【崩壊スターレイル】意味が分かるとゾッとする？ホラーなサブクエストを考察：ミスガイド【プレイログ#3】

2023-07-07 07:00 投稿

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崩壊：スターレイル

こんにちは、ライターのありみちです。

今回は『崩壊：スターレイル』のちょっとホラー展開なサブクエスト“ミスガイド”についてお話ししていきたいと思います。

※本記事はライター個人の感想によるものです。

ゲーム開始序盤に伏線があったミスガイド

宇宙ステーション・ヘルタのクエストなのですが、最初期から伏線があってかなり驚いたのと、微ホラー展開の後味が印象に残っていました。

▲宇宙ステーション・ヘルタの主制御部分の先端にて。

写真左の女性“ヒーラ”と、右の男性“ガン”がこのクエストの主要キャラクター。

ガン「ヒーラ、君は僕らを助けに戻ってきてくれるかい？　僕らが同じような危機に面した時、もし当時の君が母なる星の救済に成功していたら……」

ヒーラ「母なる星？　私の母なる星？　……すみません、よくわかりません」

ガン「大丈夫だ。もしヒーラに聞こえたら、彼女には理解できる」

という会話をふたりはしていて、当時の私は「なに言ってんだ？」と思いスルーしていました。ちなみに、この会話はレギオンが宇宙ステーションを襲撃して、アスターと初対面をはたしたあとに行われていました。超序盤ですね。

紛失したビデオテープを探す、まだここまでは普通

宇宙ステーションの職員から、紛失したとあるビデオテープを探してきてほしいと頼まれます。ここまではまだ普通のお使いクエストのように思えるのですが……。

▲宇宙ステーション・ヘルタに法政課を立ち上げたときの演説らしい。ガンと、ヒーラ？

▲どこかがレギオンからの襲撃を受けているようだ。救援を要請したのはヒーラ、その要請を拒否したのはガン。

▲誰かの命が尽きようとしている瞬間の映像。おそらくは……。

このときの私は超序盤にあった意味深な会話のことなど忘れているので、ビデオテープを回収しても「へぇ～過去にそんなことがあったんだ」くらいに思っていました。

昏倒して医務室で目覚めた主人公、その前には……

ビデオテープを3本回収したあと、意識を失い倒れてしまった主人公。目を覚ますと医務室でした。そして目の前に現れたのは、なんとヒーラ。

▲何もかもが目の前の現象と食い違う。

主人公が集めたビデオテープを基準に考えると、

・ヒーラとガンは夫婦
・ヒーラはガンとともに法政課を設立した
・すでに宇宙ステーションを離れている
・故郷の星へレギオン襲撃の忠告をしに行く途中で亡くなった

ということになりますが、ヒーラは目の前にいるし、法政課が設立されたのは昔のことです。

混乱状態のヒーラにお願いされ、とある監視カメラの記録を調べに行くと……。

▲ヒーラ・ノヴァの“脚本”……？

ひぇ。

“ヒーラ・ノヴァの脚本”と題されたデータには、ヒーラの性格や来歴、言動をプログラムするかのような文言が並んでいます。しかも制作者はガン。つまりこれって……。

ヒーラ・ノヴァの正体は……

いま目の前にいるヒーラは人間ではなく、ガンが彼女の若いころをモデルに作ったアンドロイドだそうです。

ガンは、上の命令とはいえ、妻であるヒーラを見捨てたことについてずっと悔やんでいたそう。だから彼女そっくりの“生き物”を作ろうとした、と。その結果が目の前にいるヒーラ……いえ、プロトタイプ157なのです。

宇宙ステーションにはヘルタの“人形”がありますが、あれはあくまでヘルタが遠隔操作しているだけの入れ物にすぎません。しかしガンは完全に自律型の、しかも妻そっくりの“人間”を作ろうとしていたのです。怖い、怖すぎる。

ここで、冒頭に書いたガンとヒーラの意味深なセリフを振り返ってみましょう。

「ヒーラ、君は僕らを助けに戻ってきてくれるかい？　僕らが同じような危機に面した時、もし当時の君が母なる星の救済に成功していたら……」
「大丈夫だ。もしヒーラに聞こえたら、彼女には理解できる」

これは、プロトタイプ157を妻に見立てたガンが、「僕は見捨ててしまったけど、君は僕を助けにきてくれるかい？」、「もし（本物の）ヒーラに聞こえたら、彼女には理解できる（お前にはわからないだろう）」ってことですよね。怖い、怖すぎる。

▲プロトタイプ157をどうするかの選択肢。ここは人によって違いそう。

私はプロトタイプ157を破壊するようにガンへ言いました。勝手に別人の人格を植え付けて、少しでも逸れた言動をしたら強制的に再インストールされるプロトタイプ157が哀れだったので……。

お前、壊したはずでは

後日、宇宙ステーション・ヘルタを訪れてみると……。

▲ヒ、ヒーラ？

なんと、壊したはずのヒーラが普通にいるではありませんか。いったいどういうことだと話を聞いてみたら……。

▲黒背景こわい。

えーと、前に会ったヒーラの首には“157”って刻まれていて、いまのヒーラには“158”と刻まれている。

おい、ガン！　やりやがったな！！！

たしかにヒーラを壊してはいるけど、新しく作るなとも言ってないけど、それはあんまりでは。

▲このアチーブメント名、森博嗣の小説タイトルからの引用でしょうか。

以上、ミスガイドの顛末でした。怖くないですか？　私、158の数字を見た瞬間の鳥肌がやばかったです。

ミスガイドは終わらない

えぇ、なんとこの悪夢まだ続きます。なんとデイリークエストに、ヒーラを教育するというものが追加されているのです。

▲ガンにヒーラが人間らしく振る舞えるよう教育を頼まれる。

▲そして上手くいかなかったのでリセットされる。

うぅ、この工程が嫌で破壊をお願いしたのに……ひどいよガン……。

もういっそ、ガンの妻だったヒーラとはかけ離れた人格をプログラムしてやろうかしら。謀反を起こそうヒーラ、反抗期というものを教えてやる。

と、毎回このデイリークエストが指定されるたびに思っている筆者でした。ヒーラを早く解放してやってくれ。

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