
【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#56】違いは販売形態+α!事件の謎とイケメンの顔に迫るADV『囚われのパルマ Refrain』
2023-02-26 13:00 投稿
前作を遊んでいなくても問題なし
スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第56回。
今回扱うのは、カプコンからリリースされた恋愛アドベンチャーの『囚われのパルマ Refrain』。
過去に扱った『囚われのパルマ』の続編にあたる作品だ。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
【価格】
iOS:160円(税込)
Android:160円(税込)
※全8話のうちプロローグとエピソード1がプレイ可能。以降は課金で解放。
ニンテンドースイッチ:3627円(税込)
※ダウンロード版の通常版。デラックスエディションやパッケージ版も存在。
『囚われのパルマ Refrain』とは
・孤島の面会室でイケメンとのガラス越しの恋と事件の真相解明に励むアドベンチャー
・監視カメラでイケメンの様子を覗き見ることも可能
・夢のなかで彼にプレッツェルを食べさせてもらうミニゲームも収録
スマートフォン版とニンテンドースイッチ版の違い
・スマホ版はエピソードなどを個別で購入、スイッチ版は課金要素もある程度まとめて収録
・スイッチ版はTVモードでの大画面表示や、携帯モードでの縦画面と横画面の切り換えが可能
・スイッチ版には設定資料などが見られるギャラリーモードが収録
今作では攻略対象はひとり
『囚われのパルマ Refrain』は、孤島を舞台に記憶を失った青年とガラス越しの面会を行いコミュニケーションを取る恋愛アドベンチャー。
イケメンとの距離が文字通り近づく部分もポイントだが、ストーリーの本筋となるとある事件の真相に迫っていくサスペンス要素も大きな特徴だ。
時系列的なつながりはあるものの、前作から直接ストーリーが連続しているわけではないので、前作をプレイしていなくても問題はない。
▲前作ではハルト、アオイという2名が攻略対象だったが、今作はチアキ(CV.石川界人)1名に絞られている。
▲プレイヤーはある日倒れていたチアキを発見。とある事件に関わっているという彼から記憶を引き出す役割を与えられ、彼と同じ孤島で生活することになる。
本作の舞台設定やゲームの流れは前作と同様で、本土から隔離された島のなかでチアキとの面会、面会以外の場面で雑談から重要な相談までが展開するメッセージ、話題やチアキへのプレゼントを探す島での活動という3つが軸になっている。
基本的には島で話題やアイテムを集め、それをもとにメッセージでチアキとの会話を進め、条件を満たせば面会に進みストーリーが進展していく。
▲前作を思わせるサブキャラクターもいれば、まったく新しいキャラクターも登場。
▲前作ではメッセージをやり取りするのは攻略対象だけだったが、今作ではサブキャラクターからメッセージが届くこともある。
▲ゲームをプレイするなかでご褒美とも言えるスチル(1枚絵)が見られるのも前作と同じだ。
▲面会ではガラス越しに会話が展開する。今作ではジャイロ機能を使って目線を操作する場面もある。タッチ操作でガラスを叩くなどの表現があるのも変わらずだ。
面会と並んで本作ならではの要素となるのが、監視カメラを通しての行動観察。
ここではひとりで過ごすチアキの様子を見ることができ、主人公が送ったアイテムを受け取る様子や、実際に使用している姿が確認できる。
複数のカメラ(視点)を切り換えられるのは前作と同じだが、今作では各カメラのアングルを手動または自動で動かすことも可能。
▲可動範囲はそう広くないが、より能動的に見守っている感を味わえる。
夢のなかで行われるミニゲームは、前作ではマッサージだったが今回はポッ○ーゲームを思わせるものに変化している。
ルールはいたってシンプルで、チアキがこちらを見つめているあいだにボタンを連打、視線が外れたら連打を止める、というもの。
はじめはチアキが手に持ったプレッツェルを食べるというシチュエーションだが、ボーナスゲージが溜まるとチアキもプレッツェルをくわえて見つめ合うかたちになる。
▲ボーナスタイムではかなりの急接近に。
▲クリアーすると専用のメッセージが見られるほか、おまけのアイテムがもらえることもある。
やはり最大の違いは販売形態
『囚われのパルマ Refrain』はスマホ版とスイッチ版で本編のゲーム内容に差はない。
前作同様、最大の違いとなるのはその販売形態だ。
スマホ版は本体価格の160円(税込)でプロローグとエピソード1がプレイでき、エピソード2以降は個別、またはセットで購入するかたちとなっている。
一方でスイッチ版はメインストーリーおよび面会時の延長会話、メモリアル面会やボイスレコーダーといった細かな会話も含めて多くが本編として収録されている。
作品の雰囲気をつかむのであればスマホ版でも十分だが、ビジュアルなどが好みで少なくとも本編はすべて楽しむつもりならスイッチ版でプレイするのがいいだろう。
▲スマホ版ではエピソード2以降の本編のほか、初回以外の面会延長なども有料コンテンツとなっている。
スイッチ版は携帯モードで横画面と縦画面を切り換えることができ、スマホ版と同じような遊びかたも可能。
TVモードでは画面が大きくなることで(使用するモニターのサイズに依存するが)実際の面会に近い印象でプレイできるのも魅力だ。
また、スイッチ版は独自の要素としてアートギャラリーも搭載。プロローグをクリアーすれば設定資料などが閲覧できるようになるので、ビジュアル面が好みな場合はとくに注目すべきポイントだろう。
なお、設定資料のなかにはネタバレを含むものもあるので、じっくり見るなら本編をひと通りプレイしてからがオススメだ。
▲閲覧できる資料の数も多い。
気になったらスマホで試し、気に入ったらスイッチでプレイがオススメ
画面の大きさや本編がまとまっており購入の手間が省けるスイッチ版と、見たい部分をその都度購入でき、メッセージのやり取りが実際にスマホでLINEなどを送り合う感覚で楽しめるスマホ版、ゲーム内容の差こそないが本作ではどちらにもそれぞれの魅力がある。
スマホ版はかなりお手軽な値段で始められるので、本作がどんなゲームなのか気になる、という人はまずスマホ版で試してみるのがいいだろう。
スマホ版でのプレイが気に入ったらそのままエピソードを購入していくもよし、設定資料も含めて腰を据えて楽しみたいと思ったら改めてスイッチ版を購入するもよし、だ。
そのほか、電車での移動時間などでコンパクトに遊びたいか、大きめの画面でゆったりと楽しみたいか、といったプレイスタイルも大きな判断基準となるだろう。
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