『昭和スマアトテレビジョン』、『ドットヒーローズ』など“おもちゃショー”で見つけたスマホ系玩具まとめ

2019-06-15 13:57 投稿

実際に触って体験してみよう

2019年6月13日から16日まで、東京ビッグサイトにて行われる玩具の展示会“東京おもちゃショー2019”。(一般公開は15日、16日)

⇒東京おもちゃショー2019公式サイト

今年も、さまざまなメーカーの最新おもちゃが展示されているこちらの会場だが、実際におもちゃに触って遊べるブースも多数用意されている。

本記事では、その中からスマホ関連の体験ブースや、実際に遊んで気になったおもちゃやゲームなどをピックアップしてご紹介!

『クラフトカードゲーム ドットヒーローズ』

まずはバンダイより配信中のスマホ向けゲーム『クラフトカードゲーム ドットヒーローズ』。本作は、専用の用紙“クラフトカード”に自分でドットイラストを描き、そのイラストをスマホで読み込むことで描いたものが動き出し、バトルができるというもの。

 
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会場には、すでにドットのヒーローが描かれた“クラフトカード”が用意されていたので、それを利用して遊んでみた。

ちなみに会場では無料で“クラフトカード”を配布している。

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▲コツは濃く塗ること。また、消せる色鉛筆で描くのがおすすめだという。

用紙は3枚1パックで販売。用紙をたくさん購入すればヒーローもたくさん作り出すことができ、レアリティの高い“クラフトカード”が当たれば強力なヒーローを作り出すこともできる。

ちなみに紙に描くのが面倒な場合、スマホ上でヒーローを直接描くこともできる。この場合の用紙は、課金アイテムとして購入することが可能だ。

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▲記者の描いたもの。かっこいいヒーローを生み出すには、多少センスが必要かもしれない……。

カードを読み込むと、ただのドットだったイラストから立体的なヒーローが飛び出す。

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▲必殺技を選択しよう!

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▲“クラフトカード”の種類によってレアリティが決まり、描き込んだイラストの色によって属性も決まる! 

これで敵モンスター“イロモン”を倒したり、全国のプレイヤーと対戦が可能になる。

バトルでは3人のドットヒーローをパーティーに編成。

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バトルはターン制で、どんな行動をするかはスロットで決めていく。

攻撃、回復、ハズレ、必殺技といった出目が用意されていて、目押しが可能なのだが、これがなかなか難しい!

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スロットが思うように当たらないので、“イロモン”のHPがなかなか削れず思わぬ白熱バトルがくり広げられた。

子ども向けだと思って油断していると返り討ちにあうので気をつけよう。

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そのほか、“ドットコイン”使ってキャラクターを強化したり、さまざまな“イロモン”と戦ってデータを集めたりとやり込み要素も豊富。

昭和スマアトテレビジョン

おもちゃショー2019にて、ハイターゲット・トイ部門の大賞を受賞したこちらは、タカラトミーアーツの“昭和のテレビ”を再現した玩具。その名も『昭和スマアトテレビジョン』。

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この形のテレビになじみのない若者には新鮮さを、当時を知る人々にはノスタルジーを与えてくれることだろう。

 
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▲裏側も忠実に再現されている。

こちらもスマホを使って遊ぶ玩具で、専用アプリをダウンロードすると、限定的ではあるが、Youtubeや動画といった好きなコンテンツを設定することができる。チャンネルは3つまで設定可能。

そして、このテレビにスマホを差し込むことで、乱れた画面とともに映像が再生される。

 
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当時のテレビは画面が乱れるのはよくあること。この『昭和スマアトテレビジョン』では、それがしっかり再現されているのだ。

 
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なお、画質は、1950年代、1960年代、1980年代、地上波デジタルの4種類から選ぶことができる。

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時折、砂嵐が現れる場合があるのだが、そのときはテレビの天板をコツコツと叩くと映るようになる。これもまた当時のテレビの再現なのだ。

当時のテレビの扱いを知る人であれば何度叩いたかわからない、という人もいることだろう。

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“あるある”をしっかり取り入れた、なんとも粋な玩具である。

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▲チャンネルもちゃんと回せる! 若者諸君、“チャンネルを回す”の語源はここから来ているのだが、知っているだろうか。

青春のプリントシール

『昭和スマアトテレビジョン』と同じシリーズで、こちらは“プリクラ”風の玩具。いまは別人かのように美しく撮ることができるプリントシール機だが、こちらは平成の時代に登場したばかりのそれをモチーフに再現したもの。

スマホを筐体に差し込んで使うのだが、画質が荒いのは当時のカメラの性能を表現しているから。

また、“タイムスリップモード”で過去の若かりしころの姿と、未来の姿を撮ることも可能。

当時を彷彿させるようなフレームやスタンプも用意されているので、青春時代を思い出して遊んでみるのも一興だ。

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モビルスーツ完成は近い! ジオニックテクニクス

『ガンダム』関連でとんでもない新プロジェクトが始動したと話題になっている、バンダイの“ジオニックテクニクス”。

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こちらは、ジオン軍のモビルスーツ“ザクII”のキットを組み立て、スマホを使ってプログラミングすることでザクを動かせるというプログラミング教材。

機体はある程度カスタマイズでき、お好みのタイプのザクを作り上げられる。

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この“ジオニックテクニクス”講習を受けることで、モビルスーツを動かすことがいかに大変かというのも理解できるかもしれない。

プログラミングは、スマホなどを使って直感的にできるのが魅力。かなり玄人向けといったものだが、出来上がった際には、ファンにとってはたまらない宝物になること請け合いだ。

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ファミリーアップス

タカラトミーアイビスより配信中のお仕事体験アプリ『ファミリーアップス』の体験コーナーも。

 
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実際に存在する企業のお仕事をアプリで手軽に体験できるという、子ども向けのアプリだ。

ブースで実際にアプリを遊ぶことができるので、ぜひ試してみよう。

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スマホ関連以外で気になったゲームまとめ

ここからは、スマホに限定したものではないが、会場を見ていて、ゲーマーならきっと楽しめる! と記者の独断と偏見で選んだグッズや玩具を紹介しよう。

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『toio』はソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットを使った新しい遊びのプラットフォーム。

プログラミングを教育の中で学ばせようと言う流れもあってか、今年はとりわけプログラミング系のコンテンツが多かった印象。その中でもこちらは大人の記者でも、遊びながらプログラミングの基礎を無意識に学ぶことができると感じたコンテンツだ。

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専用タイトルのひとつ『GoGo ロボットプログラミング 〜ロジーボのひみつ〜』で実際に遊んでみた。本作には、以下のような専用の絵本がある。

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絵本にはスタートとゴールが設定されたマップが描かれており、ロボットのtoioに命令し、ゴール地点まで到達することが目標だ。

もちろんロボットを手で動かすのではなくプログラミングで動かしていく。

今回記者が体験したお題の問題は、以下の写真のマップ。

 
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青い囲みのスタート地点にいるtoioを赤いゴールに到達させることが目標だが、ゴール前には充電切れで動けなくなってしまった女の子のtoioが待っている。彼女を奥の充電マスに移動させつつ、自分もゴールに向かうのが正解のルート。

ロボットに命令するために必要なのは指示の書かれた紙。これを組み合わせて指示を完成させていくのだ。

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紙の中にはロボットへの伝達を読み込ませる信号が埋め込まれている。この上にtoioを乗せることで、toioは自分がどう動けばいいかを読み取る。

 
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プログラミングされたtoioを、先ほどのマス目においてあげると、覚えたプログラム通りに動いてくれる。

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▲女の子のtoioは何もしていないが、男の子のtoioに反応して動き出す。ふたりで会話をするようなイベントも発生するので、そちらも必見。ゴールしたときの感動もひとしお。

さらに、2019年秋には新作“トイオ・ドライブ”が発売予定。今回こちらも、会場で遊ぶことができたぞ。

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“トイオ・ドライブ”はハンドルのようなコントローラーを使ってレースゲームができるというもの。

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用意されたコースを走らせることができるのだが、このコースにももちろんプログラムが仕込んである。コースを外れると減速してしまうので、うまく操りながら進めていこう。

 
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▲ラジコンの操作に近く、ハンドルのコントロールは慣れが必要。

さらに、逃げ回る犯人のロボットを捕まえたり、荷物を特定の場所に届けたりとさまざまなミッションで遊ぶこともできる。

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自分の指示で自在にロボットが動く。プログラミングの基礎と達成感を同時に感じられるtoio。ぜひ体験してみてほしい。

メガドライブミニ

セガブースでは、1988年に誕生したセガの家庭用テレビゲーム機“メガドライブ”の名作ソフト40+2本が内蔵された“メガドライブ ミニ”の先行体験が可能になっている。

メガドライブ ミニのプロジェクトは、2018年にメガドライブの発売30周年を記念して発表されたもので、実機を55%縮小したという本体に、42作品のゲームタイトルが収録されている。いよいよ今年の9月19日に発売。

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MY ARCADE

すでに発売されているものだが、『パックマン』や『ギャラガ』などのアーケード筐体を手のひらサイズで再現した“My Arcade”も出展中。

小さいが実際にゲームもプレイ可能。集めて飾っておきたいコレクター魂をくすぐる一品だ!

 
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ガシャポンが、電子マネー決済可能に!

玩具とは少し趣旨が異なるが、これからの時代、ガシャポンが交通系電子マネーや、QRコード決済で支払えるようになる。

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この決済に対応したガシャポンが導入されることにより、「あ〜、あと100円足りない!」 「この辺両替機ないよ!」なんて心配も無用に。

またお金を回収する必要がなくなるため、設置した側も作業コストの削減にも繋がるという。

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メリットもある一方、小銭がなくなるという”やめるきっかけ”がなくなり、歯止めが効かなくなる危険性も……?

ガシャポンの沼にはまらないように気をつけよう!

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▲あるとついついやっちゃうガシャポン。電子マネー決済で手軽にできるようになるのはうれしい!

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