『PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)』スマホゲーマーに刺さるWeb3のPvPゲームとなりえるか【松脇さんばのBCGレビュー】

2023-07-09 20:39 投稿

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PROJECT XENO(プロジェクト ゼノ)

 カジュアルPvPでWeb3ゲームを体験

ファミ通App編集部の松脇さんばが、ブロックチェーンゲームを遊び、忖度なく率直にレビューをする本企画。

今回レビューするのは、YouTuberのヒカルさんが日本担当アンバサダーを務めたことでも有名な『PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)』。

『PROJECT XENO』公式Twitter

『PROJECT XENO』とは?

『PROJECT XENO』はGameFiの要素を備えたWeb3 PvPゲーム。3体のゼノ(XENO)と12枚のスキルカードを編成し、ほかのプレイヤーとのリアルタイムのバトルが楽しめる。

基本的なプレイモードはアリーナバトル(ランクマッチ)で、プレイヤーはランキング上位を目指すのが目的となる。

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バトルシステム

本作では、3×3のマスに3体ゼノを配置、各ゼノ4枚のスキルカードを編成してバトルに挑むことになる。

ゼノには、6種類のクラス(ニンジャ、ブレイカー、ガーディアン、サムライ、サイキック、グラップラー)があり、各クラスによって使えるスキルカードが異なる。

例えば、ガーディアンなら防御系や回復系のスキルカードを使用でき、グラップラーは1体に対して強力な攻撃を行うスキルカードを使えるなどクラスによって得意な行動があるぞ。

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デッキを編成し、プレイヤーとのマッチングが終われば、バトルスタート。

ターンの最初に5枚のスキルカードが配られ、プレイヤー使用するスキルを選択し、相手のゼノを全滅させたら勝利となる。スキルカードの使用に必要なエナジーは毎ターンごとにが貯まっていき、最大10まで貯めることができる。

スキルの発動は上部に表示されている順番で行われるため、敵の行動を見越したスキルの発動が必要なこともある。このあたりの読み合いは本作の醍醐味のひとつだろう。

また、エナジーを消費すると左下に表示されているスペシャルゲージが貯まっていき、ゼノごとに設定されたスペシャルスキルを発動することができる。

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スペシャルスキルには、大きなダメージを与えるスキルやシールド付与、バフなど様々な効果をもったスペシャルスキルが存在するが、当然ゼノがやられていては発動できないため、厄介なスペシャルスキルを持つゼノは先に倒すなどの要素も大事になってくる。

バトルのざっくりとした説明は以上となるが、1戦5分弱のカジュアルPvPではあるものの、思っている以上に戦略深いバトルを楽しめるのが本作の魅力。後述する、Web3ならではの要素でさらに構築の幅は広がっていくぞ。

Web3ならではの要素

本作は、Web3 PvPゲームとして打ち出されているとおり、Web3ならではの要素も楽しむことができ、NFT化されているゼノやウェポン、チャームはプレイヤー間で購入、売却などができる。

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▲専用のマーケットプレイスにて、ゼノなどを購入できる。

同じキャラクター(ゼノ)でも所持しているスペシャルスキルやパッシブスキルも異なるため、自分が考えた戦略にあったスキルを所持したゼノを使うことでさらに勝率を上げることができるだろう。また、NFTゼノを使ってバトルに勝利することで独自のトークンも稼ぐことができるぞ。

プレイレビュー

『PROJECT XENO』は、Web3を意識せずに始められるスマホゲームという意味では、Web3ゲームに興味があるけどまだ手を出せていないという人にはうってつけのタイトルと感じた。

それくらい、通常プレイをしている限りではWeb3、ブロックチェーンという要素は感じないため、スマホゲームを遊んだことがある人であれば不自由なくプレイすることができるだろう。

しかし、個人的にはプレイヤー間の売買やステータスの異なるキャラクターなどがブロックチェーンゲームの魅力だとは思っているので、無料プレイの範疇ではこの部分を楽しむことが難しいのが惜しい。

無料プレイの部分では、ほとんど従来のスマホゲームと変わらないシステムとなるので、ブロックチェーンゲームとしてのおもしろさを求める人は最初からお金を使う必要があることは把握しておこう。

(それもある意味では、ブロックチェーンっぽいけど)

ゲーム面では、ゼノのクラスが同じでも必殺技が異なったり、スキルが同じでもパッシブスキルなどによってダメージ量が変わったりと全く同じ結果になるわけではないのが、PvP的にはおもしろい要素。でもあり、不確実要素でもあるのでこの辺りはプレイヤーの好みによるだろう。

またアップデートによって各タイプのゼノを使用できるようにはなったが、ほかのゼノを育成できるほど素材に余裕があるゲームでもないため、とくに無課金でプレイしていると編成の幅が狭くなってしまう点は今後のアップデートなどに期待したい。

※ビギナーズパスという倒したゼノの数で報酬が獲得できる要素によって多少は緩和された。

『PROJECT XENO』の期待度

個人的な『PROJECT XENO』の期待度は7.5点/10点。

Web3ゲームであるものの、それを感じさせないつくりやカジュアルPvPとしてのプレイ体験は、ほかのWeb3ゲームと比べてクオリティの高いものとなっている。

それゆえ、スマホゲームと比較してしまうのだが、コンテンツボリュームやアップデート、イベントの頻度などは今後に期待したい。

カジュアルPvPとしては、軽く100戦以上やってしまうようなお手軽さと、デッキ構築が楽しくなるような戦略性を兼ね備えているので、新しいPvPゲームを探している人はぜひ遊んでみてほしい。

『PROJECT XENO』公式Twitter

筆者:松脇さんば(@matsuwaki_samba)

PROJECT XENO(プロジェクト ゼノ)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
公式サイトhttps://project-xeno.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/PROJECTXENO_JP
配信日配信中
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