『モンスト』、『FGO』、『ウマ娘』がトップ3! 2022年下半期の日本モバイルゲーム市場の収益データをチェック

2023-01-20 12:17 投稿

モバイルアプリゲームのデータ分析プラットフォームを提供するSensor Towerが、2022年下半期の日本におけるモバイルゲームの収益に関するデータを公開。

これによると、『モンスターストライク』、『Fate Grand/Order』、『ウマ娘 プリティーダービー』の3タイトルが2022年下半期日本のモバイルゲーム市場収益トップ3になったことがわかった。

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以下、プレスリリースを引用



2022年下半期はモンスト、FGO、ウマ娘が収益3億ドルを突破、収益成長量でLevel Infiniteが際立つ

2022年下半期の日本のモバイルゲーム市場では、『モンスターストライク』『Fate Grand/Order』『ウマ娘 プリティーダービー』の3タイトルが収益Top3となりました。また、2022年下半期の日本の収益成長量では、Level Infiniteの際立ったパフォーマンスが確認できます。

2022年下半期日本のモバイルゲーム市場の概要

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2022年下半期日本のモバイルゲーム収益は全体で約68.5億ドルで、前年同期比-22%となりました。2019年下半期(72.2億ドル)との比較でも-5.2%、2020年下半期(90億ドル)との比較では-24%となっています。

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モバイルゲームのダウンロード数も減少傾向を示しており、App Storeで-12%、Google Playで-5.5%となりました。

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2022年下半期収益Top3タイトルはいずれも3億ドル以上で接戦

Sensor Towerのデータによると、2022年下半期日本モバイルゲームの収益トップは、『モンスターストライク』(MIXI)となりました。2位の『Fate/Grand Order』(Aniplex)、3位の『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)を含めた上位3タイトルは、いずれも3億ドル以上の収益を記録しており、僅差となりました。

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『モンスターストライク』は、2022年10月に9周年を迎えました。Sensor Towerのデータによると、この月に2022年下半期で最高の月間収益となる6,100万ドルを記録、また12月にはこれに迫る月間収益6,000万ドルを達成しました。2021年下半期の収益ランキングでは4位でしたが、今期は1位になりました。

『Fate/Grand Order』は2022年8月に大きく収益を伸ばしました。これは7月末からスタートした「7周年10大キャンペーン」のインパクトで、Sensor Towerのデータによると、2022年8月は年間を通して最大の月間収益9,100万ドル以上を記録しています。

一方、2022年下半期日本のモバイルゲームのダウンロード数トップは、『ダダサバイバー』(HABBY)となりました。2022年8月にリリースされた本作は、画面いっぱいに出現する多数のゾンビを一掃する爽快感が味わえるモバイルゲーム。日本では2022年下半期に240万ダウンロード以上を記録しました。

収益成長量Top3内にLevel InfiniteのNIKKEとTower of Fantasyがランクイン、日本発の新作メメントモリが4位に

Sensor Towerのデータによると、2022年下半期の収益成長量では、上位3つのモバイルゲームのうち、2つがLevel Infiniteのタイトルとなりました。

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1位の『勝利の女神:NIKKE』(Level Infinite)は、最大の市場である日本に加えて、アメリカや韓国を始めとして世界の市場で受け入れられており、好調に収益を上げています。Sensor Towerのデータによると、2022年下半期の世界収益は1.7億ドルを突破しており、このうちの9,400万ドル以上が日本市場からのものです。同作の日本でのリリースは2022年11月なので、およそ2ヵ月間での数字と考えると速いペースで高収益を達成していることがわかります。

3位の『Tower of Fantasy』(Level Infinite)は2022年8月にリリースされたオープンワールドRPGで、2022年下半期に世界収益1.2億ドル以上を記録しました。最大の市場である日本では、同期間に4,900万ドル以上の収益となり、2位のアメリカの2倍以上の収益を占めました。

4位の『メメントモリ』(Bank of Innovation)は続編やIPベースではない新作で、2022年10月にリリース。韓国、台湾、香港などのアジア市場でも好調で、Sensor Towerのデータによると、2022年下半期の世界収益は6,100万ドル以上に達しました。こうした好調を受けて、パブリッシャーのBank of Innovationの収益の柱に成長しています。

Sensor Towerのデータによると、ダウンロード成長量の1位は『ダダサバイバー』です。パブリッシャー別に2022年下半期の日本のダウンロード成長量を見ると、同作のパブリッシャーであるHABBYは2位となっています。1位は『勝利の女神:NIKKE』と『Tower of Fantasy』のLevel Infiniteですが、HABBYは『ダダサバイバー』1つで同社に迫る結果となっています。

また、『鋼の錬金術師 MOBILE』(SQUARE ENIX)が2位にランクイン。2022年下半期に240万以上のダウンロードを記録しています。3位の『ONE PIECE バウンティラッシュ』(Bandai Namco Entertainment)は、映画が公開されたことも好材料となって、収益・ダウンロード成長量ともにTop3圏内にランクインしました。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!REQUEST DEMOボタンからデモのリクエストが可能です。 : https://sensortower.com/ja/product/store-intelligence

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