5対5のロボットシミュレーションバトル『Fusionist』が時間を忘れるほどおもしろい!【松脇さんばのBCGレビュー】
2023-12-03 16:00
2023-06-18 15:00 投稿
この記事に関連するゲームゲーム詳細
Fusionist
ファミ通App編集部の松脇さんばが、ブロックチェーンゲームを遊び、忖度なく率直にレビューをする本企画。
今回レビューするのはロボットシミュレーションゲーム『Fusionist』。今回は、2023年6月6日~6月12日まで人数限定で行われていたβテストにたまたま参加することができたので、ゲームシステムや実際のプレイの感想などをまじえてレビューしていく。
『Fusionist』は、西暦2800年の人類の生存が困難となった惑星を舞台に、拠点建築、ターン式のシミュレーションバトル、4X (探索、拡張、開発、殲滅) の3種類のコンテンツが楽しめるシミュレーションゲーム。正式リリース時には、メカと戦って資源を集め、拠点の建築や研究を進めながらメカの鋳造や強化をしていくというゲームサイクルのようなのだが、現状ではシミュレーションバトルの部分のみ遊べるようになっている状態だ(現在はβテストは行われていない)。
今回行われたクローズドβテストでは、本作のメインコンテンツのひとつである‟ターン式のシミュレーションバトル”を遊ぶことができた。
ミッションの目標は敵軍メカの全撃破。プレイヤーは5体のメカを操り、敵軍メカを全撃破するとクリアーとなる。
ミッションを開始すると、敵味方のメカが降り立ち第1ラウンド(ターン)が開始。
※以下、プレイ中の動画キャプチャのため、マウスカーソルが映り込んでいる部分があります。ご了承ください。
メカごとに速度が設定されており、速度が速いメカから順に行動し、自分メカのターンが来ると、移動、攻撃、待機の3つの行動が可能となる。移動後にも攻撃は可能だが、その分移動できる距離は短くなるという仕様。
メカはターンごとにエナジー(青ゲージ)が溜まっていき、攻撃のためにはエナジーを消費する必要がある。強力な攻撃はそれ相応のエナジーを消費するため、各ターン各メカごとに最適な動きを考える必要がある。1手で戦況が大きく変わるバランスなど、シミュレーションゲームとしてのおもしろさはしっかりとしている印象。
Spotlight of Fusionist Class: Keystone
Pulse beta test access event event is live with 3 days left of the first stage!
Full guide: https://t.co/zjkasvgBYm pic.twitter.com/2zVSEHGd5o
— Fusionist 🛸👾 | Endurance ♠️⛓ (@fusionistio) May 24, 2023
プレイ時には、ムービーのスキップ機能がなかったり、移動範囲外のマスが表示されず、敵の攻撃範囲を予測しづらいため、1手に時間がかかりすぎてしまうなど気になる点もあったが、全体的にシミュレーションゲームとしてはやりごたえがあり、クオリティの高いシミュレーションバトルが楽しめるものとなっていたように感じる。
ちょっと歯ごたえがありすぎるって!!!
ここまで読んで、「ロボット系のシミュレーションゲームおもしろそうじゃん」とか、「ブロックチェーンとか聞いてたけど普通にゲームじゃん」とか思っていただけた方、まさにそうなんだが、その通りすぎてむしろプレイヤーを試してきている節がある。このゲーム。
‟βテストだし、クリアー自体は余裕でできて、実績でやり込み要素としてちょっと大変な条件が課されるのかな”と思うのが普通。しかしこのゲームはそうじゃない。そもそもクリアーが難しい。Steamの実績で13ターン以内に全員生存クリアーというものがあったが、そんなことを考えている余裕がないほどに難しい。
筆者自身も最初は、「5回クリアーは、ターン制限の生存クリアーを目指していれば達成できるだろうし、とりあえず全員生存クリアーを目指そう」と頑張ろうと思っていた。
しかし……。とにかく敵が強い。多い。そして全員生存条件なのに味方が平気で倒される。
今回のミッションは、初期の5体の敵軍メカに加えて2回の増援(敵軍メカの追加)があるのだが、1回目の増援で7体追加、2回目の増援に至っては明らかに自軍メカより攻撃、耐久面で優れたメカが3体+おともで+7体合計10体もメカが出てくる始末。しかも、敵の攻撃に当たらないようにと引き気味でプレイしているプレイヤーをあざ笑うかのように背後から出現する敵軍メカ。
とりあえず範囲内の敵に攻撃! とかやっていたら余裕でクリアーできないような難度で、命からがら3体の味方メカを破壊されながら19ラウンドでクリアーしたのがプレイを始めてから1時間30分後。そして全員生存して15ラウンド以内にクリアーできたのがプレイを開始して約4時間後のことである。
あとから振り返ってみるとこれでも早かった方らしく、攻略動画が出るまではそもそも生存クリアー自体ができないという人が多いくらいの難度であった(「自分が下手すぎるのか?」という疑問がわくほど苦戦した)。
この難しさの要因はいくつかあるのだが、じつは自軍のメカの初期配置がランダムで決まるため、‟同じ行動をすればこのターンまでは安定する”というプレイができなかったのも難しかった要因のひとつのように思う。あとは、単純に細かい仕様が明かされていなかったので、戦略を詰めるというのが難しかったのもある。
そして最終目標である“13ターン以内に全員生存してクリアー”が達成できたのが、プレイを始めてから約7時間後。13ターンクリアーが見えたときは、正直本当に心臓のバクバクと手の震えが止まらなかった。そして最後のターンで味方のメカが攻撃を外したときには「おいぃ!」と声もあげてしまうほどのヒリつき。
ここまで“難しい”という目線で記事を書いてきたが、ゲーマーにとっては高い壁ほどクリアーできたときの喜びも大きいわけで、『Fusionist』はその落差というか高低差でこれまでにない達成感を味わわせてくれた。正直、これほどゲームに熱中したのはいつぶりだろうかというくらい集中して『Fusionist』をプレイしていた。
今回のβテストでは、全プレイヤーが同じメカで戦ったが、正式サービス時にはそれぞれ手持ちのメカの武器の組み合わせや強さ、育成状況が異なるはずなので、とくに‟編成や戦略を自分で立てて攻略するのが好き”という人には、ぜひ注目してほしいゲームだ。
今回のβテストでは、早期クリアー者(実績達成者)にNFTをプレゼントというイベントがあったため、躍起になってプレイしていた面もあるのが、それを取り除いてもゲームとして“クリアーしたい!”という熱があったのは事実。
その証拠というわけでもないが、全実績クリアー後にも「もしかしたら12ターン、11ターンクリアーできるかも?」とついつい‟もう1プレイ”とやってしまう中毒性が『Fusionist』にはあった。少なくとも、もうプレイする必要がない状態から10時間以上プレイしてしまうくらいにはハマってしまったのだ。
βテストということで改善してほしい部分も多かったが、ひとつのゲームとして楽しめたこのシミュレーションバトルに加えて、拠点建築、4X (探索、拡張、開発、殲滅)の要素があるのだとしたら、“遊ばざるを得ない”という気持ちになってしまう。
個人的な『Fusionist』の期待度は9点/10点。
シミュレーションバトルについての満足度は高かったが、まだβテストという点やシミュレーションバトル部分以外のコンテンツの詳細は明かされていないので、これらがどう絡み合ってくるのかが気になるところ。
そして、今回のβテストはある意味で全員平等がゆえのおもしろさもあったと思うので、NFTとして発行されているメカがどうゲームに落とし込まれるのかも含めて、今後も『Fusionist』に注目していきたい。
対応機種 | ブラウザ |
---|---|
価格 | 無料 |
ジャンル | シミュレーション |
---|---|
メーカー | Fusion Interactive |
公式サイト | https://www.fusionist.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/fusionistio |
配信日 | 配信日未定 |
コピーライト | © 2023 Fusion Interactive Ltd. All rights reserved. |
過去12時間のPV数が高いニュース記事
過去24時間のPV数が高い攻略記事
ツイート数が多い記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
『ディライズ ラストメモリーズ』の正式リリース日が2024年8月15日に延期
『ディライズ ラストメモリーズ』キャラクターソング36曲が配信開始。歌唱を担当した人気声優と歌い手によるコメントも公開
【読プレ】『Shrapnel』の“ミディアムパック(49.99ドル)”25個を抽選でプレゼント!WチャンスでAmazonギフト券のプレゼントも
【配信開始】世界に一頭だけの名馬を育成!ブロックチェーン競馬ゲーム『UNIVERSAL STALLION(ユニスタ)』本日(6/20)リリース
『ディライズ ラストメモリーズ』パブリックセール第3弾“ランド 第一期分譲セール”の特設サイトが公開。セール開始は6月20日18時を予定