木谷高明氏がミルキィホームズについての質問に全力で回答! お渡し会&トークショーリポート

2019-01-21 19:30 投稿

ファンの熱意に真摯に対応!

2019年1月14日、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて“月刊ブシロード2月号発売記念 ミルキィホームズ木谷プロデューサーお渡し会”が実施された。

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こちらのイベントはブシロードの木谷高明氏が、2019年1月28日に武道館でファイナルライブを行う“ミルキィホームズ”に関する質問に答えていく質疑応答を含むトークショーとして展開された。

そんな質疑応答の内容を一部抜粋して掲載していくので、ミルキィホームズのことが気になる方は要チェックだ。

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▲木谷高明氏。登場と同時に来場者の中で女性を見つけ、「100%男性かと思っていた」と軽いジョークで会場を笑わせていた。

質問および回答内容

Q1:『探偵オペラ ミルキィホームズ』という作品名になった経緯を教えてください

A:いちばん最初、名称を考える段階では“ホームズ”だけは決まっていました。そこからどう味付けして作品名にするべきかということで話し合いました。毎回ではないけど、作品を作る時は関係者を10名ほど集めて合宿を行います。合宿では必ず作品名を決めるようにしています。というのも、作品名を決めないとプロジェクトが進んだ気がしないんですよね。

そこで、ホームズを入れた良さげな名称をおおよそ100個ぐらい……参加者の頭の中から出なくなるまで書き出して、出た名称すべてで無記名投票を実施。その後、上位に残った名称で改めて決選投票して決めますね。

Q2:1月14日にミルキィホームズを絡めたトークショーを実施した理由が分からなかったので教えてください。

A:僕自身、お客様と気持ちよく武道館を迎えたかったからです。とくに皆さんに伝えておきたいのは“熱風海陸ブシロード”は歌わないとうことです(会場どよめき)。やっぱりこうなりますよね。なので、事前にお伝えする場を設けるという意図も含めてます。

ということで、曇りない状態でファイナルを迎え、スタッフ・観客ともにスッキリして終わりを迎えられるよう、会場に来た皆さんの疑問や要望はここでぶつけてもらえればと思っています。“相互理解”です。悪い言葉で言えば“ガス抜き”ですかね。

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Q3:ミルキィホームズをやってよかったことを教えてください

A:よかったことですか……やっぱり楽しかったことです。後はいろいろ試すことができたかな。ミルキィホームズのメイン4人は響所属なので、密に相談していろいろトライできました。いまだから言いますけど、ブシロードを立ち上げることになってから、響という声優事務所を立ち上げるつもりなんてこれっぽっちもありませんでした。

ただ、ミルキィホームズを生み出すにあたり、メインの4人は同じ事務所の方がいいかなって。これは過去の経験を参考にした結果ですね(汗)。プロジェクト上の施策で合意を取りやすい形にしたかった。価値観を揃えないとキャラクターコンテンツの活動は難しいかなと。

仕事をするにあたっての人の分配ってArtとWorkに分けられると思っていて、ライブするのにWork100%の状態じゃ、見に来た人もつまらないと思うんですね。だからArtと言う部分を意識してもらう。100%Artに寄せろとは言わないので、少しでもArtの部分がほしいですから。

Q4:ミルキィホームズをやってきたことが、ほかのプロジェクトにどう活かせているのかお聞かせください

A:ライブに活きてますね。ライブでいろいろなことが試せたのは、ミルキィホームズ以降の音楽プロジェクトに絶対活かせていると思っています。たとえば、ミルキィホームズで武道館ライブを経験している。だから、ほかのプロジェクトで武道館ライブをやるにあたってもイメージしやすくなっています。

忙しい声優さんで事務所がバラバラだとなかなかArtの部分を作るのが難しい。そんな彼女たちがしっかり活躍できる環境づくりから始めた感じですね。

後は、ミルキィホームズはそもそもアニサマのステージに立つことを前提に考えたグループでした。あの大会場で目立つにはどうすればいいか……それが衣装だったんですね。あの会場の後方からでもミルキィホームズが出てくると「あっ、ミルキィホームズだ」ってはっきりわかる、それぐらい映えましたね。

そういった経験の数々が現在進行形で展開している各プロジェクトの礎になっていると思っています。

Q5:木谷氏はこれまでに社長や取締役など役職が何度も変化していますが、その結果、ミルキィホームズとのかかわりかたに変化とかはあったのですか?

A:大きな変化はなかったかな。そもそもブシロードという会社のコンテンツの中で、ミルキィホームズに当てていた仕事量を20とすると、どの役職でも20以上、いっても40ぐらいまでのあいだで関わってきました。

その中で最近は私のやりたいことを通すではなく、みんながやりたいこと・要望を「どうしたいの?」と聞いて、それを実現させるためにがんばる人って感じで関わりました。それがファイナルライブという形ですね。

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 スペシャルゲストの橘田いずみ登壇

そして、イベント後半ではスペシャルゲストとして、コーデリア役の橘田いずみさんが登壇した。

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▲コーデリア役の声優、橘田いずみさん。

彼女はなぜ呼ばれたのかがわからないと木谷氏に質問を投げかけました。すると木谷氏は宇都宮餃子祭りで橘田さんから「ミルキィホームズの大阪のライブで寝ていた奴!」、「鞭で叩かれるのと、SNSで叩かれるの……どっちが痛い!」という台詞とともに鞭で叩かれた経緯があったという。

この“ライブで寝ていた”という部分をオフィシャルで訂正するために今回御呼びした模様。どうやら事実は異なるようだ。

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▲こちらがライブ中に木谷氏がとってしまったポーズ。腕に頭を乗っけていると確かに勘違いされてしまうかも。

上記ポーズは、ライブで座った席から4人がはっきりと見えなかったために、致し方なく見る姿勢を変更しただけに過ぎないと語る木谷氏。

近場に座っていた人たちはその経緯を知っているので問題はなかったが、遠くから木谷氏を見ていた誰かが見た目からして寝ていたと勘違いしたようで、その情報がミルキィホームズの4人に伝わってしまったとのこと。

この話をしっかり白黒つけておきたかった……ということで1月28日のファイナルライブが近づきつつあり、リハが大忙しの橘田さんが呼ばれることに……。お忙しい中、お疲れ様です。

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ちなみに、橘田さんは本イベントの内容をマネージャーに確認したところ「木谷氏に文句を言いにいくゲストです」と聞かされていたらしい。

それもあってか、ブシロードが“百合カンパニー”と言われる現状に「百合を何だと思っているんだ!」と勢いのままに物申していて、イベント後半にも関わらず会場を湧かせていた。

なお、序盤に質問されていた“ミルキィホームズ”という名前、じつは案を出したのが橘田さんだったらしく、由来はミルクティーが好きだからそこからミルキィという呼称を付けたとのこと。

想像以上にさまざまなことが赤裸々に語られたため、終わってみたら約2時間弱の長丁場なイベントとなっていた。

ちなみに、1月28日に行われるファイナルライブはライブビューイングなども実施されるので、本記事でミルキィホームズが気になったアナタは特設サイトで情報を仕入れてみて、彼女たちの最後の雄姿を拝んでみてはいかがだろうか?

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▲イベント終了後はしっかりとお渡し会も行われていました。

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