【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#9】ダンジョン以外も変化するリアルタイム制ローグライク『ダンジョンに捧ぐ墓標』

2022-04-03 13:00 投稿

いわゆるローグライクとはひと味違う!

スマートフォン・タブレットとコンシューマー機の両方で配信されている作品を比較していく企画の第9回目。

今回取り上げるのは、リアルタイム制ローグライクRPG『ダンジョンに捧ぐ墓標』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像をしていく。

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【価格】
iOS:610円(税込)
Android:600円(税込)
プレイステーション4:2530円(税込)
ニンテンドースイッチ:2530円(税込)
Xbox ONE:2530円(税込)
PC(Steam):980円(税込)

 

【『ダンジョンに捧ぐ墓標』公式HPはこちら』】

『ダンジョンに捧ぐ墓標』とは
・リアルタイム制のローグライク
・ダンジョンだけでなく街や主人公の姿も変化
・拠点から持ち込んだ装備などはロストせず、じわじわ成長可能

スマートフォン版とコンシューマー版の違い
・スマートフォン版はコンシューマー版の約4分の1の価格
・操作はどちらかと言えばコンシューマー版のほうが快適
・コンシューマー版ではカメラの移動ができ、罠や敵を発見しやすい

アクション性もあるローグライクRPG

『ダンジョンに捧ぐ墓標』は、ボクセルで描かれるレトロな雰囲気を持つローグライクRPGだ。

ただし本作はターン制ではなくリアルタイム制を採用しており、ランダムに生成されるダンジョンをアクションゲームの要領で攻略していくことになる。

ゲーム性こそやや異なるものの、マス目上に区切られたダンジョンを上下左右の移動と攻撃、アイテムや魔法を駆使して攻略していくという点はいわゆるローグライクと同様だ。

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▲画面は斜めからの見下ろし視点。

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▲死亡すると墓標にメッセージを残せる。オンラインモードにすればほかのプレイヤーの墓標がダンジョン内に登場する。

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▲遠くから敵やスイッチを攻撃できる矢、壁を壊したり敵に大ダメージを与えたりできる爆弾などのアイテムを駆使して攻略していく。

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▲ダンジョンの奥には巨大&強力なボスも登場し、スリリングな戦いに挑める。

本作が特徴的なのは、変化するのがダンジョンだけではない点。

挑戦をくり返すなかで街が姿を変えることもあれば、ボディと呼ばれるアイテムを入手すれば主人公の外見や初期能力も変化する。

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▲街は外見が変わるだけでなくショップのラインアップも変化するので、より強力な装備を手に入れることもできる。

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▲初期能力を変化させるボディは装備とともに攻略を進めやすくする要素。街によってはボディの購入もできる。

また、ローグライクでは満腹度の概念が登場することも多いが、本作では代わりにブラッドゲージが存在する。

ブラッドは時間の経過とともに減少し、ゲージが尽きると力尽きてしまう。敵がこちらを待たずに動くこともそうだが、このブラッドゲージがリアルタイム制を強めている。

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▲ブラッドゲージが少なくなるとカウントダウンが表示され、完全にゲージがなくなると死亡してしまう。

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▲ただし2階以降は基本的にスタート地点の近くにブラッドを回収できる血だまりがある。パンやおにぎりが出ずに餓死、というようなパターンはない。

ダンジョンで倒れるとレベルが1に戻り、回収したアイテムを失ってしまうのもほかのローグライクと同様だが、ここも本作では微妙に異なっている。

まずアイテムだが、死亡すると探索中に手に入れたアイテムは失うものの、探索前から持っていた装備やアイテムを失うことはない。

また、レベルが1に戻る点は同様だが、レベルアップするたびに獲得できるポイントを使ってスキルの習得が可能。こちらは死亡してもリセットされない。

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▲装備には熟練度の概念が存在し、使えば使うほど性能が伸びる。

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▲スキルは最初に習得するものは自由に選べるが、以降は隣接したものを開放していくことになる。どこから始めるかも迷いどころだ。

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▲ダンジョン内にはパズル性の強い隠しフロアのようなものも存在し、謎を解けばいい装備などが手に入る。そこからさらに潜るか、回収を優先して帰還するかの判断もプレイヤー次第。

ダンジョンに潜って少しずつ資金を集め、装備や魔法、ボディなどを集めて能力を強化し、じわじわ成長を重ねてより深い階層を目指す。

運と判断力が重要な側面もあるが、本作は積み重ねの成長が大きいぶん、ローグライクが得意でない人でも楽しみやすい作品と言える。

制作者のWonderland Kazakiri氏がプレイ上のヒントなどをまとめたシークレットブックを公開しているので、手詰まりになったときにはこちらを見るのもいいだろう(後半はネタバレを含むので注意)。

値段と操作性、カメラワークに違いアリ

『ダンジョンに捧ぐ墓標』のスマートフォン版とコンシューマー版を比べてみると、まず目につくのは値段の違いだ。

スマートフォン版はコンシューマー版から10ヵ月ほど遅れてリリースされたこともあってか、値段は約4分の1とかなりお得になっている。

スマートフォン版独自の要素として画質を向上させるシネマティックモードも追加されたが、こちらは現在コンシューマー版でも選択可能だ。

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▲グラフィック設定を“HIGH”(1枚目)と“CINEMATIC”(2枚目)で比べると、ライティングなどの雰囲気が明確に異なる。

操作性に関してはスマートフォン版も十分問題はないものの、より快適なのはコンシューマー版。

ターン制ではなくリアルタイム制なこともあり、アイテムの使用も含め、各種ボタンを使った操作で行えるコンシューマー版のほうが操作はしやすい(どちらかと言えば、の差ではあるが)。

純粋な操作性に加え、コンシューマー版ではカメラを動かして周辺を見渡すことができるので、罠を事前にチェックしやすいのもポイントだ。

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▲スマートフォン版はダッシュや俯瞰視点に切り換えるバードビューが特定のエリアをタップする方式なので、若干慣れが必要。

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▲コンシューマー版ではカメラの位置や角度の操作が可能。角度を低くした画面は実用性があるか微妙なところだが、臨場感はアップする。

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▲細かいところではあるが、カーソルを合わせるだけでスキルの内容を確認できるのもコンシューマー版のメリット(スマートフォン版は選択しないと効果が表示されない)。

お得に遊ぶならスマホ、腰を据えて遊ぶならコンシューマー

本作をどのデバイスで遊ぶか判断する際にポイントなるのは、やはり値段の差だろう。

スマートフォン版はかなりお得な値段設定になっているので、ボタン操作にこだわりがなければこちらでプレイするのがいいだろう。

逆にコントローラでの操作にこだわりたい場合はコンシューマー版でのプレイがオススメ。

スマートフォン版よりも値段は上がるが、セール期間に買えばそこも気にならないので、各種ストアでのセール情報に目を光らせておくといいだろう。

 

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