激闘を制し初代王者の座についたのは!?『荒野行動』の国内最強チームを決める“荒野王者決定戦”の模様をリポート

2019-08-14 18:09 投稿

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荒野行動

全5試合いずれも見逃し厳禁

2019年8月12日、東京・ベルサール高田馬場にて『荒野行動』の国内最強チームを決めるesportsイベント“荒野王者決定戦”が開催された。

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本大会は賞金総額2500万円以上、延べ9万チームがエントリーし、予選から盛り上がりを見せた“荒野Championship-元年の戦い”の最終決戦に当たる試合。決勝大会では観客席が設けられたほか、会場にはフォトスポットやリアルガチャ、寄せ書きボードなど、来場者が楽しめるコンテンツが各種用意されていた。

本稿では、この“荒野王者決定戦”で行われた全5試合をはじめとした大会の結果を中心にリポートしていく。

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▲実況:柴田将平氏(写真左)、解説:Bocky氏(写真右)のふたりが、各試合を盛り上げた。

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▲会場は満員御礼といった様子で大画面を通して見守る試合に来場者たちも一喜一憂していた。

最後の大逆転劇で会場を沸かした第1試合

初代王者を決する本大会第1試合のマップは“嵐の半島”。各チームの行く末を占う第1試合は、各チームともお互いの出方を伺う慎重な動きから始まった。

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各チームが序盤に慎重な動きを見せたことから「このままある程度安全地帯が縮むまで、にらみ合いが続くか」とも思われたが、試合は波乱の展開を見せる。最初のエリア収縮に合わせて各地で勃発戦が起こり、大会上位成績チームが全滅してしまうなど、試合はいきなりの荒れ模様に。

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そんな中、なによりも試合を盛り上げたのは、海へ海へと寄っていく安全地帯と、それを読んでいたかのように、ひとつの島を占拠するように陣取っていたチーム“抜く組”、そしてチームメイトはすべてやられてしまうも、“抜く組”が陣取る島に単身潜みこむことに成功した“爪楊枝建築倶楽部”。

このときの試合展開予想では、最終安全地帯にもなった小島にある小屋を占拠し、海を渡ろうとする敵を一方的に攻撃していた“抜く組”がこのまま勝利を収めるかと思われたが、そこにくさびを打ち込んだのが、チーム“気持ちぃ”の面々。“抜く組”がある1方向に集中している隙をついて上陸に成功したのだ。

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その後、威嚇射撃などを行い“抜く組”を牽制していた“気持ちぃ”だが、試合が動いたのは最後のエリア収縮。ここで“抜く組”が潜んでいた小屋がエリアから外れてしまい、“抜く組”の面々は一斉に小屋を飛び出し、“気持ちぃ”が構える岩陰へと飛び込む。しかし位置的不利もあり、岩をカバーポイントとして利用できた“気持ちぃ”が、迫る“抜く組”の排除に成功!

チームメンバーこそひとりとなってしまったが、ここで優勝候補の一角にリードを取れたのは大きかったのだろう。会場にも安堵の空気が訪れようとしたが、ここで動きを見せたのが、ずっと息を潜めつつ、“抜く組”と“気持ちぃ”の戦いにも横合いから参戦していた“爪楊枝建築倶楽部”の“君の心に俺注入”選手。

岩陰に隠れ直そうとする“気持ちぃ”の“メンヘラ”選手を逃すまいと一気に距離を詰め、ミドルレンジでの撃ち合いに。そして“君の心に俺注入”選手がこの撃ち合いを見事制し、“爪楊枝建築倶楽部”が初戦の勝者に輝いた!

ひとり小島に乗り込み、ずっと息を潜めて隠れていた“爪楊枝建築倶楽部”が勝利をもぎ取ったことで、会場は大盛りあがり! 初戦から会場観覧者たちのボルテージはMAX! イベントそのものに火を付けてくれるような戦いとなった。

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終始乱戦が絶えなかった第2試合

第2試合は、第1試合の熱気を引きずったままスタート。“激戦野原”を舞台にどんな試合が展開されるのか、会場が固唾を飲んで見守りながらのスタートとなった。

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各チームの立ち上がりは、先程の試合とは打って変わって積極的なもの。第1試合での遅れを取り戻そうとするチームが多かったのだろう、早い段階からキルログが流れ、各地で激しい戦闘が行われていることが伺えるスタートとなった。

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その後も試合は順調に進行していき、いよいよ終盤。若干の傾斜はあるものの遮蔽物がほぼない草原が最後の戦いの舞台となった。

ただただ広がる草原の中、草木や車を遮蔽物としながらの戦いがくり広げられたが、これを制したのは、この時点で3人が生存していたチーム“Eras”。いよいよ最後となる前から、車両をうまく使った索敵や安全なポイントの確保が功を奏し、見事勝利への一手を決めた。

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日本家屋での接近戦へともつれ込んだ第3試合

第3試合のマップは“東京決戦”。建物が多いだけでなく、その高低差も大きいこちらのマップはトッププレイヤーでも苦手とする人が多いという。果たしてどのような立ち回りを見せてくれるのか、そして結果はどうなるのか。注目が集まる1戦だ。

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開幕早々、1台の車両にみんなで乗り込み移動していた“稼ぎ屋”が、建物に潜んでいた“αDAves”からの強襲を受け、車両破壊とともに壊滅するシーンが。解説のBocky氏も「これが東京マップの恐ろしい点」と語り、建物の多さ=ひそめる箇所が多く、通常よりも移動に危険が伴うマップであることが語られた。

ちなみにこの第3試合からは、前2試合の結果を受けて作戦を生存順位よりもキルポイントにシフトチェンジするチームが増加したようで、“αDAves”以外のチームも積極的な攻撃アクションを行い、各地で激戦の様相がくり広げられていたようだ。

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そんな中安全地帯は粛々と収縮を続け、マップ北側、駒込エリアの2階建て日本家屋が固まるエリアに。

この時点で戦場に残っていたのは、“ちーむえーけー!!”、“時代は”、“BsT”の3チーム。遮蔽物が多く、3すくみとなっていただけに、何かしら大きなきっかけがないと動きづらい状況。

しかしここで動きを見せたのが、“ちーむえーけー!!”。“ちーむえーけー!!”は、それまで道路を挟んで他2チームを相手取って戦っていたが、安全地帯の収縮に合わせて道路の横断を試みる。被弾しつつも、“ちーむえーけー!!”の1名が道路の横断に成功。しかし、ここで動いたのが“BsT”。

“ちーむえーけー!!”のプッシュに合わせて引き、家屋の裏を回って別家屋へと移動を開始する。残る2チームは引き続き銃撃戦を続けていたため、この動きに気づくのに遅れてしまう。そんな状況下で“BsT”が牙を向いた相手は、チーム“時代は”。だが、さすがは決勝大会にコマを進めたチームということだろう、即座に立て直しを図り、応戦する“時代は”。

両チームともに犠牲を出しつつの激しい戦いが勃発する中、この隙を見逃さなかった“ちーむえーけー!!”。これまで二正面作戦を決行せざるを得ず、ジリ貧に追い込まれていた“ちーむえーけー!!”が、その鬱憤を晴らすべく戦いに乱入。ダウンした仲間を餌に敵をおびき寄せ、それを撃ち抜いた“ちーむえーけー!!”がこの試合の勝者となった。

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メンバー生存とキルポイントの2極化が目立った第4試合

第4試合で使われたマップは、大会開催中に行われたアンケートの結果を受けて決定された。第4試合で選ばれたマップは“激戦野原”。なお、最終試合で使われるマップは“嵐の半島”という形に。

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この試合は、とにかくキルポイントを稼いでチャンスを掴みたいチームと、順当にスコアを上げるために生存戦略を図るチームとの2極化が目立つ戦いに。様々な思惑が渦巻く中、ファインプレイを見せたのは“të*ripiの戦隊”。チームメンバーのひとりを餌に“αDcrow”を建物内におびきよせ、向いの建物からグレネードを投射!

これにより“αDcrow”は全員まとめて撃破され、ここであえなくOUTに。この華麗な連携には、会場はもちろん、実況・解説のふたりからも驚きの声が上がり、盛り上がりを見せた。

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そうして各地で激戦が勃発しながら迎えた最終局面。

安全地帯は、3つの家屋がギリギリ入るような形となり、それぞれの家屋には“Risky”、“ちーむえーけー!!”、“ショベル”の3チームが陣取り、にらみ合いの構図に。

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先に家から飛び出したチームが、ほか2チームから蜂の巣にされるという状況であるが、ここで動いたのは人数差で有利を得ていた“Risky”の2名。
最後の収縮に合わせて思い切って家を飛び出した“Risky”は、1名が家屋に突入し1チームの制圧に、もう1名が屋外でもう1チームが飛び出してくるのを迎え撃つ動きを見せる。

家屋内に突入したメンバーが敵を倒し、屋外に残ったメンバーがもう1チームを安全地帯内に入れないように銃を乱射。こうした連携を見せた“Risky”が、見事勝利を掴み取った。

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嵐の半島というなじみ深い舞台で行われた最終決戦!

最終試合で使用されるマップは、先に伝えた通り“嵐の半島”。泣いても笑ってもこれが最後の試合とあり、生存スコアだけでは優勝が難しいチームは、とにかくキルポイントを稼ぐべく、積極的に攻撃をしかけていくことが予想された。

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この予想はおおよそ的中。参加チームはこの予想のさらに上をいく動きを見せた。

この時点での総合成績トップである“ちーむえーけー!!”にポイントを与えたくないという思いが各チーム働いたのだろう。試合の途中では“ちーむえーけー!!”への包囲網が自然発生的に形成されるシーンもあり、会場は大盛り上がり!

しかしさすがはトップスコアラーといった具合だろうか。“ちーむえーけー!!”はこの包囲網すらも利用し、キルポイントを稼ぎにいく。安全地帯ギリギリのラインで伏せることで、守るべき方向を1方向に定めて敵チームを確実に撃破したり、この動きを見て後ろからこっそり攻めようとしたチームの影をいち早く捉えて撃破したりと、圧巻のプレイングを見せつけた。

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そういった包囲網を受けて消耗したこともあり、“ちーむえーけー!!”が最後の局面まで残ることはなかったが、キルポイントは十分すぎるほど稼いだことだろう。このときのキルログを見ていたほかのチームの焦りは相当であったはずだ。

そうして迎えた最終局面に残ったチームは、第4試合で華麗な連携を見せた“Risky”と“DgGZWEI”、“96〒”の3チーム。しかし戦力差はイコールではなく、“DgGZWEI”、“96〒”が残りひとりといった状況に対して、“Risky”は4人を残し、圧倒的な優勢を抱えた状態。

決勝大会に残るようなチームがこの数的有利を見逃すはずもなく“Risky”は車を使った猛攻に打って出る。車で敵を押しつぶし、残るひとりも落ち着いて索敵した後、機銃でキルし、あっさりと勝利を掴み取って見せた。

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長時間の激闘を制した初代王者はちーむえーけー!!

以上で“荒野王者決定戦”のすべての戦いが終了し、すべての試合でバランス良く成績を修め、見事初代王者の座に輝いたのは【ちーむえーけー!!】。各試合で安定した実力を見せ、最終的なスコアは320pt。2位のRisky(285pt)に35ptもの差をつけての栄冠獲得となった。

なお、“ちーむえーけー!!”の“Ak_Masa”選手は、個人キル数でも単独トップを獲得し、キルマシーンの称号も獲得している。

■最終総合順位

1位:ちーむえーけー!!
2位:Risky
3位:DgGZWEI

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▲初代王者となった“ちーむえーけー!!”の面々。

■キルマシーン

・Ak_Masa【ちーむえーけー!!】(下記画像の左)
・DgGärus【DgGZWEI】(下記画像の中央)
・DgGshu*【DgGZWEI】(下記画像の右)

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1位を獲得した“ちーむえーけー!!”の面々は「応援してくれた多くのファンの皆さんに、1位という最高のプレゼントを返すことができてよかった!」、「家族や友だちにこのうれし過ぎる気持ちを早く伝えたいです」とコメントを残し、興奮冷めやらぬ様子で舞台を後にした。

激戦野原がリニューアル予定! 最新情報発表

本イベント終盤には、『荒野行動』の最新情報もいくつか告知された。ここではその情報もまとめてお送りする。

■『進撃の巨人』コラボが8月22日より復刻開催決定

過去にもコラボ企画を行い、そのすべてで人気を博した『進撃の巨人』との第3弾となるコラボが2019年8月22日より開催される。

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■ウォーターガンを手にレッツバトル! 夏らしいイベントや衣装登場

8月15日より、水着やウォーターガンバトルなどが『荒野行動』ゲーム内に登場。熱い夏をひんやりした涼しい見た目で乗り切ろう!

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■キミだけの家屋でカスタマイズを楽しもう

開発中の新システム“荒野家宅システム”が発表された。こちらでは、自分が所有する家屋に家具などを配置し、理想の部屋を生み出すことができるコンツになるという。ゲーム本編との関わりに注目したい。

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■激戦野原がリニューアル決定!

本日の第2試合&第4試合に使用されたマップ“激戦野原”がリニューアルされることも発表された。放送ではリニューアル後のマップ映像が流され、ここでも盛り上がりを見せていた。いずれも開発中とは言え、圧倒的な美麗グラフィックは一見の価値あり!

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会場コンテンツを写真でお届け! フォトリポート

最後に、会場で展示されていた各種コンテンツを写真で紹介していこう。

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▲来場者の肌にタトゥーシールを貼るコーナー。カッコいいデザインのシールを身に付けようと、長蛇の列が形成されていた。

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▲パラシュートフィギュアを地面のマップ赤枠に目掛けて降下させるゲーム。先端の人形が意外に軽いため、実際の難易度は見た目以上!

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▲今回大会に出場した戦士たちに向けて、応援コメントが多数送られたメッセージボード。終盤ではコメントが枠を飛び出していた。

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▲会場には『荒野行動』の衣装を身にまとったコスプレイヤーさんの姿も。

▼放送のアーカイブはこちら▼

荒野行動

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルFPS/TPS
メーカーNetEase Games
配信日配信中
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