睡眠のエンタメ化で睡眠習慣の改善を。『Pokémon Sleep』“Fun SLEEP SUMMIT~睡眠をもっと楽しみに~”第2部リポート

2023-07-20 17:35 投稿

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Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)

睡眠に携わる各社のトークセッションも

2023年7月19日、『Pokémon Sleep』のイベント“Fun SLEEP SUMMIT~睡眠をもっと楽しみに~”が開催。

本イベントは2部制となっており、第1部では錦鯉、丸山桂里奈、HIKAKINらが登壇。第2部では『Pokémon Sleep』とのコラボを実施する各社の代表者が登壇し、睡眠に関するトークセッションを行った。

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本稿では第2部の内容について、『Pokémon Sleep』のゲーム解説とともにお届けしていく。

エンタメの力でポジティブな睡眠を

イベントの開催にあたって、株式会社ポケモンの代表取締役COO、宇都宮崇人氏からの挨拶が行われた。

宇都宮氏はまず日本人の睡眠時間が不足しているというデータを複数挙げながら、睡眠が生活に必須でありながら義務になりがちになっている実態があると語る。そこでエンターテインメントの力で睡眠に付加価値を持たせ、睡眠に対するイメージをポジティブなものに変えたいという目標を掲げているという。

こうした背景を受けて、朝起きるのが楽しくなるようなアプリとして『Pokémon Sleep』の配信を開始するそうだ。

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理想的な睡眠とは?

今回の“Fun SLEEP SUMMIT~睡眠をもっと楽しみに~”では、こうした『Pokémon Sleep』の理念に賛同した4社がゲストとして登場。

最初に、S’UIMIN代表取締役社長の柳沢正史氏によるトークセッションが行われた。

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医学博士でもある柳沢氏は大学にて眠気について研究する傍ら、ベンチャー企業を立ち上げて脳波測定とAI解析により睡眠状態を可視化するサービスを提供。『Pokémon Sleep』でも睡眠情報に関する監修を担当している。

このセッションでは最新の睡眠科学の見地から、理想的な睡眠を得るための方法がQ&A形式で語られた。

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まず睡眠不足が続いた場合、短期的には苛立ちやミスの増加、パフォーマンス低下といった弊害が現れ、さらに中長期的にはメンタルの不調や免疫力低下、メタボリックシンドロームのリスク増といった健康被害にも繋がっていくという。

また休日の“寝だめ”については、本来充足した状態ではそれ以上眠ることができないため、休日に眠れること自体が睡眠不足の結果だという。週末の遅寝遅起きは体内での時差ボケに似た症状を招くこともあるため、平日も休日も規則正しい睡眠を取るのが理想だと語った。

睡眠の質を高めるには睡眠時間を確保するのが第一歩であり、就寝時間と起床時間をできるだけ規則的に保つことがいちばん大事とのこと。規則正しい睡眠のためには、自分なりの入眠へのルーティーンを見つけることが大いに役立つそうだ。

一方で睡眠は十分に取れているかが自分では判断しにくいため、自分は眠れているつもりでも睡眠不足になっていたり、逆に睡眠は足りているのに不眠症だと思い込んで不安になっている人もいるという。

そうした場合に大切なのは睡眠状況の可視化であり、『Pokémon Sleep』もそれが可能なアプリのひとつになっていると語った。

コラボ企業による座談会

続いて、株式会社ポケモンと『Pokémon Sleep』コラボ企業3者による座談会が実施された。登壇者は以下の通り。

・佐藤優(株式会社ポケモン『Pokémon Sleep』プロジェクト担当)
・伊藤真央(マッシュスタイルラボ 企画本部 gelato piqueサブディレクター)
・原野早苗(昭和西川 MD本部企画部MD課課長代理)
・星理恵(日清ヨーク ブランドマネージャー)

※敬称略

まずは理想的な睡眠習慣について、4人がそれぞれに直前のトークセッションの内容を受けてコメント。そこからさらに、各社と『Pokémon Sleep』とのコラボに関する話題を展開した。

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▲株式会社ポケモン『Pokémon Sleep』プロジェクト担当の佐藤氏。

gelato piqueブランドでルームウェアなどを扱う伊藤氏は、かわいいポケモンを通じて睡眠をエンターテインメント化する姿勢に感銘を受けたと語り、このアプリを通じて睡眠を楽しむ人が増えるだろうと期待を寄せる。

さらにコラボ展開については、普段とは異なる寝姿のポケモンをデザインとして選択できたため、gelato piqueで表現したときにより癒やしを与えられるのではないかと語った。

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▲gelato piqueのサブディレクターを務める伊藤真央氏。

昭和西川の原野氏は寝具メーカーとしてリラックスできるものを常に作り続けている立場から、『Pokémon Sleep』の“いい睡眠リズムを捕まえよう”という能動的な表現に驚きを受け、そうした感覚を商品にも組み込みたいと感じたという。

コラボ商品では等身大のカビゴンのイラストや、寝るとカビゴンが腕枕してくれるレイアウトをデザイン。寝具のサイズ感を活かしてポケモンといっしょに眠る気持ちを楽しんでほしいと語った。

またこのコラボをきっかけに好きな寝具を見つければ睡眠をより快適にサポートしてくれるとして、更新する機会が少ない寝具に新たに触れる機会としても期待を寄せる。

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▲昭和西川の原野早苗氏。

“ピルクルミラクルケア”にてコラボパッケージを展開する日清ヨークの星氏は、『Pokémon Sleep』での睡眠計測やエンタメ化がルーティーン構築の手助けになることを期待。今回のコラボを通じて“ピルクルミラクルケア”にも触れてもらうことで、睡眠ケアや疲労回復の手助けになってほしいと語った。

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▲星理恵氏。日清ヨークにてピルクルのブランドマネージャーを担当する。

『Pokémon Sleep』でできること

イベントでは最後に、株式会社ポケモンで『Pokémon Sleep』プロジェクト担当の首藤まりえ氏から『Pokémon Sleep』のゲーム内容に関する紹介が行われた。

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本作のコンセプトは“朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ”。睡眠測定を通じたポケモンの寝顔収集をメインにしつつ、よく眠ることができればより多様なポケモンが集まってくる仕組みを通じて、睡眠を充実させる手助けになってほしいという思いで開発したという。

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ゲームの舞台は巨大なカビゴンが暮らす小島。ネロリ博士が開発した“睡眠シンクロ装置”を利用してユーザーの睡眠とカビゴンの睡眠をシンクロさせて周囲にポケモンを集めることで、ポケモンたちの寝姿を収集していく。

1日のゲームサイクルは以下の通り。ユーザーがよく眠ってカビゴンを大きく育てることで新たなポケモンと出会いやすくなり、“ポケモン寝顔図鑑”もより完成に近づいていくという仕組みだ。

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夜:睡眠計測
朝:ポケモンの寝顔を調査
昼:カビゴンを育てる

夜の睡眠測定はスマートフォンや“Pokémon GO Plus+”を枕元に置くだけで行える。スマートフォンを利用する場合は、充電しながら画面を伏せた状態で枕元に置いておくのがコツだという。

朝、目覚めた後は“睡眠リサーチ”を行い、集まったポケモンたちの寝顔を図鑑に登録していく。この際カビゴンの“ねむけパワー”が増えるほど、集まるポケモンの数が増えたり、珍しい寝姿の発見につながっていく。

“ねむけパワー”はカビゴンの育ち具合を示す“カビゴンエナジー”とユーザーの睡眠時間を示す“睡眠スコア”をかけあわせて毎日決定していくという。より珍しいポケモンを求めて“睡眠スコア”を伸ばすことが、睡眠習慣の改善にもつながるという仕組みだ。

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この際、ユーザーの睡眠タイプが“うとうと”、“すやすや”、“ぐっすり”の3タイプからいずれかに分類され、同じような睡眠パターンを持つポケモンが集まってくる。

分類は基本的にはポケモンのタイプと連動しているが、ポケモンの生態にあわせている部分もあるため、そこを紐解いていくのも楽しめるとのこと。

このとき集まってきたポケモンに“ポケサブレ”を与えることで仲間にすることもできるという。

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仲間にしたポケモンは日中に“おてつだいポケモン”として、カビゴンに与えるきのみや食材を回収してくれる。

集めた食材で料理を作ってカビゴンに食べさせることで、カビゴンエナジーを溜めることが可能だ。料理は1日3回作ることができるので、ユーザーの食事のタイミングで料理を作ってあげるのがオススメとのこと。

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なおカビゴンは後述する理由により、育成する個体が毎週変化。それに伴ってきのみや料理の好みも変化するため、その好みに合わせてお手伝いポケモンを編成することで、より効率よくカビゴンエナジーを得ることができるそうだ。

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『Pokémon Sleep』では1日のゲームサイクルとは別に、1週間毎のゲームサイクルも用意されている。

毎週月曜日になるとフィールドを移動し、新たなカビゴンとリサーチがスタート。あまり睡眠が取れずに“ねむけパワー”を伸ばせない週があっても翌月曜日には仕切り直しに近い形となるため、改めて睡眠改善に務めることができる。

毎日プレイすることでねむけパワーが蓄積され、週末にはより多く、より珍しいポケモンと出会えるチャンスが生まれる。フィールドごとに出会えるポケモンが変化するため、毎週のモチベーションにもつなげられそうだ。

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このほか“ソーシャルリサーチ”という機能で、睡眠時間や睡眠のタイプ、出会ったポケモンなどをほかのユーザーに共有することも可能となっている。

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首藤氏は最後に、『Pokémon Sleep』でどのような睡眠が評価されるかについても言及した。

『Pokémon Sleep』では柳沢氏の監修のもと、1日単位では“睡眠時間の長さ”、1週間単位では“睡眠の規則性”をそれぞれ評価。

1日ごとの“睡眠スコア”は8時間30分以上を最大の100点として、睡眠時間が長いほどに“ねむけパワー”が大きくなっていく。

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一方で1週間ごとの計測では、睡眠時間の長さとミッドスリープタイム(希少時刻と終身時刻の中間点)の規則性を基準に評価している。この規則正しい睡眠の応援機能として、目標時間を目安に就寝することで報酬が受け取れるスタンプカード“ねむりの約束”も用意されているという

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このほか『Pokémon Sleep』は睡眠計測ツールとしても活用できるよう、睡眠時間や睡眠タイプに加え、睡眠時の環境音データも収集。1日単位の睡眠データと1週間の睡眠データを評価とともにふり返ることができるようになっている。環境音はアプリ内から確認することができるため、睡眠の質の改善や入眠時のルーティーン構築にも役立てられそうだ。

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各種コラボグッズ

会場ではこのほか、今回のステージに出演した各社のコラボ商品に関する展示が行われていた。

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▲コラボグッズを集めたベッドルーム展示。

マッシュスタイルラボではgelato piqueと『Pokémon Sleep』のコラボコレクションを展示。ゲームに登場するポケモンをモチーフにしたルームウェアやアイマスク、カビゴンのクッションなどが展示されていた。

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また昭和西川では、カビゴンのイラストを取り入れた枕カバーやマットレスカバーを展示。

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日進ヨークでは“ピルクルミラクルケア”の65ml×8パッケージ、および195mlパッケージを展示していた。

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このほか直接のコラボは実施していないものの、S’UIMINの睡眠検査にて利用されている計測デバイスの展示もあった。

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Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーポケモン
公式サイトhttps://www.pokemonsleep.net
配信日配信中
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