新モード続々解禁!!『ポケモンGO』相棒との絆を深めながら成長する3つの要素

2019-12-17 23:00 投稿

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ポケモンGO

相棒の存在を身近に感じる新たな冒険へ

ナイアンティックと株式会社ポケモンによって共同開発された位置情報ゲームアプリ『ポケモンGO』のリリースから3年。AR技術を使ったさまざまな機能の拡大により、ポケモンたちとの触れ合いにも大きな変化が生まれている。

そうして迎えた2019年12月、ナイアンティックは新たに“相棒と冒険モード”と“集合写真モード”、ふたつの機能を実装することを発表。12月16日、それに先駆け一部メディア向けにデモ版が披露された。

本記事ではふたつの新機能と開発陣の想いをフリーライターの深津庵がお届けする。

※本ページの情報には開発中のものが含まれます。実装時の内容とは異なる場合があります。

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▲シニアUXデザイナー石塚尚之氏(左)とポケモンGO&Tokyo Studioグローバルマーケティングリード須賀健人氏(右)。

新機能その1:相棒と冒険モード

当日、シニアUXデザイナー石塚尚之氏が最初に明かした”相棒と冒険モード”は、相棒に選んだポケモンといっしょに歩き、バトルや触れ合いを通じてこれまでにない絆を紡いでいくもの。

まずは、石塚氏が提示する具体的な3つのポイントを紹介。各ポイントのコンセプトを順にまとめていく。

【相棒と冒険でできること】
1.ポケモンといっしょに冒険ができる
2.ポケモンとの絆が深まる
3.絆が深まったポケモンが冒険やバトルを助けてくれる

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▲『ポケモンGO』やTokyo Studio グローバル マーケティングリードを務める須賀健人氏は、今回の新機能が『ポケモンGO』というだけでなく、ナイアンティックとして大きな意味のある機能だと想いを明かす。

●ポケモンといっしょに冒険ができる

ナイアンティックには“Adventure on foot with others”というミッションがあり、これまで『Ingress』や『ポケモンGO』、そして『ハリポタ:魔法同盟』を通じて、多くのプレイヤーが世界を旅してたくさんの発見をしてきただろう。

石塚氏はこれが各タイトルを介した限定的なものではなく、ARという技術を使って情報のレイヤーを現実世界に投影し、新しい発見を楽しんでもらうことがチームの願いであると語る。

そして今回紹介する“相棒と冒険モード”の先駆けになったのが、フレンド機能とGOスナップショットだ。

その後、ふたつの機能を通じてチームのあいだで議題に上がったのが、“ポケモンとの絆をさらに深める冒険”であり、まさにそれこそが“Adventure on foot with others”だと当時を石塚氏は振り返る。

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▲人々のつながりを大切にしたフレンド機能。その交流にはポケモンも含まれているということ。その後押しをGOスナップショットが担っていると石塚氏。

ポケモンといっしょに冒険をする醍醐味として興味深かったのは、相棒のポケモンが“あそこにいってみたい”と特定のポケストップを示すというアクションだ。

具体的な仕組みはプレイしてからのお楽しみだが、示した場所にいくと“ちょっとしたいいこと”が起こると石塚氏は語ってくれた。

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▲いわゆる“ポケモンの巣”や何かしら意味のあるポイントを示してくれるのだろうか。トレーナー主導だった従来の冒険を相棒と共有できるのはおもしろい要素だ。

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▲段階的にレベルアップしていくのはフレンドとのなかよし度に似ている。また、どの度合いに応じて“ボールアシスト”や“おみやげを持ってきてくれる”など、さまざまな効果を習得していくようだ。

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▲ホウオウを相棒にしたときは上空を舞い、足元には影が写っていた。ポケモンごとにどうやって着いてきてくれるのか楽しみだ。

●ポケモンとの絆を深める

相棒と冒険モード”では相棒に選んだポケモンがフィールド上に登場。絆を深めることで“グッドな相棒”から“グレートな相棒”“素晴らしい相棒”“最高の相棒”と相棒レベルを成長させていく。

そのひとつがおやつをあげるという要素だ。

対象になるのは従来からある各種きのみで、どれをあげても仲良くなる度合いは同じだが、お腹がいっぱいになる度合いは異なるという。

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▲きのみを投げて与えることはもちろん、口元に運んで食べさせることもできる。

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▲石塚氏はアニメ版の『ポケモン』を例に上げ、サトシとピカチュウは最初から最高のパートナーではなかったこと。いろいろな困難や試練を乗り越え、絆を深めてきた彼らと同じ体験を感じてほしいという。

また、訪れたことがないポケストップも絆を深める大切なポイント。今回から画面左下の相棒アイコンをタップすると専用のページに移動し、いっしょに歩いた距離、おやつやスナップショットを撮るなど、絆がどのくらい深まったのかを確認できるようになっている。

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▲フレンド機能の場合、1日に1回何らかのインタラクションがあると増えなかったが、相棒との絆(ハート)は1日最大10個まで増やすことができると石塚氏。

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▲相棒に選んだポケモンと触れ合うことができるのも大きな魅力。撫でた方向に体を傾けたり喜んでいる仕草はとても可愛らしかったぞ。

さらに、相棒とたくさん遊ぶと“大喜び”という状態になる。

これは通常ハートがひとつしかUPしない触れ合いにブーストがかかり、ふたつ得られるようになるだけでなく、歩いてアメを得る距離が短くなるといったボーナスがかかるというもの。

その中でも“ポフィン”というおやつは1回でハートを6つ上昇させる特別なアイテムだ。

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▲従来あるきのみの場合は1日3回、最大3つしかハートが上昇しない。それだけポフィンが美味しく、ポケモンたちの好物であることがわかる。

そしてもうひとつ注目したいのが“ボールアシスト”という機能だ。

これは、投げたボールがいまくいかなかったとき、ときどき相棒のポケモンが飛び出してアシストしてくれるもの。レイドバトルのような数に限りのある局面でも活躍する。

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▲今回のデモでは弾かれたモンスターボールをアシストしていた。これがもし、そもそも届かなかった場合に拾い飛ばしてくれるのかも気になる。

そのほか、いっしょに冒険をしているとプレゼントやおみやげを相棒が持ち帰る。

まず、プレゼントは実際の冒険に役立つもの。そしておみやげはトレーナーと相棒の思い出を紡ぐためのものだ。

いずれも“相棒と遊ぶ”という項目から移動。GOスナップショットと同じように足跡をタップすると、相棒が横から駆け寄ってきて直接受け取ることができるようだ。

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▲おみやげは持ち帰った各ポケモンごとに記録。どこで拾ったのか場所を振り返ることもできる。また、各相棒の情報はその個体によるもの。同じヒトカゲであっても思い出は異なるということだ。

●絆が深まったポケモンが冒険やバトルを助けてくれる

最高の相棒になったポケモンにはその証である“がんばリボン”が付き、バトルでもより大きなチカラ“CPブースト”を発揮してくれる。

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▲リストにある“一緒にバトル”でハートを得るためには相棒がバトルに参加する必要がある。

CPブーストは最大CPをさらに上回るチカラを発揮するもの。CPブーストの効果は相棒に設定しているときに限られるが、これはとても頼もしい効果になるだろう。

なお、この機能実装に合わせて相棒から外しても歩いた距離とアメの経過情報を維持。“CPブースト”を含め、再度相棒に設定すれば再開or発揮することがわかった。

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▲例えば、参加条件にCPの上限を設けているスーパーリーグ(CP1500)やハイパーリーグ(CP2500)の場合、CPブーストを発揮したポケモンを加えることはできない。ただし相棒から外しておけばCPブーストを無効化できるようだ。

新機能その2:集合写真モード

GOスナップショットの実装以来、多くのトレーナーが思い思いのシーンを撮影。『ポケモンGO』ならではの体験を満喫している。

そうした層にとっても注目したいのが、絆を深めた相棒をトレーナー同士が持ち寄り、いっしょに撮影できる新たな機能“集合写真モード”の実装だ。

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▲現段階では実験的な状態であり、デバイスの環境やスペックによって不安定。今後も改善していくという前提で現段階のものを披露してくれた。

これは最大3台のデバイスをつなげ、各自1体ずつポケモンを呼び出して同じ空間で写真を撮影。各ポケモンごとにアクションを指示することはもちろん、タップとダブルタップを使ってアクションを使い分けることもできる。

石塚氏は去年の10月に六本木ヒルズで開催した“INNOVATION TOKYO 2018 – AR PLAY GROUND WITH NIANTIC”を振り返り、ポケモンとの触れ合いをテーマにした“AR庭園” を含む、さまざまなチャレンジが今回の機能実装につながっているのだと想いを明かした。

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▲QRコードを使っていっしょに撮影するフレンドをスキャン。参加するトレーナーが1列に並び、任意のオブジェクトにフォーカスをあわせて左右にデバイスをスワイプして空間を認識させる。

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▲各ポケモンを好きな方向に向かせることもできる。また、参加者同士“集合写真モード”の権限をゆずりながら、各自のデバイスで自由に撮影できるようだ。

なお、“集合写真モード”で撮影した写真は各デバイスに保存。今回のデモでは卓上での撮影だったが、画角を広げてポケモンたちを離して撮ることもできるという。

最後に、須賀氏は異なるデバイスを介して同じ空間をARで共有する技術はとてもユニークなもの。必ずしもバトルをすることが目的のトレーナーばかりではなく、大好きなポケモンとGOスナップショットなどを通じて絆を深めるトレーナーも多いことに触れた。

今回発表した機能はそうした方々を対象にしているだけでなく、“最高の相棒”という絆を結ぶことでバトルが好きなトレーナーも新しい体験をしてもらえること。さまざまなプレイスタイルを意識した機能拡張を心がけていくことを明かした。

スケジュールとしてはまず最初に相棒と冒険モード。その1日2日後に集合写真モードを実装。いずれもクリスマスより早くお届けする予定ということなので期待してほしい!!

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▲新たな撮影モードの実装に合わせて来年は“おしえて! なお先生”の第3弾だけでなく、須賀氏に焦点を合わせて企画も検討中。まずはふたつの新機能で年末年始を存分に楽しもう。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

ポケモンGO

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
公式サイトhttp://www.pokemongo.jp/
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