NHN JAPANが自社ビル“NHN アトリエ”にオフィスを移転。ロビー・カフェなどの付帯施設のデザインは隈研吾氏、ロゴは原研哉氏が担当

2023-09-25 08:00 投稿

NHN JAPAN株式会社をはじめとするNHN日本法人グループは、虎ノ門ヒルズから港区西新橋に建設した自社ビル“NHN アトリエ”に本社を移転したことを明らかにした。

ロビー・カフェなどの付帯施設のデザインは隈研吾氏、ロゴは原研哉氏が担当している。

以下、プレスリリースを引用



NHN JAPAN、自社ビル「NHN アトリエ」にオフィス移転 ロビー・カフェなどの付帯施設のデザインは隈研吾氏、ロゴは原研哉氏が担当 ~福利厚生の一環として12月に従業員向けのトレーニングジムも設置予定~

NHN JAPAN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:安 賢植)をはじめとするNHN日本法人グループは、事業領域のさらなる拡大と業務の効率化を図るため、虎ノ門ヒルズから港区西新橋に建設した自社ビル「NHN アトリエ」に本社を移転したことをお知らせいたします。

13階建てとなる新本社の「NHN アトリエ」には、NHN JAPAN株式会社のほか、スマートフォンゲームの開発・運営を行うNHN PlayArt株式会社、マンガアプリ「comico」の開発・運営を行うNHN comico株式会社、ITインフラ・ソリューション事業を行うNHN テコラス株式会社のグループ子会社も入居。現在、福利厚生の一環として、従業員向けカフェ・ライブラリー(10月上旬完成予定)、トレーニングジム(12月完成予定)を設置中で、ロビー・会議室を含めたこれら付帯施設のデザインはすべて、国立競技場をはじめ数々の有名建築の設計を手掛けた建築家の隈研吾氏が手掛けました。また、建物の顔となるロゴデザインは、無印良品のアートディレクションなどで知られるグラフィックデザイナーの原研哉氏が担当しました。

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1.新本社概要

・住所:〒105-0003
東京都港区西新橋三丁目1番8号 NHN アトリエ
・電話番号:03-6263-1001(代表)
・業務開始日:2023年8月28日(月)

・アクセス
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩4分
東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩7分
都営三田線「御成門駅」より徒歩7分
JR「新橋駅」より徒歩15分

2.新オフィスについて

・ビル名
「クリエイターの作業空間」「クリエイターの集まり」「クリエイターの職場」を意味する「アトリエ」から、クリエイティブの鼓動に満ちた環境で、ともに働く仲間との夢が実現されることを望み、名付けました。

・ロゴ
日本を代表するグラフィックデザイナーの原研哉氏がデザイン。文字と文字の間の間隔は、“何でも満たすことができる空間”であるということを表しています。

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・ロビー・カフェ・ライブラリー(10月上旬完成予定)
1階のロビー・カフェ・ライブラリー、2階のトレーニングジム・会議室(12月完成予定)などの付帯施設のデザインはすべて世界的建築家の隈研吾氏が担当。自然親和的な同氏のデザイン哲学が窺える緑の植物に溢れた空間となっています。

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●ロビー・カフェ・トレーニングジム等の付帯施設をデザイン 隈研吾氏コメント

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虎ノ門にできるNHN 日本法人のオフィスは、湯布院のCOMICO ART MUSEUMと響き合う空間です。
我々がデザインしたCOMICO ART MUSEUMは湯布院の雄大な風景と繋がったアートと自然が響き合う場所です。それと同じテーマをこの虎ノ門でも追究しました。
アートを引き立てるための白のプレーンな壁面、街並みとリズムをシンクロする緑、それらを繋ぐ温もりある木ルーバー。
それらの湯布院と共通するエレメントによって、人と人、人と自然が柔らかく繋がり、NHN グループらしい新しいネットワークがこの場所から生まれるでしょう。

・隈研吾氏プロフィール:
1954年生まれ。建築家、隈研吾建築都市設計事務所主宰、東京大学特別教授・名誉教授。
「国立競技場」、パリ「サン・ドニ駅」、「V&A ミュージアム ダンディー」など、国内外での大規模プロジェクトに携わる。おもな近作にローザンヌ「スイス連邦工科大学」、「中国美術学院杭州民芸博物館」、「角川武蔵野ミュージアム」、「早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)」など。主な受賞歴は、全米建築家協会ベネディクタス賞、日本建築学会賞、村野賞、仏エネルギー・パフォーマンス建築賞。

●ロゴをデザイン 原研哉氏コメント

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▲©関口尚志/Takashi Sekiguchi

NHN アトリエのロゴタイプは、端正で視認性が良く、明瞭な形でありながら、いかに個性を持たせるかという点を考慮したデザインです。大文字のアルファベットと日本語のカタカナの融合ですが、文字の造形エレメントは紙を折ったような仕様としています。「NHN」の欧文も「アトリエ」というカタカナも非常にシンプルで原型的な形ですので、折り紙の折れ筋のような、細やかなエレメントによって、特徴が際立ちます。ロゴタイプは普遍的でありつつ明快な個性を持つことが大事で、シンプルな中にオリジナリティが際立つ、視認性の高いロゴタイプができたと思っています。同時にこのロゴを、建築にいかにフィットさせるかも大事ですが、COMICO ART MUSEUMからの流れで、建築の綺麗なファサードを汚さないように、文字間をゆったりとあけたロゴとして、壁のテクスチャーとバランスをとっています。
また、ガラスの空間が多いので、衝突防止用のサインを展開する必要があり、ここのデザインも、慎重に行ないました。人々が出会い、新たな企画が次々と誕生していくクリエイティブの鼓動に満ちた空間であるという発想から、衝突防止サインは脈動するシンボルを配しています。

・原研哉氏プロフィール:
1958年生まれ。デザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。
デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。2002年より無印良品のアートディレクターを務める他、松屋銀座、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTO、ヤマト運輸のVIデザインなど活動の領域は多岐に渡る。2019年にはウェブサイト「低空飛行」を立ち上げ、個人の視点から高解像度な日本紹介を開始。観光分野に新たなアプローチを試みている。

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