『クトゥルフと夢の階段TRPG』“道場”に有り金をブチ込むべき!? 集落発見イベントの活用法【プレイ日記第5回】

ファミ通Appの『クトゥルフと夢の階段TRPG』担当チームが、攻略に役立つ情報やプレイ状況などを日記形式でお届けする本コラム。第5回の担当は、ライターのレットイット山本だ。 ⇒『クトゥルフと夢の階段TRPG』プレイ日記まとめ 狂気のサタもカネ次第!? どうもご無沙汰しております！ 第3回では“本作のBGMのせいでSAN値ピンチ”的なことを書いておきながら、早くも「ひょっとしてこのゲーム、約9割はネタイベントで構成されているのでは？」という気がしてきたレットイット山本です。 今回はそんなイベントシーンのなかでも、遭遇したプレイヤーにとってほぼ得しかないことで有名な（？）“集落発見イベント”について取り上げたいと思います。 第3回で紹介したオススメカードの収集や、前回重要だと話にあった行動力（ENE）の強化にも活用できることがあるので、ぜひ最後までお付き合ください！ 得しかない!? “集落発見イベント”を大解剖 “集落発見イベント”とは、その名の通り“あなたは集落を発見した。”というテキストで表現されるイベントシーンのこと。 ちなみに、ゲームの性質として明確なイベント名が決められているわけではなく、あくまで自分が便宜上そう呼んでいるだけなのでご了承くださいませ。 ▲あのおどろおどろしい階段を下った先で、まさかこんな集落が形成されているとは……。 自分の経験上、このイベントではほぼ間違いなく選択肢が4つ出現するようです。 まずは上段の左右にある、“集落を出る”と“宿屋”。このふたつは毎回必ず出現し、イベント終了を意味する“集落を出る”はともかく、“宿屋”はHPの回復手段として非常に有用です。 ▲ただし、金はガッツリ取られる。“高級な部屋”は値が張る代わりにHPが全回復しますが、“普通の部屋”はお安いだけに総HPの3割しか回復しません。 ▲こんな場所で寝れるだけでもありがたいとはいえ、“普通の部屋”はとても“ふつう”とは思えない惨状。ベッドもひん曲がってます……。 そしてこのイベントで注目したいのが、下段の左右に現れる選択肢です！ こちらには複数の選択肢からランダムで2種が出現するようで、内訳は“武器屋”、“防具屋”、“道場”、“酒場”の4種類である模様。 とくに“武器屋”、“防具屋”、“道場”は、どれもプレイヤー強化などに役立つ選択肢となっているので順番に紹介していきましょう。 ▲どこも等しく不気味な雰囲気しかない集落に見えて、ひとつとして同じものはない。このときは、“道場”と“防具屋”が登場した。 “武器屋”＆“防具屋”でデッキを強化！ “武器屋”と“防具屋”では、戦闘時に頼りになる武器・防具カードを購入することができます。 武器カードとは、おもに筋力や敏捷性を参照して倍率がかかり、ダメージ量が上がる性質を持った攻撃カードのこと。 ▲序盤から高ダメージを叩き出せるうえ、プレイヤーの成長に応じて火力が上がっていくのも魅力。ただし、金はガッツリ取られる。 対して防具カードとは、おもに筋力や敏捷性を参照して倍率がかかり、ブロック値が上がる性質を持った防御カード。 また、なかには“ドローした時点で数値分のブロックを得る”という、ENE効率的に非常にお得な効果を備えているものも存在しています。 ▲単純にブロック値が高く、“＜鎧＞”と表記されたものなどはENE消費もなしというステキ性能。ただし、金は（以下略）。 ちなみに“武器屋”、“防具屋”では所持している武器・防具カードをアップグレード（＋1）し、性能を強化することも可能。 強化した武器はゲームオーバー後のリスタート時に+10までの効果が引き継がれるので、復活時に1枚選べるカードで強化した武器を選択し、さらに強化を重ねてみるのも一興です。 “道場”で強力なカードや行動力アップを引き当てよう！ 続いて紹介する“道場”は、序盤の戦力強化における要（かなめ）と言っても過言ではないほど重要な選択肢です。 驚くべきことに、この場所では（金さえあれば）何度でもカードの獲得 or ステータス強化が可能！ ▲対価を支払えばいくらでも技術を伝授してくれる聖人こと、“戦闘の達人”さん。 ▲彼の言葉通り、出現するカードの種類は毎回ランダム。プレイヤーは現れた3枚のうちから1枚を選択し、獲得できます。 これまで本プレイ日記では、“おすすめの攻撃カードはコレ！”だの、“行動力が重要！”だのと散々申し上げてきましたが「そんなもん、手に入るか（上がるか）どうかは運次第じゃん！」と感じた方も多いことでしょう。 そんな皆さまに向けたひとつの解決策となり得るのが、“道場”に有り金をブチ込む金満プレイというワケなのです！ ▲なお“道場”は、1回利用するごとに少しずつ利用料が上昇。いくら親切な“戦闘の達人”さんとはいえ、やはり彼も人の子か。 序盤は詐欺師に引っかかったり、やむを得ず“宿屋”の宿賃に充てることになったりと、なかなかお金を貯めづらい本作ですが……。 “道場”では強力なカードや行動力アップが引けることもあるので、“武器屋”や“防具屋”を利用できるほどの所持金がなくとも挑戦してみる価値はアリ！ ときには手堅い選択肢を捨て、運に身を任せてみるというのも本作の楽しみかたのひとつだと思います。 ▲今回紹介しきれなかった“酒場”は、スキルを忘れることができたり、プレイヤー側が不利な丁半博打に挑めたり、理解不能な供述をする店主と話せたりと、ややクセの強い場所。とくに“スキルを忘れる”は、かなり重要な要素だったりします。こちらについては、また別の機会に……！