夏休み・お盆休みもインドア派な同志たちに送る!NetflixやAmazon Prime videoで観れるオススメのゲーム系映画10本
2019-08-10 11:00 投稿
猛暑を忘れて自宅で映画三昧!
学生ならば夏休み、社会人ならばお盆休み真っ只中のころ合いだが、こうも猛暑続きでは外に遊びに出る気力もない……という人にこそオススメしたいのが、NetflixやAmazon Prime Videoなどのオンライン動画配信サービス。
そこで本稿では、ゲームを題材にした映画やゲーム原作の映画の中から10作品をピックアップし、各作品のあらすじや見どころを紹介していこう。
いずれもクーラーをガンガンに効かせた室内でじっくり腰を据えて楽しむにはもってこいの内容となっているので、ぜひ各々のウォッチリストに加えてもらえれば幸いだ。
『レディ・プレイヤー1』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督がおくるSF超大作。2045年、荒廃しきった現実から目を背けるように、人々はVR世界“オアシス”に没頭していた。ありとあらゆるエンタメが集合した楽園のごときバーチャル空間の中でも、ひと際注目を集めていたのは“アノラック・ゲーム”というチャレンジ。これは、いまは亡き“オアシス”の開発者ジェームズ・ハリデーが生前に仕込んだイースターエッグ(隠し要素)で、勝者には“オアシス”の所有権と彼の築いた財が与えられるのだが、過去5年間この謎を解いた者はひとりもいなかった。
主人公のパーシヴァルことウェイド・ワッツはいわゆるヲタク少年で、ひょんなことから前人未到だった最初の関門を突破。オンライン仲間たちと協力し、“オアシス”の所有権を人海戦術で奪取しようと企む巨大企業の妨害をかわしながらゲームを攻略していく。現実と見わけがつかないほどにVR技術が発達した世界を、皮肉も交えつつロマンたっぷりに描く本作。“なんでもあり”の空間だからこそ実現した、ガンダムやメカゴジラなどの豪華クロスオーバーにも胸が踊ること間違いなしだ。
これぞ理想のVR世界★★★★☆
ド迫力の3DCG★★★★☆
夢のクロスオーバー★★★★★
『ピクセル』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
主人公のサム・ブレナーは、少年時代こそ『パックマン』や『ギャラガ』といったアーケードゲームの腕前で名を馳せた天才ゲーマーだったが、40代のいまやレトロゲーム好きの電気工として冴えない暮らしを送っていた。そんなある日、グアムの空軍基地が何者かの攻撃によって壊滅。米軍による分析の結果、謎の敵は『ギャラガ』の敵キャラクターに酷似しているという驚愕の事実が判明する。ブレナーは政府からかつての才能を買われ、アーケードゲームのキャラを実体化させ人々を襲う異星人“ヴォルーラ人”の侵略に立ち向かうことになる。
実体化した『アルカノイド』によってブロック崩しのごとく破壊されていくタージ・マハルや、『パックマン』が走り回るニューヨークの路地でのカーチェイスなど、現実とピクセル(ドット絵)が見事に融合した画作りは圧巻。その一方、地球に危機が迫るというシリアスな展開に反して全体的にコメディタッチで描かれているため、気楽に鑑賞できる点もうれしい。なお、本作にはデニス・アキヤマが演じる『パックマン』の生みの親・岩谷徹氏が衝撃の役どころで出演するほか、岩谷氏本人もカメオ出演しているので、ぜひ隅々まで注目してほしい。
ゲーマーが世界を救う★★★★☆
オールドゲーマー歓喜度★★★★★
意外にもハートウォーミング★★★★☆
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『トゥームレイダー ファースト・ミッション』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
PC向けアクションアドベンチャーゲームとして絶大な人気を集める『トゥームレイダー』。本映画は、2013年にリリースされた『トゥームレイダー』のリブート版を実写映画化したもので、主人公のララ・クロフトが女冒険家として名を馳せる以前の前日譚的なエピソードを描いている。古代日本の卑弥呼伝説を追って失踪した父の消息を確かめるべく、ララは決死の航海の末に卑弥呼の墓があるとされる日本近海の孤島へとたどり着く。卑弥呼の力を悪用しようとする武装集団とのバトルや、トラップだらけの遺跡を知恵と勇気で切り抜ける彼女の勇姿は必見。
ララ・クロフト役を演じるアリシア・ヴィキャンデルは、役作りのために週6回のジム通いを4ヵ月続け、ロッククライミングや武術、アーチェリーなどのトレーニングを行ったのだとか。幾度となく迫る困難を身ひとつで突破していく原作中のララ・クロフトの屈強さが、確かな説得力とともに再現されているアクションシーンから目が離せない。
跳ねっ返り娘・ララのかわいさ★★★★☆
古代遺跡でのスリリングな謎解き★★★★☆
メキメキと成長を遂げるララの勇姿★★★★★
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『バイオハザード: ザ・ファイナル』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
本作は、ゾンビサバイバルゲームの金字塔『バイオハザード』を原案とした、サバイバルアクションホラー映画。映画シリーズ第6作目にして堂々の完結作となる今回も、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる映画版主人公のアリスが続投。さらに、ゲームでおなじみのクレア・レッドフィールドや“あの”宿敵らも登場し、クライマックスに差し掛かったストーリーを盛り上げる。生き残っている人類がわずか5000人足らずとなった地球上で、アリスはすべての元凶であるアンブレラ社との決着を果たせるのか。そして、彼女の知られざる出自とは……!?
これまでのシリーズ作品以上にパニックホラー色が濃くなっている本作だが、緊迫したガンアクションやド肝を抜くカースタントは健在。もちろん、ゲーム版のプレイヤーならニヤリとしてしまうようなオマージュシーンも満載で、最終決戦の地がアンブレラ社の総本山であるラクーンシティに据えられたことは(当然の帰結とはいえ)なんとも心憎い演出だと言えよう。
感動のクライマックス★★★★★
ホラーとアクションの相乗効果★★★★☆
前作未視聴でも楽しめる★★★☆☆
⇒Netflixの視聴ページはこちら。
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『アサシン クリード』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
こちらは潜入アクションゲーム『アサシン クリード』を原案としたSFアクション映画。主人公のカラム・リンチは殺人を犯した死刑囚だったが、死刑執行の際に民間団体アブスターゴ社に匿われ、“アニムス”というVR機器に接続されてしまう。“アニムス”によって再現された15世紀のスペイン人アサシン・アギラールの記憶を追体験することになった彼は、アサシン教団の一員として対立するテンプル騎士団との抗争に身を投じつつ、人々から暴力性を取り去るといういわく付きの“エデンの果実”の行方を追う。
本作の見どころは、なんと言っても原作にあったようなパルクールアクションを、CGなどを極力使わずにスタントで徹底再現しているところ。ゲーム内でとくに印象的だった“イーグルダイブ”にいたっては、スタントマンが38メートルの高さから命綱なしでのダイブを敢行したことがメイキング映像から明らかになっている。
スリリングなパルクールシーン★★★★★
鮮やかなアサシンアクション★★★★★
苦悩しながら成長していく主人公★★★★☆
『サイレントヒル』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
アメリカ北東部にある架空の観光地を舞台にしたホラーアドベンチャー、『サイレントヒル』を原作としたホラー映画。主人公のローズは、娘のシャロンが何かにとりつかれたかのごとく「サイレントヒル」と口にするようになった原因を突き止めるべく、“サイレントヒル”へと単身乗り込む。しかしローズが訪れたその地は、深い霧に覆われた不気味なゴーストタウンと化しており、次第に彼女は夢とも現実ともつかない怪奇現象に見舞われていく。
原作での恐怖の象徴とも言える異形のクリーチャーたちは、本作にも多種多様な姿で登場。『サイレントヒル2』で出現して以来、ファンのあいだでカルト的な人気を誇る“レッドビラミッドシング”(通称:三角頭)も、精巧な特殊メイク+迫真の演技でイヤというほど忠実に再現されている。現実を侵食され、逃げ場のない恐怖に襲われいていく感覚は暑気払いにピッタリ。なお、2012年には続編にあたる『サイレントヒル:リベレーション3D』も公開されている。
抗いようのない恐怖体験★★★★★
三角頭が大活躍★★★★★
胸が締め付けられるようなラスト★★★★☆
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『サイレン FORBIDDEN SIREN』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
“どうあがいても、絶望。”というキャッチコピーがあまりにも有名な、ホラーゲーム『SIREN』の実写映画。1976年、男ひとりを除く全島民が消失するという怪事件が発生した日本の架空の島・夜美島では、事件から29年が経過した現在も島民たちが異様な雰囲気を漂わせていた。中でも奇妙なのが、“サイレンが鳴ったら外に出てはいけない”という島民たちのしきたり。島に引っ越してきた主人公の天本由貴は、病気の弟の奇妙な行動や、しきたりを破って様子がおかしくなった父親に翻弄されながら、知らず知らず島の深淵へと足を踏み込んでいってしまう。
本作のストーリーは『SIREN2』をベースに初代『SIREN』の要素もミックスされているため、原作ファンなら随所でニヤリとできる内容となっている。本編冒頭で語られるも、一見本作とは無関係に思える1950年のアメリカ・ロアノーク島での冬眠失踪事件や、1872年のマリー・セレスト号の乗組員消失事件などが、どのように天本由貴の物語と関わってくるのか、最後まで目が離せないこと間違いなしだ。
本格ジャパニーズホラー★★★★☆
島民たちの異様さ★★★★★
謎が謎を呼ぶ展開★★★★★
『龍が如く 劇場版』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
海外では『Yakuza』として世界的人気を誇る『龍が如く』シリーズの実写映画。主人公の桐生一馬役に北村一輝、真島吾朗役に岸谷五朗、伊達刑事役に松重豊と実力派俳優たちをキャスティングし、ゲーム第1作のストーリーを踏襲した物語が展開されていく。関東最大の極道“東城会”が握っていた100億円が消えるという大事件の発生と、奇しくも同タイミングで刑務所から出所した桐生。彼は、なりゆきから遥という少女の母親探しを手伝っているうちに事件の真相へと徐々に近付いていく。
ヤクザ同士の抗争を物語の主軸にしつつも、原作同様に個性的な登場人物たちが多数入り乱れるため、任侠モノの映画のような堅苦しさを感じず没頭できること請け合い。ちなみに劇場版を手掛けた三池崇史監督は、本作に関わるまでゲーム経験が浅かったものの、今回を機にPS2と原作ゲームを即購入。3日間徹夜でプレイし、ストーリーにいたく感動したことを制作発表会で語っている。
イケメン&ヒロイックな桐生ちゃん★★★★☆
狂気が光る真島の兄さん★★★★★
気楽に観られる度★★★★★
『ランペイジ 巨獣大乱闘』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
“巨獣大乱闘”の副題通り、生物実験の失敗から突如出現した巨大生物の侵攻によって、全米が滅亡の危機に陥るというストーリーのパニックアクション映画。ベースになっているのはアメリカでリリースされた名作アーケードゲーム『Rampage』だが、原作はプレイヤーが“巨獣”を操作して軍隊や街をメチャクチャにするという内容だったのに対し、本映画は“巨獣”に対抗することになった人類側の活躍を描いている。成長速度の高いサメやシロナガスクジラの遺伝子が組み込まれたせいで、全長20メートル近くまで巨大化した生物たちとのバトルシーンはド迫力だ。
登場する3体の巨獣たちは、さながらマーベル・コミックの『ハルク』のごとき凶暴性と破壊力を持っているが、対する人類側に超人的な能力を持つスーパーヒーローなどは存在しない。そんな絶望的な状況おいて、主人公の霊長類学者デイビスらは勇敢さと機転の良さを武器に巨獣たちと渡り合う様子は見応えバツグン。動物の中でも人間並に知能指数が高いとされるゴリラと、果たして人間は真に心を通わせられる可能性はあるのか? というロマン溢れる裏テーマも見どころのひとつとなっている。
野性味溢れる3DCG★★★★★
原作を知らなくても楽しめる★★★★☆
デイビスとジョージの絆★★★★★
『ビデオゲーム The Movie』
▼予告動画
作品紹介とあらすじ
最後に紹介するのは、ビデオゲーム誕生から今日にいたるまでの40年間の歴史をまとめたドキュメンタリー映画『ビデオゲーム The Movie』。クラウドファンディングによる資金調達で製作された本映画は、“ビデオゲームの父”と称されるアタリ社の創業者ノーラン・ブッシュネルを始め、Epic Gamesのクリフ・ブレジンスキーや、Riot Gamesのマーク・メリルなど多数の業界人や一般のゲームファンへのインタビューとともに、古今東西のゲーム実機映像を交えながらゲームの現在、そして未来までもを語り尽くす内容となっている。
基本的には米国市場の話題が中心となり、いわゆる“アタリショック”が社会に及ぼした影響などが詳しく紹介されているほか、世界的人気を誇る小島秀夫氏のインタビューも収録。日本産のゲームが業界に与えた衝撃を海外目線で知ることができる。また、クイーンの名曲“ドント・ストップ・ミー・ナウ”に歌詞に合わせて名作ゲーム画面が贅沢に垂れ流されるオープニング映像は、業界ネタに興味がないという人でも一見の価値アリだ。
コアゲーマーにはたまらない一作★★★★☆
流し見でも楽しめる度★★★★☆
貴重なゲーム映像資料★★★★★
⇒Amazon Prime Videoの視聴ページはこちら。
30日間の無料体験期間を活用しよう!
NetflixやPrime Videoは、月額料金を支払うことで配信中の映画やアニメなどが見放題になるという便利なサービスだが、初回登録時に限り30日間の無料体験期間が設けられている。
つまり、この体験期間を利用すれば、夏休みのあいだは無料で見放題サービスが楽しめる。気にいったのなら、そのまま継続するのもいいだろう。必要なものはクレジットカードとメールアドレスだけなので、ぜひこの機会に賢くサービスを活用したい。
なお、Amazonプライム会員向けに提供されるPrime Videoも、Netflixとほぼ同様の登録方法で30日間の無料体験期間を利用できる。
また、クレジットカードを持っていない人は、PlayStation Videoなどの映像レンタル・買い切り型サービスを利用するのもひとつの手。PlayStation Videoならば、コンビニなどで販売されているプレイステーション ストアカードを使って映像作品を購入できるほか、アプリ経由でのスマホ視聴はもちろん、プレイステーション4などのゲーム機器上でも映画を楽しむことが可能だ。
イチオシは『レディ・プレイヤー1』&『ピクセル』
今回はゲームを原作とする映画や、ゲームそのものをテーマにした作品をまとめて紹介してきたが、いかがだっただろうか。
元来、ゲームに限らず実写映画化などに代表されるメディアミックス展開はファンのあいだで賛否両論を生んでしまうもの。しかし、『レディ・プレイヤー1』や『ピクセル』を始めとするゲームそのものが題材の映画ならば、細かい部分を気にせず頭を空っぽにして楽しめるという人も多いハズだ。
いま挙げた2作品は、どちらも“ゲーマーが世界を救う”というスペクタクルとカタルシスを盛大に描きつつも、前者はVR技術が身近なものとなった現代のゲーマーを主人公に。後者は、アーケードゲーム文化の中で腕を磨いてきたオールドゲーマーを主人公に据えており、どちらも非常に味わい深いものとなっている。
世代的に刺さるほうを観れば目一杯に感情移入しながら楽しめることはもちろん、あえて世代から外れたほうに触れて思いを馳せてみたり、親子二世代で両作品を観比べて感想を言い合ってみてもおもしろいだろう。
両作品とも、ゲームが抱える負の要素や否定的な目線を舞台装置として絡めながら、最後には「ゲームが好きでよかった」と思えるようなステキな結末が用意されているので、ぜひ長期休みを利用してゲームの持つすばらしさを再確認してみては?
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