思ってプレイしているひとりだ。気づいたら2時間経っているとかもよくあるほど。

今回紹介した『Fusionist』第2回βテストは、12月13日まで開催されている。もしプレイしてみたいと思った人は、『Fusionist』のディスコードに参加してみよう。今後配られるかはわからないが、#announcementで何回かSteamコードの配布が行われているため、チャンスがあるかもしれない。

筆者:松脇さんば(@matsuwaki_samba)

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Fusionist

対応機種ブラウザ
価格無料
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ジャンルシミュレーション
メーカーFusion Interactive
公式サイトhttps://www.fusionist.io/
公式Twitterhttps://twitter.com/fusionistio
配信日配信日未定
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