外出自粛中は家で『ネトフリ』、『アマプラ』、『Hulu』を楽しもう!各サービスのおすすめオリジナル作品を紹介
2020-04-13 20:00 投稿
個人的おすすめオリジナル作品はコレ!
昨今の情勢もあり、誰しもがいつも以上に自宅にいる時間が長くなっている。
そんなときに活躍するのが、年々サービスを拡大し続けている各種動画配信サービスだ。各サイトでは配給された作品のほか、オリジナル作品も多数用意されており「ここで無限に時間が潰せるのではないか」とも思えるほど、ラインアップは充実している。
しかし、こうしたサービスを使い慣れていないと「何を見ればいいの?」、「何がオススメなの?」と迷ってしまうこともあるだろう。
そこで、ここでは筆者が個人的にオススメしたい、動画配信サイトのオリジナル作品をいくつか紹介していく。基本的には個人的な趣味を全面に押し出した作品紹介になっているが、どれも一度は他者に紹介をして「おもしろかった!」という感想を得た作品たちを集めているぞ。
Netflix
アメリカに籍を置くビデオ・オン・デマンドサービス提供会社。早くからオリジナル作品の制作・提供に着手しており、そのほとんどは海外製となるが、近年では日本国内向けオリジナル作品も登場してきている。昨年話題になった『全裸監督』もそのひとつ。
ラインアップにはファミリー向け作品も見受けられるが、オリジナル作品の傾向としては大人向けの作品が多め。
【料金プラン】
プラン | 内容 |
---|---|
ベーシック (800円/月) | 画質はSD画質。複数端末での同時視聴にも対応していないため、とりあえず見られればという人にはこのプランがオススメ。 |
スタンダード (1200円/月) | フルHD画質(1080p)に対応しており、大きめのモニターでも高画質な映像コンテンツが楽しめる。最大2端末からの同時視聴も可能。 |
プレミアム (1800円/月) | ウルトラHD画質(2160p)にも対応しているので、大画面テレビでも美麗な映像が楽しめる。また最大4端末から同時視聴できるので、家族単位で楽しむことも可能に。 |
『アンブレイカブル・キミー・シュミット』
幼いころにカルト教団に拉致され、15年間地下シェルターに閉じ込められていた女性“キミー・シュミット”が、解放後にニューヨークでの新生活を送るコメディドラマ。
キミーは地下シェルター生活が長すぎて現代社会の常識を持っておらず、それを理由にさまざまな困難に遭遇する。それでも明るく前向きに生きていくキミーに胸を打たれるようなシーンも描かれるが、基本はコメディ。ゲラゲラ笑えるネタではなく、クスッと笑えるネタが多いので、肩の力を抜いて視聴できるドラマシリーズと言える。
元気をもらいたいときにオススメ!
⇒『アンブレイカブル・キミー・シュミット』作品ページはこちら!
© 1997-2020 Netflix, Inc.
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』
ネットフリックスでもっとも視聴されたオリジナル作品である本作は、アメリカの女囚刑務所を舞台に、ドロドロとした人間関係、人種差別問題、ハラスメント、社会問題などが描かれるヒューマンドラマ。
ストーリーは、主人公のパイパー・チャップマンが10年前に犯した罪が突如として発覚し、入獄するところからスタート。入獄当初こそ真面目に社会復帰を目指すも、刑務所という特殊な環境下で得るさまざまな経験から、そこに染まっていく様子が描かれていく。
重い話が多いのだが、特殊な空間で生まれる特殊な人間関係や、そこで暮らす彼女らが生み出すトラブル、ドラマは人の関心を惹きつけ、目が離せなくなるほど濃厚。1話観たらたら虜になること間違いなし!
© 1997-2020 Netflix, Inc.
『BoJack Horseman』
子どもには絶対見せられない系アメリカンコメディアニメ。くり広げられるジョークは、シモネタも皮肉の効いたブラックジョークもある、というかかなり多いため、見る人をとことん選ぶ作品だ。
その世界観は、人間と人間っぽい動物とが共存する独特なもので、そこでくり広げられるジョークもまた、独特なテンポを持っている。そのため、この世界観に慣れるまでにはちょっと時間がかかるかも!?
ただ、なぜか延々と見続けてしまう中毒性があるようで、世界中で中毒者が続出している模様。この紹介文を読んでも「あー、じゃあ見ない」とならない人なら、見る価値あり!
© 1997-2020 Netflix, Inc.
Amazon Prime Video(アマプラ)
ユーザー層が幅広いためか、ほかのビデオ・オン・デマンドと比較すると、ファミリー向けに作られたオリジナルコンテンツも目に留まる。会員ならば追加料金なく視聴できるコンテンツも多いが、購入、またはレンタルという形式で提供されるものも多い。
また、時期によってラインアップの入れ換えが行われるのも本サービスの特徴。「ちょっと前までは見られたのに」ということも多いので、見たい作品があったら、見られるうちに見ておくのが吉。
【料金プラン】
プラン | 内容 |
---|---|
月額契約 (500円/月) | サービス内容に差はない。正確にはAmazon Prime Video会員ではなく、Amazon Prime会員となるためのプランになるため、ビデオ・オン・デマンドサービスのほかにもさまざまな特典が得られる内容になっている。 購入、またはレンタルして視聴するコンテンツも多い。 |
年間契約 (4900円/年) |
『The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~』
物語の舞台となるのは、特別な力を持ったスーパーヒーローが実在している世界。
そんな世界を舞台にしたドラマの主人公は、スーパーヒーローではなく、なんと何の能力も持たないただの会計士。それも、過去にスーパーヒーローの手によって倒されたとされるヴィラン(大悪党)テラーがまだ生きているという妄想にとりつかれた会計士だ。
そんな会計士の前に現れたのは、真っ青なダニをイメージしたコスチュームに全身を包んだヒーロー“ティック”。
基本的には、ふたりが悪に立ち向かう様が描かれるのだが、コメディ色が強く、肩の力を抜いて楽しく視聴できる。ファミリー層にもオススメできる作品。
© 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates
『HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル』
一時期頻繁にCMが流れていたため、もはや見たことがある人のほうが多いかもしれないが、これは外せない。ダウンタウンの松本人志が送るお笑いドキュメンタリーだ。
その内容は、芸人10人がとある一室に8時間閉じ込められ、そこで“笑ったらアウト”というルールのもと、笑いの対決をくり広げるというもの。参加する芸人たちは、全員自腹で参加費100万円を持ち寄り、優勝者はそれを総取りできるというシステムもあってか、芸人たちの本気の笑わせ合いが楽しめる。
シーズンによって評価はまちまちだが、メジャーな芸人たちがなりふり構わず本気で1000万円を狙って、本気のボケ、ネタ、ジョークを放ってくる様は圧巻! 笑いに飢えている人はぜひ!
©2016 YD Creation
『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』
若きオーボエ奏者であるヘイリーと、天才指揮者ロドリゴを中心に、ニューヨーク交響楽団、そしてオーケストラメンバーの裏側を描いた作品。
作中では、若き音楽家の苦悩や楽団が抱える問題やアクシデントなどが描かれていくのだが……興味深い点は、本作の原作者が実際にニューヨークフィルハーモニックと呼ばれる楽団に所属していた経歴があり、本作も彼女自身の経験から執筆されたという点。
音楽業界を知らないため、見ていて「リアルだなぁ」と思うことはないが、それでもストーリーにリアリティを感じるのはそういった背景があるからだろう。作中には本物のクラシック界のアーティストなども登場するので、音楽に関心のある人には強くオススメしたい1作。
⇒『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』(シーズン1)作品ページはこちら!(字幕版)
© 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates
Hulu
もともとは海外企業で、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルの傘下に入るブランドだが、日本国内向けのサービス展開は日本テレビ放送網(日テレ)関連企業が行っており、そのため近年の配信作品は日テレ系コンテンツが大半を占めている。
オリジナル作品にも、日テレで放映されていたドラマ作品のスピンオフなどを筆頭に、日本のドラマ色が強い作品が並んでいるので、海外ドラマを苦手とする人には手を出しやすいサービス。
【料金プラン】
プラン | 内容 |
---|---|
月額会員 (1026円/月) | 課金要素はこれ1種のみ。サービス内にある“Huluプレミア”というものは、あくまでもひとつのコンテンツジャンルのような扱いになるため、ここでも追加料金は発生しない。 |
『架空OL日記』
バカリズムが一般的(?)なOLに扮し、その日常の様子を描いたコメディ作品。原作となるのは、バカリズムがOLになりきって綴っていたブログ“架空升野日記”で、2020年2月にはその人気を受けて映画化も果たしている。
内容は、OLの日常の1コマを描いたものになっており(一般的な本物のOLが、これを見て共感を覚えられるのかは不明だが)、おそらくだが男女で楽しみかたがわかれる作品と思われる。
男性目線では、バカリズムがまじめにOLになりきり、ナチュラルに「私たち女性は」という主語を使っているところと、「OLの日常としてありそう」といった想像の共感がおもしろいのだが、きっと女性目線からは、あるあるネタとして笑える部分もあるかもしれない!?
2017年にテレビドラマとして放送されていたものと同じコンテンツとなるが、Huluオリジナルとして配信されている。
©2017 「架空OL日記」製作委員会
『ミス・シャーロック』
かの有名な名探偵シャーロック・ホームズと、その助手ジョン・ワトソンが、もし現代の東京にいて、それも女性だったら……? というif設定で描かれる推理ドラマ。
舞台が日本で、キャストも日本人なので「シャーロック・ホームズというキャラクターを知っているが、関連作品は見たことがない」という人にとっては、とっつきやすい作品だ。また、シャーロック・ホームズを知り、関連作品を見たことがある人にとっては「なるほど、そういう設定で進むのか」と原作と照らし合わせながら楽しめる作品になっている。
事件や推理のおもしろさ、ホームズとワトソンの関係性のおもしろさに触れてみたいという人にオススメしたいが、事件や検死のシーンではグロテスクな描写もあるので、そういったものが苦手な人は注意。
©2018 HJ HOLDINGS, INC & HBO PACIFIC PARTNERS, V.O.F
『フジコ』
2011年に文庫化された真梨幸子著のミステリー小説『殺人鬼フジコの衝動』を原作にした映像作品。
そんな本作のストーリーは連続殺人犯フジコの生涯、そしてフジコの幼少期に家族が猟奇的事件“中津区一家惨殺事件”を軸に「事件の真犯人は誰なのか?」、そして「なぜフジコは連続殺人犯となったのか?」といった面が描かれていく。
作品は1話約60分で全6話と、ドラマというジャンルで見れば短い作りとなっているが、その内容の濃さは一般的なテレビドラマとは一線を画すほど。そうしたハードルの低さもあってか、のめり込んで一気に全話見る人も多いようだ。ただ、残虐なシーンも多く、見るだけで大きく消耗してしまうこともあるかと思われるので、1話ずつじっくり見ることをオススメしたい。
なお、そうした残虐な描写が散見されるため、本作はR-18指定作品となっている。Huluオリジナルというくくりだが、J:COMオンデマンドでも視聴可能なので、気になる人はぜひ!
© HJホールディングス/共同テレビジョン
<文:ヒゲメガネ長谷部>
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