【今日の編集部】映画『キングダム』を原作ファンが見るべき3つの理由
2019-04-26 20:00 投稿
想像以上のクオリティ
【本日の担当:松脇さんば】 |
2019年4月19日から公開されている映画『キングダム』を見て来ました。
『キングダム』は、春秋戦国時代の中国で主人公の信が、奴隷の身分から天下の大将軍を目指して戦いをくり広げていくという、とにかく熱いマンガです。
熱いマンガが好きな僕は、もちろん『キングダム』を読んでいますが、
実写映画か……。
と思っていました。
どうしても、「あの世界観を再現できないんじゃないか」とか、「イメージと違う感じだったらどうしよう」と不安になってしまっていたのです。
そんな不安を抱えながら映画を見たわけですが、映画を見終わってみると「あれ?おもしろかったぞ?」と感じている僕がそこにいました。
なぜそう思えたのか?
その要因がキャラクターに紐づいていると感じたので、とくに良かったキャラクター3人とその魅力を紹介していきたいと思います。
楊端和かわつよ
はいかわいい。
楊端和好きな人なら、楊端和をリアルに見れるってだけで、見るべき理由のひとつにできます。
マンガ『キングダム』でもかわいい(キレイ)かつ尋常じゃない強さを誇る楊端和ですが、それは本作でも健在。
両手に剣を持ってのアクションは、マンガにはない“動き”での迫力が感じられるので、一見の価値あり。スタイリッシュさは個人的に劇中トップです。
あと正直な話、映画『キングダム』は前情報入れずに見たのですが、楊端和を演じているのが長澤まさみさんだと気づいたのは、エンドロールでした。
「いや、言われてみればそうじゃん!」となるのですが、そこに気づかないほど役にハマっていたのだと思います。
王騎と騰のコンビでちょっと笑う
王騎を演じるのは大沢たかおさん、王騎の側近の騰を演じるのが要潤さんです。
原作でもかなりクセのあるふたりで、「実写化キツイんじゃないか」と思っていたのですが、蓋をあけてみればハマり役だし、声までイメージ通りだったので違和感なくすんなり見れてしまいました。
王騎と騰のやり取りは原作でもおもしろいのですが、映画では会話にテンポが付くことでよりおもしろさが増すのか、会場が笑いに包まれることも。
このふたりは原作ファンほど見てほしいキャラクターたちかもしれません。
左慈が死ぬほどカッコいい
原作を読んでいる人は、「ん?左慈?」となるでしょう。
もう一度書きます。
左慈がカッコいいです。
坂口拓さん演じる左慈は、主人公である信の敵となりますが、坂口拓さんが激ハマりというか、完全に昇華している。
原作から考えると、1番変化の大きいキャラクターかなとも思います。
気だるそうな感じとか、高圧的な感じを当たり前のように演じ、さらに殺陣も迫力満点。
「敵が魅力的な作品は良作」と、どこかのおっさんが言っていたので、左慈だけでも映画『キングダム』は良作です。
全体的に役者さんがハマっているなーというのが、映画『キングダム』の印象です。違和感なく映画を見られるってすごく大事。
このほかにも本郷奏多さん演じる成蟜がいい憎たらしさをしているとか、漂と嬴政役の吉沢亮さんの演じ分けがヤバイとか語れることは多いのですが、キリがないのでこのへんで。
原作読んだことがない人はアクション映画としても楽しめますし、原作好きな人はいい意味で裏切られるので、1回は見に行ってほしいです。
僕は、もう1回ポップコーン食べずにガッツリ集中して見たいなと思っています。
(c)原泰久/集英社 (c)2019映画「キングダム」製作委員会
お知らせ
4月27日~5月6日までの期間、“今日の編集部”コーナーはお休みさせていただきます。再開は5月7日となります。
編集部の今日の1枚
『キングダム』の新刊54巻も買いました。ヤンジャンでも読んでるけど単行本で読むのもいいね。
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