“Cygames展 Artworks”フォトリポート|『グラブル』『プリコネ』『ウマ娘』など歴代タイトルのアートワークが大集結!最新作『Project GAMM』の特別映像も
2023-09-02 15:14 投稿
Cygamesのすべてを上野の森美術館で味わえる!
2023年9月2日~10月3日の期間、上野の森美術館でCygamesの展覧会“Cygames展 Artworks”(以下、サイゲームス展)が開催される。
サイゲームス展は、『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』や『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』など、Cygamesが開発したさまざまなゲームのアートワークにスポットを当て、イラスト・ラフ画・設定資料・造形物を展示しているのが特徴だ。今回、先行して観覧できる機会をいただいたので、本稿にて会場の雰囲気をフォトリポートでお届けしていく。
懐かしいイラストと再会!
ここから始まったCygamesの原点『神バハ』エリア
まず、会場に入ってまず目に入るのが、Cygamesがこれまで開発したゲームの年表だ。『神撃のバハムート(以下、神バハ)』と『アイドルマスター シンデレラガールズ』に始まり、現在開発中の完全新作コンシューマータイトル『ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー』(Project GAMM)まで載っている。
そして、最初のエリアはCygamesの第1作にして原点となる作品『神バハ』。キャラクターイラストが描かれたカードを集め、合成したり強化して戦うオーソドックスなスマートフォン向けファンタジーRPGとなっており、アニメ化されるほどの人気を得ていたタイトルだ。
『神バハ』エリアでは、映像と代表的なイラストがピックアップされて展示されている。展示映像は周年イベントなどで登場したキャラクターたちのヒストリームービーとなっており、歩んできた歴史を振り返ることができる。
イラストは、『Shadowverse(シャドウバース)』でもおなじみの“ドロシー”や、『グラブル』にも登場した“アン”&“グレア”に“ケルベロス”、Cygamesを象徴する“バハムート”などが大きな額に入れられていることもあり、これから始まる展示会のクオリティの高さを彷彿とさせるには十分な雰囲気を醸し出している。
タッチするとイラストが進化!
約4000枚以上のカードが大集合『シャドバ』エリア
続いては、『シャドウバース(以下、シャドバ)』のエリアへ。『シャドバ』はダークファンタジーな世界を舞台にくり広げられるデジタルカードゲーム。カード(フォロワー)を進化させることで、フォロワーを強化させつつ戦うシステムが独自システムとなっており、これにより戦略性も高まっている。
その戦略性に魅了されたカードゲームファンは多く、いまもなお競技シーンでも盛り上がりを見せている。
また『シャドバ』には『神バハ』で登場したイラストをリファインしたものも多数登場しており、この点からもCygamesの系譜を色濃く感じる作品と言える。
そんな『シャドバ』のエリアでは、画面いっぱいにデジタルカードが映された液晶ディスプレイが、壁面にずらりと設置されている。1画面につき200枚以上表示されており、合計で約4000枚ものカードを堪能することができる。カードは第1弾から第28弾までのものが展示されており、すべて光ってアニメーションが加わったプレミアムカードとなっているのも注目ポイントだ。
なおこの展示ディスプレイはタッチパネルとなっており、カードに触れると進化演出も見れるインタラクションな仕掛けも施されているなど、触って楽しい、見ていてエリアに仕上がっている。
また、デジタルがリアルになった『Shadowverse EVOLVE(シャドウバース エボルヴ)』からも、40枚のカードが展示されている。リアルカードだからこそ感じられる、キラキラの加工技術にも要注目だ。
膨大なラフと設定資料が見れる!
グランサイファー模型も登場『グラブル』エリア
続いては、『グラブル』のエリアへ。『グラブル』はキャラデザに皆葉英夫氏が、サウンドディレクターに植松伸夫氏が迎えられて作られた本格王道RPG。スマートフォン向けとして作られた本作だけでなく、格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(GBVSR)』や、アクションRPG『GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』などシリーズ展開もしている大作だ。
『グラブル』エリアでは、キービジュアルやキャラ・召喚獣イラストに加え、ラフ画や設定資料、シナリオイベントのロゴまでさまざまなアートワークが展示されている。
このエリアではイラストや設定資料・ラフ画の展示だけでなく、グランサイファーの模型も展示されている。こちらのクオリティも驚きのクオリティとなっており、精緻に作り込まれているのでいろいろな角度から細部の作りを確認できるようになっている。
また展示されているイラストの中には、イラストレーターズコメントとしてどのように仕上げたのかなど制作時のエピソードが語られているものもあるので、観覧をする際にはこちらも読んでみてほしい。
346プロのアイドルたちが総出演!
リアルとなった衣装デザインは必見『デレステ』エリア
続いては、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下、デレステ)』エリアへ。
『デレステ』は、190人のアイドルが活躍するスマートフォン向けリズムゲーム。2023年4月には身長149cm以下のアイドルに焦点を当てたテレビアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』が放送され、こちらも話題になっている。
『デレステ』エリアでは、アイドル全員のイラストが五十音順に展示されている。また、添えられたプロフィールには身長から趣味、ウワサ、おもな所属ユニットまでさまざま情報を知ることができ、パネルを読んでいくだけでも新たな魅力を発見できそうだ。
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また、会場では周年ごとに制作されているリアルなアイドル衣装も展示されている。なお、こちらは通常では撮影NGとなっている。
もう一度エンディングが見たくなる!
キャラの魅力がたっぷり詰まった『プリコネ』エリア
続いては、『プリンセスコネクト!Re:Dive(以下、プリコネ)』エリアへ。
『プリコネ』は、ファンタジー世界を舞台にしたスマートフォン向けアニメRPG。ストーリー中ではアニメーションもふんだんに使われており、2020年4月にはテレビアニメ化も果たしている。
『プリコネ』エリアではキャラの立ち絵から解放イラストに加え、デフォルメキャラ、カットインムービーがセットになって展示されている。そのほかにも専用装備やモンスター、背景などがずらっと並んでいて圧巻だ。
また、ショーケースにはラフ画や武器の設定資料も展示されているため、実際の完成イラストと見比べてみよう。
エリアの最後には、メインストーリーやイベントストーリーで使用されたエンディングの絵コンテが。エンディング映像が流れるディスプレイもあるため、資料といっしょに楽しむことができる。
Cygamesの象徴であるバハムートが上野に舞い降りた!
バハムート像と過去作品&『ワーフリ』エリア
続いては、バハムート像と過去作品エリアへ。
過去作品エリアでは『三国志パズル大戦』、『ナイツオブグローリー』、『リトル ノア』、『ドラガリアロスト』のアートワークが展示されている。
ここでは、各作品のキービジュアルやキャラクター立ち絵などのイラストが展示されている。サービスが終了してしまったタイトルのため、当時遊んでいたときを思い出す人も多いのではないだろうか。
『ワールドフリッパー』エリアでは、ゲームの世界から飛び出したかのような、本作の世界観を忠実に表現した展示物が用意されている。
あまりの再現度の高さに、このままフリッパーで打ち返せるんじゃないかと錯覚するほどだ。
そして、Cygamesのコーポレートロゴでも見ることができるバハムートの立体像も、ここに展示されている。全高3mもあるため、近寄ったら食べられてしまうかのような迫力と圧が感じられる。後述する専用ガイドアプリを使用すれば、大迫力のAR写真を撮ることも可能だ。
大画面レース映像は臨場感バツグン!メインストーリーを振り返る『ウマ娘』エリア
続いては、『ウマ娘』エリアへ。『ウマ娘』は、実在の競走馬の名前と魂を受け継いだ“ウマ娘”たちを題材とした育成シミュレーションゲーム。2023年10月4日からは、テレビアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』の放送が予定されている。
『ウマ娘』エリアは、レース映像やウイニングライブが映し出された巨大モニターを中心に、メジロマックイーンから始まったゲーム内のメインストーリーをぐるりと回って振り返れる展示になっている。
第1章から最終章にかけての場面イラストやレースの様子、絵コンテ、さらには実在の競走馬のデータも展示されており、さまざまな角度から『ウマ娘』を深掘りすることができる。
特別映像をスクリーンで!
詳細が気になる新作エリア
最後の、今後のリリース作品エリアへ。
詳細は避けるが、こちらではCygamesが開発を進める『Project GAMM』の特別映像も公開されているので、しっかりチェックしてほしい。
Cygamesスケートボード&最高難易度のジグソーパズルが登場!
ほしいグッズ溢れる物販コーナー
展覧会の興奮が冷めぬうちに、物販コーナーも紹介。
本展覧会の公式図録やTシャツといったふだん使いにも最適なアパレルグッズ、複製原画、スケートボード、ジグソーパズル、フレームマグネット、NEW ERAとのコラボキャップまでさまざまなアイテムがラインアップされている。
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Cygamesスケートボードは今回のグッズの中で一際目立っているが、さらに存在感をアピールしているのはバハムートの1000ピースジグソーパズルだ。全体を通して暗いため、難易度の高いパズルが楽しめそうだ。もし、時間があればいかに早く完成させられるかを誰かと競ってみてもおもしろいかもしれない。
また、これらのグッズはCygamesの公式オンラインショップ“CyStore”でのオンライン販売も予定されているという。その際の販売期間は展覧会終了後、2023年10月4日15時から11月6日14時59分までとなる予定だそう。
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展覧会を最大限楽しむために専用ガイドアプリを入れよう!
開発陣の裏話が聞ける音声ガイドやバハムートのAR写真が撮れる
本展覧会は、Cygames史上最大級となる合計5500点を超える展示がされており、Cygamesというゲームクリエイター集団が好きな人にはもちろん、個々のゲームタイトルのファンでも楽しめるため、この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。ただ本展覧会は全日日時指定制なため、チケットを予約する際は公式サイトをチェックしよう。
さらにこの展覧会のためだけの、専用ガイドアプリも配信されている。会場でチェックインすることで、各展示のこだわりや見どころをルリアや千川ちひろ、ペコリーヌなど人気キャラが音声ガイドとして案内してくれる。音声ガイドを聞く際は、周囲の迷惑にならないよう、必ずイヤホンを着用して楽しもう。
また本アプリにはAR機能も備わっており、これを起動してカメラをバハムート像に向けると、専用の演出が楽しめる。
アプリ使用しながら展覧会を巡ることで、より作品のことを知ることができるため、展覧会にいく際はぜひアプリをダウンロードしておこう。
(Text/あぶ~山崎)
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