「KH」ファン必見！ゼアノートの過去に迫る『キングダムハーツダークロード』をやってみた【ストーリー&バトル紹介】

マスター・ゼアノートの少年時代が描かれる！ 2002年の1作目発売以来人気を博している「キングダムハーツ（以下、KH）」シリーズ。その最新作となる『キングダム ハーツ ダーク ロード（以下、KHDR）』がアプリで配信開始！ 2019年に発売されたナンバリング最新作『キングダムハーツ3（以下、KH3）』をプレイした人であれば、きっと誰しもが思ったはず。 これまで幾度となく、手を変え品を変え、我々プレイヤーの行く手を阻んできた悪役“ゼアノート”が、「え？ 昔はこんないい子だったなんて！」と。 そして同時に「どうしてこんなに純粋無垢だった子が、あんな闇に染まってしまったの……？」と、バックボーンが気になり始めた方も多かったのではないでしょうか？ そんな皆さんの心のモヤモヤを解決してくれるかもしれない『KHDR』がついに登場となったのです！ 今明かされるゼアノートの過去とは……。 本記事では、肝心の『KHDR』は、どうやって遊べるのか？ どんな内容なのか？ など、『KHDR』のプレイを検討しているファンの皆さんにご紹介したいと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ。 『KHDR』は、『ユニオンクロス』アプリから遊べる！ まず『KHDR』はどうやって遊べるのか？ というところから。 すでに配信されている『キングダム ハーツ ユニオン クロス』というアプリを持っている方なら、新規でアプリをダウンロードをする必要はありません。（アップデートは必要となります。） 持っていない方は、『キングダム ハーツ ユニオン クロス ダーク ロード』（旧『キングダム ハーツ ユニオン クロス』）というアプリを新たにダウンロードします。 『キングダム ハーツ ユニオンクロス ダーク ロード』のアプリを開くと、『ユニオン クロス』版と、『ダーク ロード』版のどちらかを選んで始められるようにアップデートされました。 新作ではありますが、立ち位置的には“新規追加コンテンツ”といったところでしょうか。 ただし、プレイしてみると、“新規追加コンテンツ”という枠には決して当てはまらない壮大なストーリー、新システム、新キャラクターと盛りだくさんの内容！ 『ユニオン クロス』と『ダーク ロード』はまったくの別ゲームとなっているので、「1本のアプリで2度おいしい」という進化を遂げました。すごい！ こんなアプリ初めて……！ 『キングダ ムハーツ ユニオン クロス』をプレイしていた方は、アップデートを。未プレイの方は、新規ダウンロードをしてゲームを始めましょう！ 本作の主人公はこれまでのシリーズの諸悪の根源である“ゼアノート” “ゼアノート”といえば、いかにも悪役といった風貌のとても強いおじいちゃん（筆者の個人的見解）というイメージなのですが、本作では彼が闇に染まる前の少年時代が描かれます。 ▲ミステリアスで魅力的な容姿です！ 『KH3』では“エラクゥス”とふたりでボードゲームに勤しんでいる様子が垣間見られたのですが、本作ではこのふたりが、実際にどんな道を歩んできたのかを見ることができます。 冒頭部分を少しだけ、ご紹介したいと思います！ 『KHDR』のストーリーは序盤からテンションがあがりっぱなし！ まずゲームをスタートさせると、ゼアノート少年が登場。 浜辺で夢を見ながら、お昼寝をしているようです。かわいい。夢の内容は『ユニオン クロス』で展開されたストーリーでした。 さてこの場所、皆さんならすぐ気づかれると思いますが、ソラ、リク、カイリが遊んでいた島……デスティニーアイランドに似ていると思いませんか？ ということは、ゼアノートはソラたちと同じ世界の住人なのか？ だとすると、それは何を意味するのか……？ ▲空、海、と何かを匂わせるようなセリフも？ そして、そんなゼアノートのもとに忍び寄るは怪しげなフードの男。 ▲「KH」では、フードは“闇”を象徴するコスチュームであることが多いので、この男が闇への“鍵”を握っていそう。 フードの男は、“外の世界”へ焦がれるゼアノートを“外の世界”へ誘います。やはりそうきたか、という感じです。 そしてつぎの場面で登場するのは、“スカラ・アド・カエルム”！ ここはソラがゼアノートと最終決戦を行なった場所でもあり、ゼアノートやエラクゥスが青春時代を過ごした場所でもあります。 たしかに、少年時代をめぐるストーリーが展開されるので、“スカラ・アド・カエルム”が出てくることはわかっていましたが！ まさか平和なときに訪れることができるなんて！ 筆者は感動しきりです（笑）。 そこでは、若き日のエラクゥスも登場し、ゼアノートとの穏やかな会話がくり広げられます。 エラクゥスは、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』などに登場していますが、そこでは厳格なキーブレードマスターとして登場したので、本作ではちょっとやんちゃな様子が見られて新鮮です。 さらにゼアノートの級友や、ゼアノートにキーブレードについて教えるマスターといった、これまで語られたことのない、新しいキャラクターたちがどんどん出てきます。 あんなに強かったゼアノートですが、かつては学ぶ立場にいたということがわかる場面ですね。 物語は、“スカラ・アド・カエルム”で学ぶ上級生の生徒が行方不明になったというところから始まります。 下級生のゼアノートたちは行方不明となった生徒らを探しに禁忌の“外の世界”に特別に旅立つことを許され、彼らの冒険が始まっていくのです。 “外の世界”にはもちろん、シリーズではおなじみのディズニーの世界が待っています！ 最初に訪れるのは『アラジン』や『不思議の国のアリス』の世界。おなじみの敵“ハートレス”などが登場します。 筆者が興味深かったのは、ゼアノートたちが"鎧"をまとっているということ。 鎧をまとう表現がされていたのは、ヴェントゥス、アクア、テラの登場した『バース バイ スリープ』の世界。 考えてみればエラクゥスの弟子たちの彼らですので、師匠であるエラクゥスたちが同じ鎧をまとっているのは不思議ではありませんが、新鮮な気持ちです。 ひとつひとつのエピソードが「KH」ファンとしては、テンションが上がってしまうこと間違いなし！ 『KHDR』のバトルは基本フリック（orタップ）だけ！ ストーリーについてこれ以上書いていると朝になってしまいそうなので（笑）つぎにゲームシステムについてもご紹介したいと思います。 クエストにはふたつのパターンがあり、ステージをクリアーしていくものと、ある条件をクリアーしていくものがあります。 右上に“クエスト”と書かれているものは、用意されたステージ内で、登場する敵を最後まで倒すことでクリアー可能。 ▲クエストをクリアーするとつぎのステージに進めます。用意されたステージの敵をすべて倒せばクリアーです。 もうひとつの“メインミッション”は、負けるまでいつまでも戦い続けることができる“フリーバトル”に挑戦し、条件をこなしていくことになります。 ▲メインミッションは、提示された条件を“フリーバトル”で自由にバトルしクリアーしていきます。 どちらも『ユニオン クロス』のように、フィールドを歩き回ったりするものではなく、敵とのバトルのみで進んでいきます。 クエストを進めていくことで、時折ストーリーが挟まれるのでどんどんクエストをこなしていきましょう！ ちなみにストーリー進行中にパーティーメンバーを選ぶことになるのですが、ホーム画面でいつでも変更可能なので、好きなキャラクターを選んでいっしょに戦いましょう。 ▲ゼアノート、エラクゥスは固定。残りのひとりはお好みで。ゼアノート以外は自動で戦ってくれます。 つづいてはバトルシステムについて。 配信前に公開されていたゲーム画面では、バトル画面にいくつかのカードが並べられているものを見ることができました。 個人的にカード型のバトルというのは、難しいのではないか？ と思っていたのですが、実際にやってみたらかなりシンプル！ 覚えるべきルールはおおまかに分けてふたつあります。 ① 1ターンにつき、カードを3枚フリックまたはタップで選ぶ ② 選ぶカードは、同じ色だと効果が高い 本作のバトルは、場にある5枚のカードから3枚を選ぶことで攻撃することができます。 とにかくカードを選ぶだけのシンプルな仕組みの代わりに、スピード感が求められるのが、本作のバトルシステム。 “カードを3枚出す”というのをとりあえずは1ターンとして考えるのですが、バトルの時間はリアルタイムで流れており、ターン数では計測されていません。 カードを出すスピードが早ければ早いほど、たくさん攻撃を放つことができるシステムです。 ▲カードを素早く選ぶためには、フリックよりタップのほうが個人的にはおすすめ。オプションから“カード選択タイプ”を変更しておきましょう！ さらに、同じ色のカードを3枚出すことで威力を上げることができます。 そのため、素早くたくさんの戦闘をこなしていくためには、カードの認識力も求められます。 カードを出す際に心がけるべきことは、以下の3つ。 ・3枚同じ色がある場合はなるべく早く認識して出すこと ・残ったカードはつぎのターンにも持ち越されるので、それを見越したカード選びをすること ・カードを出す順番を考えること ・3枚同じ色がある場合はなるべく早く認識して出すこと くり返しになりますが、同じ色のカードを出すことで、効果が上がっていきます。 なので、場に3枚以上同じカードがあれば、“優先して選んで出す”がバトルの基本となります。 ▲下の場からカードを選んで出していきます。同じ色のカードが揃うと威力アップ！ ・残ったカードはつぎのターンにも持ち越されるので、それを見越したカード選びをすること たとえば、青・青・赤・緑・緑のカードが場にあるとすると、どのカードも同色で3枚だすことは不可能なので、諦めて2枚出しすることになります。 ▲3枚同じカードが出せない！というときは諦めて、違う色との組み合わせで出しましょう。 このときに、青・青・緑ではなく、青・青・赤の組み合わせで出し、緑を2枚残すことで、つぎのターンでは、緑が3枚揃う確率が高くなります。 ▲同色2枚を手持ちに残しておけば、つぎのターンで3枚揃う確率アップ！ 単純ではありますが、これに加えスピード感が求められるため、バトルが長引いてくると瞬時に判断するのがどんどん難しくなります。 しかし色合わせが楽しいので、きっとハマること間違いないし。 ・カードを出す順番を考えること 先ほど紹介したように、同色2枚出しをする場面は多々出てくるのですが、そのときに効果が上がる出しかたと効果が上がらない出しかたがあります。 たとえば、 青・青・赤はOK。 青・赤・青もOK。 赤・青・青はNGとなります。 効果アップは、最初に出した色のカードにかかります。 ですので、カードの効果を最大限引き出すカードの出しかたも心がけましょう。 ▲同じ色があるカードを先に出すと、2枚出しでも効果は上がります。 ▲出しかたを間違えると、同じカードが2枚あっても効果は上がりません。 また、カードの中にはケアルやファイアといった“アビリティ”を持っているものもあります。 それらのアビリティを持ったカードを最初に出すことで、アビリティを発動させることができます。 ▲回復魔法ケアルをもったミニーマウスのカードが場に登場しました。 ▲ケアルを発動させるためにはミニーちゃんを最初に出しましょう。その後は同色の青のカードを出せばケアルの効果アップ。 ▲ケアルが無事かかりました。ほかのアビリティでもやりかたは同じです。 このように、シンプルでありながら、じつは奥深さも併せ持った、本作のバトルシステム。 長々書いてしまいましたが、それらをかなりの精度でこなしてくれるオートモードが用意されていますので、難しいことを考えるのが苦手という方はこちらを活用するのをおすすめします。 放置をしつつストーリーを楽しもう！ さまざまなカードを集めたり、レベルを上げたり、ミッションをこなしたりと要素は用意されていますが、ゲームシステム自体はとってもシンプル。 とくに回復アビリティを持ったカードを手に入れられると、オートモード+放置でもかなりさくさく進められる印象です。 『ユニオンクロス』と、同時進行はたいへんなのかな？と思っていたのですが、この仕様なら手軽に進めることができそうなのがうれしいポイントです。 そして、なにより！ ゼアノートやエラクゥスたちの過去になにがあったのか、とにかく気になります。 同じ志を持っていたはずのゼアノートとエラクゥスは、どうやって道を違えてしまったのか。 そのヒントが、答えが、この作品には秘められているはず。 ぜひ『KHDR』をプレイして、真実をあなたの目で確かめてみてくださいね！ なお6月現在、実装されているクエストはNo.20まで。ストーリーはクエストNo.7、10、14、20で発生します。 一日中遊べば、2〜3日ですべて見終えるボリュームといったところでしょうか。 今後は、定期的にシナリオやクエストが追加されていくと思いますので、いつ追加ステージが来てもいいようにクエストはすべてクリアーしておきたいところです！ ▼こちらもどうぞ

対応機種	iOS／Android
価格	無料（アプリ内課金あり）

ジャンル	RPG
メーカー	スクウェア・エニックス
公式サイト	https://www.jp.square-enix.com/kingdom/xehanort/
公式Twitter	https://twitter.com/KHDR_PR
配信日	配信終了
コピーライト	© Disney. Developed by SQUARE ENIX