【新作】不朽の名作がスマホで再始動!!　色褪せないハードボイルドな大人のアドベンチャー『探偵 神宮寺三郎 New Order』

名探偵が挑む32年目の難事件

1987年にリリースされた『新宿中央公園殺人事件』以来、30年以上に渡って愛され続ける不朽の推理アドベンチャーゲーム『名探偵 神宮寺三郎』シリーズの最新作がついに登場。

球界を取り巻く怪しい噂、その真相をハードボイルドかつ情緒溢れるドラマチックな展開で迫ってく!!

新宿を舞台に馴染みの面々が事件に挑む

『探偵 神宮寺三郎 New Order』は1タイトル4章構成で展開する探偵ドラマ。2019年8月5日現在、その第1弾として“疑惑のエース”の配信を開始。序盤を無料プレイすることができる。

2年前に起きた出来ごとをきっかけに不振に陥ってしまったプロ野球の投手真島直隆。かつてエースと呼ばれた男にとある疑惑が浮上する。

疑惑の真相を突き止めるため真島の行動を追っていた神宮寺は、2年前、怪我をきっかけに引退した元選手と真島が人目を忍ぶように歌舞伎町で会っている現場を目撃するのだが……。

球界に潜む闇とそこに関わる黒い影、新宿歌舞伎町を舞台にしたハードボイルドなストーリー展開は、シリーズのファンが待ち望んできた“神宮寺”そのものだ。

話を聞くや周辺を見るといった調査コマンドを通じてストーリーを動かしていく本作だが、誤ったものを選んでもバッドエンドになることはない。

多少の脱線があったとしても基本的には1本道のストーリー構成なので、誰でも必ず最善の結末までたどり着くことができる。

また、困ったときヒント機能“タバコを吸う”コマンドも健在。1度選んだコマンドでも2度目で異なるアプローチが発生することもある。

行き詰まったと感じたときはタバコを吸うか、同じコマンドをくり返してみるといいだろう。

タバコに酒、いかつい男たちと魅力的な女性たち。ちょっと物騒な大人の世界“歌舞伎町”を中心に描かれる人間模様は、ファミコン世代の子どもたちにとって刺激的だった。

そんな体験が30年以上のときを経て、スマホで再び味わえるということはじつに感慨深いものがある。

さらに、神宮寺探偵事務所を支える助手の御苑洋子、義理人情にあつくカタギに迷惑を掛けないことを信条にする関東明治組若頭の今泉直久など、シリーズおなじみの面々も多数登場している。

個々の立場を活かして調査に協力してくれる点も本作の見どころだ。

時系列は不明だが最初期の神宮寺は29才で御苑は23才。その後、3年が経過しているところまではシリーズ後期の作品で描いている。

御苑は第8作目『Innocent Black』で事務所を解雇。第9作目『KIND OF BLUE』で再び助手として戻ってくるので、少なくともその前後ということなのだろう。

もちろんこれまでの出来ごとや時系列を知らなくても問題ないが興味深い点が多い最新作であることは間違いない。

『Oldies』の行方と新シリーズの関係性

本作のリリースを受けて1部ファンのあいだで話題に上がっているのが、2017年6月にリリースされたスマホアプリ『探偵 神宮寺三郎 Oldies』というタイトルだ。

2003年から2010年までにケータイアプリとして配信された20以上のストーリーを順次有料で配信すると銘打っていたのだがいまだ完結のする兆しがない。

そんな矢先に『New Order』がリリースされたことで困惑しているのだ。

『Oldies』が過去シリーズを補完するものなら『New Order』は新作。往年の名作から最新作まで、スマホでいつでもプレイできる土台ができているのに、その後の進展がないまま1年が経とうとしているのはとても残念だ。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

探偵 神宮寺三郎 New Order

対応機種	iOS／Android
価格	無料（アプリ内課金あり）

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ジャンル	アドベンチャー
メーカー	オレンジ
公式サイト	http://orange-app.jp/game/jinguji_new_order/
配信日	配信中
コピーライト	© ARC SYSTEM WORKS / orange inc.