全世界約500ヵ所で初開催『Ingress』ファーストサタデーバーチャル体験リポート

2020-05-05 15:00 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

ビデオチャットで世界をつなぐAG体験

Nianticが開発運営する位置情報ゲーム『Ingress』には全世界を舞台にした大規模バトル“XMアノマリー”やスタンプラリー感覚で楽しめる“ミッションディ”など、たくさんのイベントが存在する。

しかし、2020年はじめから続く新型コロナウイルス問題で、リアルイベントは軒並み中止。屋外を歩き回る『Ingress』は代替になるイベント開催が困難な状況に立たされている。

そんな中告知されたのが、毎月第一週の土曜日に開催されてきたファーストサタデーをバーチャルで、つまり自宅から参加できる特殊形態で行うというアナウンスだ。

突然告知されたバーチャルファーストサタデー(以下、VFS)と何だったのか。

本記事ではその様子をフリーライターの深津庵がリポート。開発陣も加わり行われた質疑応答の中で語られた内容を紹介していく。

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陣営の垣根を超えたオンライン飲み会的イン活体験

2020年5月2日土曜日、国内では北海道札幌市、青森県おいらせ町、宮城県石巻市、秋田県秋田市、茨城県牛久市、埼玉県飯能市と杉戸町、東京都青梅市、長野県上田市、愛知県名古屋市、三重県伊賀市、京都府南丹市、大阪府大阪市と吹田市、兵庫県神戸市、愛媛県西条市、長崎県雲仙市、熊本県熊本市、沖縄県那覇市の全19エリアで今回のVFSが開催された。

■公式Twitterによる告知

簡単に言えば参加するグループ(エリア)はどこでもOK

手持ちのポータルキーを使って計測時間内にリチャージを行い、グループ全体のリチャージ数が既定値を超えていれば“ファーストサタデー”の実績メダルにカウントされるというシンプルなイベント。

それを各グループごとにビデオチャットアプリ”ZOOM”でルームを作り、ビデオチャットをしながらやろうじゃないかというわけだ。

■Fev Gamesによる告知

今回、19ある開催エリアから那覇を選んだ理由は、コロナ禍の影響で2月29日に取材予定だった“ヘキサスロン”というイベントが中止

何かしらのカタチで沖縄に関わりたい、そんな想いから那覇のコミュニティに参加することを決めた。

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開催エリアによって多少異なる部分があると思うが、那覇のスケジュールは下記の通り。

・13時00分から13時45分:イベント前の実績を登録
・13時45分から14時00分:開会式
・14時00分から16時00分:計測時間
・16時00分から16時15分:イベント後の実績を登録
・16時30分から17時00分:バーチャル集合写真

リモートとはいってもしっかりとした段取り。

このグループの司会進行的な役割りをよしもと沖縄の芸人でありAGでもあるプレイングサポーターさんが担当。初っ端から飲酒プレイというスタイルだが、これが許されるのもビデオチャットの醍醐味だ。

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今回のリチャージは手持ちのポータルキーが大前提。所持数が少ないAGには少々ハードルの高い内容だが、参加するエリアの総リチャージ数が達成条件になっている。

みんなで協力してそれを達成する点でいえば、FSに通ずるチームワークを感じられる内容だ。

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筆者は2014年12月13日のXMアノマリー“ダルサナ”から現在にいたるまで、訪れた地域のポータルキー約600個を厳選して保管。

“思い出ポータルキー”としてコレクションすることが生きがい。

その中からリチャージできるものを引っ張り出し、今回参加した沖縄はもちろん、札幌や石巻、印西や浜松、大阪や香川など、これまで訪れた地域を思い返しながら計測の2時間を満喫した。

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また、暗号を解読してゲーム内アイテムをゲットするといったチャレンジも開催。

スケジュールだけ見ると長丁場のイベントだが、食事やトイレなど何をするかは各自の自由。途中、『あつまれ どうぶつの森』の話題で盛り上がるいっぽうで、筆者が同時にプレイしているゲームの数を説明して若干引かれた気がするが……まぁ、それもよし!!

ふだん現場ではゆっくり話す時間もないので、こうした場に参加できてとてもよかった。

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ちなみに、那覇のZOOMチャンネルに参加したのはレジスタンス28名、エンライテンド27名の合計55名。個々のチャージ量を集計したランクによれば筆者は32位という結果だ。

イジリにくい順位で申し訳ないが、少しでも貢献できていたのであればうれしい!!

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XMアノマリーはどうなる? 今後のリアルイベント

当日はNianticのスタッフたちが各地域のZOOMチャンネルを訪問

筆者が参加した那覇ではプロデューサーのブライアン・ローズ氏、アジア統括本部長である川島優志氏、イベント運営と企画に携わる成沢千明氏、ユーザーエクスペリエンスデザイナーの石塚尚之氏、マーケティングマネージャーの山崎富美氏など、多くのスタッフが訪れ交流の時間を儲けてくれた。

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この中でブライアンへ質疑応答の時間があり、今後のXMアノマリーについて質問が投げられた。

詳しいことはオフレコとさせてもらうが、XMアノマリー自体は今後も続いていくこと。さらにもっとカジュアルに開催できるものを想定し、さまざまな議論が社内で交わされていることをブライアンは明かした。

この点に関しては筆者が別途実施した、“エアアノマリー神戸”の対談記事でも川島氏が触れているので、気になるひとはそちらもチェックしてもらいたい。

■対象記事

今回、国内19のエリアで開催されたVFSには特例処置のイベントではなく、継続して開催できるようフィードバックを進めているとのこと。

これがVFSに限定せず、新たな陣営間バトル、高難度な謎解きという印象が強い現在水面下で進行中の“テッセレーション”のようなものをビデオチャットを通じて幅広く展開することができるなら、それもおもしろいだろう。

それでは最後に、2020年5月3日19時半現在、ハッシュタグ“IngressFSatHome”で確認できる国内各地域の集合写真ツイートをズラッと紹介だ。

■北海道札幌市

■宮城県石巻市

■秋田県秋田市

■茨城県牛久市

■埼玉県杉戸町

■埼玉県飯能市

■東京都青梅市

■長野県上田市

■愛知県名古屋市

■三重県伊賀市

■京都府南丹市

■大阪府大阪市

■兵庫県神戸市

■愛媛県西条市

■長崎県雲仙市

■熊本県熊本市

■沖縄県那覇市

いくつかの地域を確認できず、またツイートから正確な地域が判別しにくいものもある。

もしも漏れや表記ミスがあれば筆者にDMでご連絡いただければ随時反映しますのでよろしくお願いします。

参加されたAGのみなさんお疲れ様でした!!

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P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress Prime(イングレス プライム)

対応機種iOS/Android
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