【新作】閉ざされたユートピアに潜入!! 誘拐された子どもを追う孤高のアドベンチャー『Beyond a Steel Sky』
2020-07-26 11:00 投稿
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Beyond a Steel Sky
ファンの後押しを受け生まれた待望の続編
田舎町の片隅で釣りを楽しんでいた少年ミロが、湖から突如現れた四足歩行のマシンに連れ去られてしまう。
本記事で紹介する『Beyond a Steel Sky』は、部外者の侵入を固く禁じる完全監視社会“ユニオンシティ”を舞台に、主人公フォスターが誘拐された少年の行方を追うAppleArcadeのアドベンチャーゲームだ。
本作は1994年にリリースされ一部でカルト的人気を得ていたポイントアンドクリックアドベンチャー『Beneath a Steel Sky』の続編。
荒廃した世界に生きる人々との交流を通じて閉鎖された社会の闇を暴いていくストーリーに注目してもらいたい。
ゲームの見どころ
●監視社会の閉鎖的な空気を肌で感じるロールプレイ
●誰もがストーリーを進めていける便利なヒント機能
監視社会の閉鎖的な空気を肌で感じるロールプレイ
砂漠の荒れ地にある村で過ごす最後の日。
その旅立ちを前に友人のマックスとその息子ミロを連れ、主人公のフォスターは3人で近くの湖で釣りを楽しんでいた。
しかし、そこに四足の兵器と武装した集団が現れミロを誘拐。負傷したマックスとその妻にミロの奪還を近いその足跡を追うことになる。
フォスターの視点で描かれる本作はフィールドを自由に探索。ミロと彼を連れ去った集団の情報を集め、交渉をくり返してストーリーを紐解いていくアドベンチャーだ。
相手に向けられる選択肢の変化を参考に、求められるアイテムや会話の幅を広げていこう。
AIの監視下にある侵入不能のユートピア“ユニオンシティ”に入ることが序盤最大の目的。これが簡単なようで予想以上に手がかかる。
市民IDを所持していることはもちろん、もう1つ厄介な条件がフォスターの進行を妨げるのだ。
個性的な住民とAIロボットたち、単なるモブのように見えて重要なキャラクターたちがそこら中にいる。
派手な戦闘はなく淡々としたテンポではあるが、ユニークな会話がとても魅力的なのでじっくり味わってもらいたい。
誰もがストーリーを進めていける便利なヒント機能
キャラクター間の会話と探索が基軸となる本作だが、フィールドが広く見落としてしまうことも多い。
そこで覚えていきたいのがつぎの行動を段階的に教えてくれるヒント機能だ。
つねに最新の行動に関するヒントが表記されており、より詳しいヒントを得るには十数秒待つだけでいい。
誰でもストーリーを追いかけていけるはうれしいポイントだ。
なお、本作は『Broken Sword』というタイトルで開発元のRevolution Softwareがキックスターターを利用して開発を目指していたもの。
それが、ストレッチゴールを達成するまでの出資が得られず1度は頓挫するもファンからの呼びかけに後押しされリリースに至ったという経緯がある。
いちおう本作は単独でも問題なく楽しめるが、このサイバーパンクの世界感と主要人物らの関係性を知るには切っても切り離せない重要な作品だ。
日本語ローカライズされていないのが残念だが興味がある人はぜひプレイしてもらいたい!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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