『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2019-11-28 15:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2019年11月23日に開催された、“オセロニアンの戦 2019”の関西地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2019”は、12月14日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会。“戦”としては第5回の開催となります。
本イベントでは、全国6都市で開催する予選を勝ち抜いた上位プレイヤーによるトーナメントバトルを予定。
その6回目、地区予選としては最後となった関西会場の様子をお伝えします。
⇒“オセロニアンの戦2019”公式サイト ⇒大会ルール |
会場となったのは、難波御堂筋ビルディング。参加者は230名、予選の対戦数は8回となりました。
見事予選を勝ち抜いたのは以下の8名。準々決勝の後、ベスト4が壇上で覇を競いました。
【予選通過】
1位 伊丹選手
2位 宀かーと宀選手(以下、かーと選手)
3位 がろろ選手
4位 ぺぺ選手
6位 銀弐郎選手
7位 卍たなきー卍選手(以下、たなきー選手)
8位 しょんやん選手
9位 リュウノドライ選手(繰り上げ)
【ベスト4】
・伊丹選手(予選1位)
・かーと選手(予選2位)
・銀弐郎選手(予選6位)
・たなきー選手(予選7位)
伊丹選手 VS 銀弐郎選手
先攻:伊丹選手
後攻:銀弐郎選手
伊丹選手は正月蘭陵王トップの神デッキ、銀弐郎選手はフィリーナトップの代償デッキ。
銀弐郎選手は初手から並行打ちを選択。代償スキルでダメージを稼いでいくも、伊丹選手はあやめにジークフリートをつなげて大ダメージ。
銀弐郎選手は苦しい展開となりつつもモルジアナで猛攻しますが、伊丹選手がアラジンを金色フギン&ムギンにつなげてふたたび大ダメージ。初戦を制しました。
先攻:銀弐郎選手
後攻:伊丹選手
両者とも、HPが近いラニトップの混合デッキ。
序盤、伊丹選手が使った罠を銀弐郎選手は読み切り、闘化ブランジェッタで返す選択。続けて銀弐郎選手の手駒にジェンイーが到来。いつ使うかに注目が集まる中、これを早々にE4に設置。これを受けた伊丹選手は、ジェンイーの下にイヴェットを設置します。
銀弐郎選手はジェンイーの導線を守りつつ、イヴェットを直接返しアラジンをジェンイーにつなげフィニッシュ。1対1の状況に持ち込みました。
先攻:銀弐郎選手
後攻:伊丹選手
銀弐郎選手はククルカトップの魔デッキ。伊丹選手はヨシノトップの魔デッキ。3戦連続でデッキタイプがかち合う展開に会場が沸き上がりました。
伊丹選手は中盤、ハルで効率的にダメージを稼ぎいでいきますが、対する銀弐郎選手はハロウィン・アゲハを設置。続けて伊丹選手はこれをエンデガで回収するといった、罠を読み合う白熱の展開が続きます。
しかし、最終的には銀弐郎選手がサタンでフィニッシュ。全国への切符を手にしました。
かーと選手 VS たなきー選手
先攻:かーと選手
後攻:たなきー選手
かーと選手はデネヴトップの竜デッキ、たなきー選手はラニトップの混合デッキ。
たなきー選手はアイドル・エンデガをX打ち。これに対してかーと選手はアラジンとランプをF2に打ち、サニアを召喚。たなきー選手はこれを嫌ってコンボ導線をジェンイーで奪っていきますが、かーと選手はこれを返さず、カーンライズとのコンボ導線を構築。
最終的には、かーと選手がティルートをカーンライズにつなげフィニッシュ。ギリギリのところで勝利を掴みました。
先攻:たなきー選手
後攻:かーと選手
両者ともにアレストップの魔デッキ。たなきー選手は初手からアルカードを打つことに成功しリード。対するかーと選手は、十字に打たれたイヴェットを読み切り、トゥーミエを設置します。
以降も罠を互いに読み合う展開。お互いの手駒にいる、ルキアとアレスをいつ使うのかに注目が集まりました。
アレスのリペアを使用しお互いの罠が明らかになった状態からは、これをいかに安く回収するのか、もしくは発動させないか、といった流れに。しかし終盤、たなきー選手がラファエルでフィニッシュ。息詰まる攻防を制しました。
先攻:たなきー選手
後攻:かーと選手
両者ともに正月蘭陵王トップの神デッキ。
たなきー選手は早々にハルアキをC打ち。かーと選手はブライダル・ウンディーネでデバフをかけますが、たなきー選手はシンジをアヤメにつなげて大ダメージ。早々にかーと選手のHPを半分にします。
これに対し、かーと選手はハルアキをX打ち。続けて同選手は続けてB4にアラクを付けますが、たなきー選手はこれをアラクで返します。続いてかーと選手はアラクの上にリンガットを配置し、コンボ導線を守る構え。
しかし、最終的にはたなきー選手がエンデガとあやめをつなげて勝利。決勝戦に駒を進めました。
たなきー選手 VS 銀弐郎選手
先攻:たなきー選手
後攻:銀弐郎選手
たなきー選手はアレストップの魔デッキ。銀弐郎選手は学園アズリエルトップの魔単デッキ。
銀弐郎選手は、たなきー選手のアレスを警戒し、十字に打った罠をリリーシャを直接返します。以降は、銀弐郎選手がルクスリア、たなきー選手がラファエルといったフィニッシャーを互いに抱えての攻防が続くことに。
たなきー選手は、罠が十分に揃ったところを見計らい、アレスでリペア。有利な状況を作り出します。対する銀弐郎選手は勝利が難しいと判断し、あえてルクスリアを使って罠ダメージを受け、デッキの中身を見せない敗北を選択。こうして、たなきー選手が第1戦を制しました。
先攻:たなきー選手
後攻:銀弐郎選手
互いにラニトップの混合デッキ。互いにやや駒巡りがきびしく、たなきー選手は初手でブレスドソーディアンをリリース、銀弐郎選手もスキルが発動しない駒が集中する状況です。
銀弐郎選手はクリスマスピリキナータをX打ち。対するたなきー選手はブランジェッタのゾノバとアラジンで大ダメージを与えることに成功します。
銀弐郎選手にきびしい状況が続きますが、同選手はルキアでアイドル・エンデガを引き出して延命。しかしコンボ導線の構築が難しく、つぎのターンでフィニッシュには至らず。最終的には祝融を使い、たなきー選手が勝利。
こうして、関西会場の優勝者はたなきー選手、準優勝は銀弐郎選手に決定しました。
関西予選を勝ち上がった、優勝の卍たなきー卍選手(文中:たなきー)と、準優勝の銀弐郎選手(文中:銀弐郎)にお話をうかがいました。
【プロフィール】
予選戦績:8戦7勝
ランク:343
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:23392勝
プレイ歴:942日
※取材当時
――関西トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
たなきー デッキを事前にしっかり考えたことが活きたと思います。関東予選で参加したメンバー全員が壇上に上がった、Mappy会長(学生選手権2019優勝)の合宿があったじゃないですか。あそこのメンバーにいろいろと情報を教えてもらい、練習に付き合ってもらったことも大きかったですね。
──トップレベルの方々との練習は大きいですよね。それでは、予選はどのようなデッキで回りましたか?
たなきー 神単です。ラニトップが多いという情報があったので、これに有利を取れるのは神単くらいという結論に至りました。自分から火力を出すデッキなので、どんな相手が来てもある程度は対応できるというのが理由です。
──神単が得意という話を耳にしたことがあるのですが、それも一因でしょうか?
たなきー そうなんです。それを知っている人にメタられることはすごく不安でしたね。なので、メタられても勝てる神単を目指しました。もちろん、アレスなどの罠デッキ相手やシエンティアなどは辛いのですが……。ただ、自分のことを知っていてメタるような人と当たらなかったのでよかったです。
──それでは壇上でのお話です。本大会の禁止駒を受けて、どのようなデッキメイクを意識されましたか?
たなきー 禁止駒がない状態で4つのデッキをいかに充実できるか、ということをまず意識しました。最後の開催である関西の出場だったこともあり、いろんな人の話を聞けたんですよね。そうすると、「ひとつのデッキを捨ててる人が多そうだな」ということに気が付いたんです。
──3デッキに戦力を集中させるのでなく、万遍なく戦えるようにしたと。
たなきー その分、どうしても弱くなってしまう点はあるのですが、壇上だと3戦目までもつれ込むことがほとんどだと思うんですよ。そこで選択肢がひとつしかないのと、ふたつあるのでは全然違います。そこを意識した結果、納得のいく4デッキができました。
――選択肢を広げたことが優勝につながったんですね。それでは、結果的には2018年に引き続き、“戦”予選では初の2連覇となりますが、今回はどのような気持ちで参加されたのでしょうか。
たなきー 去年はダークホースと見られていましたが、どれくらい注目されているかわからないとはいえ、今年は昨年の優勝者として思われている。昨年は全国で1回戦負けではありましたが、少なくとも関西では1位だったので、ある程度は警戒されているのかな、と感じていました。2年連続で予選を優勝で通過したことは素直にうれしいですね。
──ちなみに、準優勝の銀弐郎選手のことはご存じで?
たなきー そうですね。じつは神戸で開催された“オセロニアンの宴”のとき、僕が全勝したんですね。そうしたら銀弐郎さんも全勝したという情報が入ってきて。壇上に行けるのはひとりだけですから「じゃあ銀治郞さんとジャンケンかあ」と思っていたんですが、銀弐郎さんが全勝で手を上げなかったんです。後から聞いたら「宴はいい」と譲っていただいたみたいで(笑)。少し申しわけなかったですね。
──結果的にその銀弐郎さんと雌雄を決する形になったのはアツいですね……!
たなきー 決勝ですが、銀弐郎さんは竜を使う印象がなかったので、それを考慮してデッキの順番を組み換えました。
──壇上では1戦目に得意なデッキをぶつけ、それでリードを狙う選手も多いように見えます。1戦目ではアレスデッキを選びましたが、どういった読みだったのでしょうか?
たなきー とくに自信があるデッキが混合と神単だったんです。なので逆に自信がないデッキを最初に使い「あとの2戦は何が来ても勝ってやろう」という感じでした。あと、魔デッキって竜に弱いじゃないですか。ただ、最初から竜を使うのってかなり勇気がいるので、選択としてはアリだったかなと。準決勝ではかーと君が初戦から竜を使っていましたが、彼は本当に竜を使い込んでいますし、予選も竜で回ったという話です。なので、準決勝は流石に順番を考えました。負けちゃったんですけどね(笑)。
――そのうえで残り2戦を巻き返されたのは流石でした! それでは東京の決勝戦に向けて、意気込みをお願いします!
たなきー まだいろいろと改良の余地は残されていると思います。今年はまず、全国で1勝をあげたいですね!
【プロフィール】
予選戦績:8戦7勝
ランク:322
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:23751勝
プレイ歴:1196日
※取材当時
――関西トーナメント、準優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
銀弐郎 ありがとうございます。用意してきたデッキは予選から軸に使っていて、決勝も同じものを採用していました。最後のたなきーさん戦以外はしっかり回ってくれたかなと。
──リアルイベントの壇上は初と思いますが、お気持ちはいかがでしょうか?
銀弐郎 僕はたぶん、部類としてエンジョイ勢とガチ勢で言うと、エンジョイ勢のほうなんですよ。ただ、“戦”だけは本気で、ガチでがんばりたいと思っていて。それこそ伊丹さんが優勝した2017年からですが、なかなか成果がついてこない状態が続いていました。
──2017年と2018年も出場されていたんですね。そのときの成績を教えてください。
銀弐郎 はじめての2017年は九州での出場で、ボーダーが6勝だったのですが5勝で1歩届かなかったですね。2018年は大阪で参加させていただいて、5勝3敗でした。
──そこから激戦区での全国大会出場は目を見張る結果と思いますが、具体的に意識したことや努力されたことはあるのでしょうか?
銀弐郎 ないですね。
──ないですか!
銀弐郎 逆に、負けたときにヘンに変えるのではなく、“自分の正解”を押し通す形で結果がついてくるのを待っていました。プレイングが変わったというのは、ここ1〜2年で自覚もありません。
──自分を貫いたことが結果につながったということですね。“戦”にはこれで3回目のチャレンジとなりましたが、お気持ちはいかがでしょうか?
銀弐郎 やっぱり、自分がふだんガチでやらないので、こういう場が楽しいんですよ。相手もしっかりガチで来るのがわかりますし。なので、できるだけ多く勝ちたいと思っていました。2、3敗して途中で結果が見えちゃうと、お互いにモチベーションがなくなってしまうので。そうならないよう、最高の戦いができる舞台に行きたいというのが自分の中にありました。
──ちなみに準決勝のお相手は、2017年優勝、2018年全国大会出場の伊丹選手でしたが、プレッシャーのようなものはありましたか?
銀弐郎 基本的にはないですね。ただ、戦友対戦で相手のアイコンが映るじゃないですか。それがふつうと違う2017年優勝のニケで。そこで「すげえ人と戦うんだな」と再認識しました。
――それではデッキのお話なのですが、本大会のルールを受けてどのような点を意識しましたか?
銀弐郎 決勝に関しては、暗黒が強いということは聞いていましたので、その対策として代償を持ってきました。
──今回の予選では、初めて壇上で目にした代償デッキでしたね。
銀弐郎 そうですよね、すべて確認できたわけではありませんが、ほかの地方で使っている人はいなかったと思います。なので、暗黒にピンポイントで刺せれば高確率で勝てると思っていました。外しましたけれど(笑)。
──伊丹選手との戦いは、今年の“戦”では年齢層が高めのマッチングでもありましたよね。2019年はファイナリストの半数近くが高校生〜20歳前後という環境となっています。現状では銀弐郎選手が最年長と思いますが、どう感じられますか?
銀弐郎 「若い子はすごいな」と単純に思いますね(笑)。自分より頭の回転も速いだろうし。ただ、若い子は流行りに乗っかっていく傾向にあると感じます。僕は新しいデッキの編成はあまり見ていないのですが、逆にそこが狙い目かなと。同じようなデッキしか出てこない可能性も高いので。若いゆえにいいところもあれば、付け入る隙もあるのかな、と思います。
──我が道を貫くスタイルですね。代償デッキもそうですが、ククルカトップや学園アズリエルトップなど、独自の構成が目を引きました。
銀弐郎 僕はほかのデッキはあまりマネせず、自分のデッキを作るタイプなんです。このプレイスタイルでいきたいですね。
──新しいものを積極的に取り入れるか、自分が強いと信じるデッキを独自に研究し続けるか……ですね。どちらが正しいという話ではないと思いますが、熟練度は変わってくるように感じます。ちなみにたなきー選手とのインタビューでもおうかがいしましたが、“オセロニアンの宴”で壇上へのジャンケンを下りたという(笑)。
銀弐郎 (笑)。“宴”ではあまり注目されたくないというのはあります。僕だけではないと思いますが、オセロニアンにとっての“宴”と“戦”はやはり違うものかと。僕が狙っているのはあくまで“戦”です。ほかで安売りをしたくなかったというところですね。
──徹底されていますね……! それでは決勝戦についてお伺いさせてください。たなきー選手との第1戦ですが、リペアされた罠に対してルクスリアを使われましたよね。何を打ってもきびしい展開だったとは思いますが、なぜ被害を最小限とするほかの駒ではなく、大ダメージを出せるルクスリアを選ばれたのでしょうか?
銀弐郎 デッキに入っている残りの駒と、耐えられるターン数、最大火力はすべて把握しているので、あの局面では何をやっても負けが確定していました。延命する意味がなかったので、「駒、見せんでおこ」というだけですね。
──デッキの中身を把握されないようにしたと。
銀弐郎 魔デッキの場合、S駒はサタンかルクスリアの2ほぼ択じゃないですか。そこは出すけど、後は布石という。A駒は見せたくなかったですね。
──ブランジェッタの有無などは情報としてかなり貴重ですものね。それでは、全国大会に向けて意気込みをお願いします!
銀弐郎 打倒スコフィールド君ですね。
──? スコフィールドさん(関東予選・準決勝進出)は今年ファイナリストではないような……?
銀弐郎 彼はぜったいに当日枠で上がってくるので。しっかりと、責任をもって止めます、僕が。コノハ君も楽しみですね。僕の中ではすごい印象深い子なので。あとはプレイングを競うのではなく、デッキ構築で有利を取ること。どこかで自分の色を見せていきたいですね。
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