“スマホ専用”の謳い文句は伊達じゃなかった!新進気鋭の高音質ボイスチャットアプリ『パラレル』レビュー
2020-06-26 18:00 投稿
話題の『パラレル』ってどんなアプリ?
ボイスチャット(VC)が一般的になったこともあり、VCアプリもたくさん登場していますね!
古くからあるものだと『Skype』、『mumble』、『TeamSpeak 3』なんかもありますが、最近では『Discord』がその覇権を握っているようです。どれもそれぞれのよさを持っているVCツールですが、これらはすべてPC版を発祥にしていて、それに伴いPCでの利用をメインに考えられたツールになっています。
そのため、スマホ版の立ち位置は「PCが使えないとき、とりあえずスマホでも話せれば便利だよね」といったニュアンスに落ち着いているものがほとんどです。つまり、“スマホでゲームを遊びながらVCをつなぐ”という環境に最適化されていない状態とも言えます。
そんな中、『パラレル』という“スマホ専用”を謳い文句にしたVCアプリを発見したので、これをレビューしていきます! ざっと調べた限りではスマホ環境に特化しているという評価をなされているようですが、具体的にどういったアプリになっているかを見ていきたいと思います!
詳しく見ていく前に、まずはざっくり『パラレル』の特徴を確認していきましょう!
『パラレル』の10の特徴
・VCをつないでもゲーム音量が下がらない
・通話品質が安定している
・シンプルなUIで誰でも手軽に使いこなせる
・Twitterアカウントでログイン可能
・Twitter連携で友達も誘いやすい
・グループチャット、個人間通話ができる
・テキストチャットができる
・プレイ中のスマホゲームをステータスに表示できる(※)
・スタンプを送る感覚で手軽にフレンドに招待通知を送れる
・グループでYouTube動画の同時視聴ができる
※対応しているゲームのみ
ゲーム音量が下がらない・立体音響・ 個別音量調整・通話落ちない
ストアページによると、『パラレル』の特徴は、高音質であること、VCをつないでもゲーム音量が小さくならないこと、立体音響に対応していること、ユーザーごとに音量調整ができること、そして通話が安定していることだそうです。
今回はここもしっかり検証していきたいと思いますが、まずはアプリ初回起動から順を追って『パラレル』を見ていきましょう!
『パラレル』初回起動時にまず表示されたのは、ログイン画面。Apple IDやTwitter IDをそのまま使ってログインできる仕様になっているようです。とくにTwitter IDを使ったログインシステムは、SNSが一般的になった現代に適したシステムですね!
メールアドレスや個人情報を打ち込んで承認して、といった手間なくすぐに使えるのはGood!! また相互フォロワーに『パラレル』ユーザーがいれば、すぐに『パラレル』内で“友達”として登録されるとのことなので、これも便利!
またサーバーを立ち上げたり細かく設定をする必要がなく、パパッとチャットグループを立ち上げられるのも特徴的だと感じました。一部のVCツールは、自分でサーバーマシン(物理)を用意するかレンタルするかしないと使えないものもありますからね。
『パラレル』でグループを作るには、ただ画面右上にある“+ボタン”をタップして“グループ作成”を選択するのみ! そこにフレンドを招きたければ、そのグループを選択したうえで、グループ招待をすればいいだけと、とにかく手続きなどが簡略化されてて、直感的にスピーディーに操作できるよう設計されていると感じます。
ITに精通していない人でも、スマホを使い慣れてさえいれば、気軽に機能を使いこなせるようになっているようです。なるほど、こういった点も“スマホ専用”と謳われる部分か!
フレンドとの連絡も取りやすい!
『パラレル』に搭載されている機能として、とくに取り上げておきたいのが、フレンドのステータスが表示されるというもの。これは、ただユーザーのオンライン/オフライン表示がなされるだけでなく、その人が起動しているゲームが表示されるという便利機能です。
これはPC版『Discord』にはある機能ですが、スマホ版にはありません。スマホVCアプリでは、おそらく初となる機能なのではないかと思います。
ちなみにこの機能をアクティブにするには若干の設定が必要。ただ、設定の仕方についてはアプリ内で丁寧に手順説明がなされるので、迷わずに設定できそうです。
おしむらくは、現状ステータス表示に対応しているゲームが『PUBG MOBILE』、『荒野行動』の2タイトルのみとなっている点。ただ、この2タイトルさえ押さえられていれば、スマホゲームにおけるVCを求めているユーザーニーズの80%はフォロー出来るでしょう。
また細かい仕様となりますが、特定のユーザーやグループに対して、スタンプを送る感覚で通知を送れるのも『パラレル』独自の機能ですね。コマンド入力でユーザーに通知を送れるVCツールはありますが、ポチポチっと手軽に人を誘える、声がかけられるというのは『パラレル』ならでは。便利!
『PUBG MOBILE』では足音もばっちり聞こえる!
ざっと機能を確認したところで、ここからは実際に使ってみてのレビュー! 弟といっしょに『パラレル』を使いながら『PUBG MOBILE』で遊んでみました。
冒頭で記した通り、『パラレル』にはゲーム音量が下がらない、立体音響に対応、ユーザーごとに音量調整可能、通話が安定している、といった特徴があるそうなので、そこも見ていきましょう。
まず実際にゲームをプレイする前に音声設定からチェック! ゲーム中はVCの設定をいじっている余裕なんかありませんからね、まずは設定をいじるのがゲーマーの基本です。
設定は非常にシンプルで、ユーザー名の右にあるアイコンをタップするとユーザーごとの音量調節をする設定メニューが表示されます。複数人数と通話をする場合、個々のボリュームバランスは重要な要素になるので、個別に設定ができるのはうれしいですね!
今回はふたりでの検証なので音量設定はサクッと切り上げ、実際に『パラレル』を使って『PUBG MOBILE』をプレイしたレビューに移っていきましょう。結論から言うと、ゲーム内VCとは比較にならないほど質のいいVCが出来ました!
ゲーム内VCって、どうしてもノイジーになってしまいますよね? ゲームアプリは、それ単体で音声データのほかにもたくさんのデータを送受信しなければならないので、仕方なくこういった仕様になってしまうのだと思いますが、『パラレル』を通じたVCなら、クリアな音質での会話ができました。
またスマートフォンには、モノラル出力にしか対応していないアプリを起動してしまうと、ステレオ出力に対応しているゲームを同時起動しても出力がモノラルに固定されてしまうという特徴があります。
簡単に言うと、特定のVCアプリを起動した状態で『PUBG MOBILE』や『荒野行動』をプレイすると、足音や銃声の方向がわからなくなってしまうということです。
また一部VCアプリでは、ゲーム音よりもVCの音量を重視する仕様になっているためか、同時起動をするとゲームの音量が著しく、そりゃもうビックリするくらいに小さくなってしまうことがあります。
『パラレル』はこうしたスマホにおけるVCならではの問題を解決してくれています。『パラレル』自身がデフォルトでステレオ対応となっているので、ゲーム音もしっかりステレオ出力されますし、ゲーム音が小さくなることもありませんでした。さすがスマホ専用!
通話相手の声も聞こえるし、ゲーム内で発せられる音もしっかり認識できるので、難なくドン勝!
通話が安定しているという点については、検証時間が短かかったため十分な検証がなされていないと感じる人もいるかもしれませんが、この数日間使った限りでは音声が途切れることはありませんでしたし、通話中に音質が下がるといったこともありませんでした。
ここまで穴がないと、これまで何かあったときに使ってきた必殺の常套句「VCが聞き取れなかった」という言い訳が封じられることになりますね……。さてどうしたものか……。
スマホゲーム仲間とのたまり場に最適!
ゲームとは関係ない機能ですが、みんなでYouTube動画を“みんなで視聴できる機能”も『パラレル』独自の機能なので、ここも注目ポイント。筆者の知る限り、デフォルトでこういった機能を持ったチャットツールはなかったと思います。
YouTubeライブは文字通りライブ、生放送なので、同時視聴の際にみんなで意図的に同期を図ろうとせずとも、見ているシーンは揃います。ですが動画は、みんなで意図的に再生開始のタイミングを合わせたりするなど工夫を凝らさないと見ているシーンがバラバラになり、共感のタイミングもズレてしまいます。
ですが『パラレル』では、同期が取れた状態でみんなで同じ動画を視聴できます。動画を視聴中にシークバーを操作しても、それが全員に反映されます。VCツールとしてはもちろん、コミュニケーションのひとつとして動画をしっかり活用できるんです。これはなかなかに画期的!
以上が『パラレル』の機能紹介と簡単なレビューになります。
手軽に始められてTwitterとの連携で仲間と集まりやすい、気軽に友達を呼び出せるし、友達の現在のステータスも確認できる。なるほど“スマホ専用”という意味がしっかりわかりました。『PUBG MOBILE』、『荒野行動』をプレイしているユーザーなら、一度は使ってみてもらいたいツールですね!
まだまだ開発が進められている段階ということもあり、ステータス表示やYouTube視聴など、ベータ版の機能も多々ある状態ですが、今後のさらなる機能拡充に期待したいところ。
個人的には『モンスターストライク』や『第五人格』、『Call of Duty Mobile』のステータス表示もなされるようになってほしいので、メーカー様そこんとこぜひお願いします!
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