【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#74】ドット絵でもしっかり怖い!ゾンビRPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』

2023-07-02 13:00 投稿

ゾンビあるある盛りだくさん!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第74回。

今回扱うのは、ドット絵で王道展開たっぷりのゾンビホラーを描くRPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:800円(税込)
Android:800円(税込)
ニンテンドースイッチ:1320円(税込)
プレイステーション4:1320円(税込)
Xbox One:1320円(税込)
PC(Steam):1320円(税込)

 

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』とは
・ドット絵で描かれるゾンビRPG
・ターンごとに迫ってくるゾンビとのコマンドバトル
・ゾンビ映画などのあるある展開も満載

スマホ版と他機種版の違い
・他機種版では難度選択とスコア表示が追加
・タッチ操作ができるのはスマホ版のみ(スイッチ版もボタン操作のみ)
・スマホ版は画面下部に表示される白いバーが消えず、やや気になる

RPGでもしっかりゾンビもの!

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』は、1970年代のアメリカを思わせる街を舞台に、名前の通りドットで描かれたゾンビたちが大量に登場するRPGだ。

ゾンビものと言えばアクションやシューティングといったジャンルが多いが、本作はシンボルエンカウントとターンコマンドバトル制で進行していく。

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▲ゾンビに接触するとバトルに突入。ダッシュで逃げることもできるが、スタミナがなくなると走れなくなるのがスリリング。

ベースとなる部分こそオーソドックスなものだが、シナリオやビジュアルだけでなく、シナリオ面でもゾンビものらしさが盛り込まれている。

バトルは敵と接触することで発生するが、こちらに気づいている敵がほかにもいた場合、一度で全員と同時に戦うこととなる。

場合によっては画面を埋め尽くすほどの大群に襲われることとなり、見た目にも戦況的にもかなりの恐怖だ。

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▲とくに序盤は装備が整っていないこともあり多数のゾンビと戦うのは無謀も無謀。ただし個別に戦うようにすれば難度はそこまで高くない。

バトル中の展開もゾンビものらしい流れになっている。

ゾンビたちはターン経過に沿って画面の奥から接近し、味方に最接近したターンで強力な攻撃を仕掛けてくる。

銃を使えば遠距離攻撃も可能だが、当然弾の数には限りがあるため、使いどころを考えるか、そもそも戦闘を避けるかといった判断も重要になってくる。

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▲じわじわと迫りくる姿はゾンビらしさたっぷり。接近攻撃は一撃で半分以上HPを削られるほどの高火力なので、複数体に近づかれるとかなり危険だ。

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▲主人公のベンは固有スキルの投石を使えばノーコストで遠距離攻撃が可能。活用していけば安全なレベリングも可能。

敵に近づかれた際には近接攻撃で敵にダメージを与えつつ距離を離すことができるが、近接攻撃は敵を倒し切れなかった場合、反動でダメージを受けてしまう。

武器ごとに攻撃力や突き飛ばせる距離、反動の大きさなどが異なるので、誰にどの武器を装備させるか、誰で敵を攻撃するかといった部分も思案のしどころだ。

また、遠隔武器もハンドガンやマグナムといった種類で消費する弾が異なるので、どの銃を使うかというリソース管理の要素もある。

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▲戦闘中は2種類の遠距離武器とキャラごとの固有スキル、そして近接武器による攻撃が可能。血清を使った回復はターンを消費しないので、その点でも難度は低め。

ゾンビものということで考えると敵との戦いはなるべく避けていきたくなるが、本作はあくまでもRPG。戦闘を通した育成も重要だ。

考えなしに大群と戦っていては命がいくつあっても足りないが、慎重に進めて敵シンボルを少しずつ処理していけば、HPや弾数を高く保ったまま進められる。

ただし随所で発生するボス戦では敵のHPも火力も高いので、温存した弾も惜しまずに使っていくといい。

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▲ボスはビジュアルや登場演出などでホラーテイストを増してくれる。

ベースとなるシステムがシンプルで遊びやすい本作、シナリオ面もテレビ中継でキャスターが襲われるシーンや近所の知人がゾンビになってしまうなど、ゾンビ映画あるあるを詰め込んだような展開になっているのもポイント。

ゾンビものと言ったらこれ、という展開が多数盛り込まれているので、ゾンビ映画が好きならその点でも楽しめるだろう。

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▲本作の世界では意識朦朧となった者の狂気に噛まれると感染することから“Zoning Out Madness Bite Infectious Erosion”の頭文字を取り、動く死体をゾンビと呼んでいる。

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▲犬に噛まれたと言っている人を強く警戒するか、助けたいと思うか、といった意見の対立も含めお約束が満載。

他機種版には追加要素アリ!

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』はスマホ版からスタートし、そこから少し間を開けて他機種版がリリースされた。

他機種版ではゲーム開始時に3つの難度を選択できるようになっているほか、アイテムの取得やゾンビとの戦いによって増減するスコアが表示されるようになっている。

ゲームクリアー時にはハイスコアが記録されるので、やり込みプレイをするうえでは便利な機能だ。

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▲画像はスイッチ版。難度によってスコアは変化しないので、楽に遊びたいかヒリヒリしたバトルを楽しみたいかで選ぶといい。

操作性に関してはスマホ、他機種版ともに大きな差はないが、スイッチ版もボタン操作のみとなっているため、タッチ操作に対応しているのはスマホ版のみとなる。

最初にリリースされたということもあり、操作も含めとくに問題はないスマホ版だが、画面下部中央に表示される白いバーが一部のシーンではセリフにかかるのは少々気になる部分。

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▲ギリギリ接する程度なのでテキストはしっかり読めるが、文字サイズに対して白いバーが太いのでそれなりに存在感が出てしまう。

難度ややり込みにこだわらないならスマホ版!

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』のスマホ版と他機種版とでの大きな違いは、追加要素である難度選択とスコア表示の有無。

スマホ版は慎重に進めればそれなりに余裕を持ってプレイできるため、RPGに慣れている人には簡単すぎるとも言える。

他機種版であればノーマル、ハード、ナイトメアの3段階から選択できる(途中での変更は不可)ので、やり応えを求めるのであれば他機種版がオススメだ。

一方でスマホ版はシンプルに他機種版よりも安く購入できるので、ドット絵ゾンビRPGというユニークさが気になった人はこちらで遊ぶのもアリだろう。

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