【新作】悪に手を染め退職金を稼ぐ警察署長の180日間を描くダークアドベンチャー 『This is the Police』
2019-01-12 11:00 投稿
この記事に関連するゲーム ゲーム詳細
This is the Police
警察を欺き180日間に50万ドルを稼げ!!
警察署長のジャックはわけあってロジャーズ市長からクビを宣告される。
これは街の権力を完全に掌握している支配者による口封じであり、このままでは退職金すら支払われることはない。
そこでジャックは在籍していられる180日のあいだに50万ドル、日本円にして約5500万円という大金を稼いでやろうと悪事に手を染めていく。
それが本記事で紹介する、ちょっと大人向けな描写が多いダークアドベンチャー『This is the Police』だ。
ゲームの見どころ
●コミック調だが緊張感のあるハードボイルドな演出
●リアルタイムで発生する多彩な事件を解決に導け
●個性派揃いの職員と向き合い指揮する署長ライフ
コミック調だが緊張感のあるハードボイルドな演出
本作の舞台はアメリカの架空都市、規模はそれほど大きくないが複数の高層ビルを中心に郊外へと発展を続ける夢と希望に溢れた地域のようだ。
しかし、そんな地域を守る警察署長のジャックは、ロジャーズ市長からクビを言い渡されて絶体絶命。ローポリゴン風の味わいあるテイストが、暗躍する大人のハードボイルドな世界観を見事に際立たせている。
また、ジャズ系のBGMが多く、毎日出勤時にジャックがコレクションしているレコードから好きなものを選んで再生することができる。
警察署長として生きる表の顔と悪と手を染めていく裏の顔。職場の人間が知りえないプライベートな部分を描くアドベンチャーパートを、より重厚なものに昇華しているのだ。
ひとつ残念なのはあまりにも小さなフォントサイズだ。
本作がもともとPC向けのゲームであり、大きな画面を想定して設計されているのが理由なのだが、移植する際にこのあたりの調整をしてもらいたかった。
ジャックを筆頭に登場人物はどいつも人間臭く、つねに互いが腹の中を探り合っている。
本作特有のハードボイルドな世界観はPC版そのままなので、フォントサイズに不満がある人はタブレットまたはモニターに出力して楽しんでもらいたい。
リアルタイムで発生する多彩な事件を解決に導け
悪事に手を染めるといってもそれは退職金が支払われないことへの抵抗。ジャックは警察署長としての職務をまっとうしようと奮闘する。
それが日々発生する数々の事件を解決に導いていく運営パートだ。
事件が発生すると画面左上にある通報欄に案件が登録。それをタップして事件の内容を確認し、シフト一覧を参考に警官や刑事、特殊部隊など適した職員を現場に送り込んでいく。
人選を間違えれば事件は未解決になるし、最悪の場合は殉職してしまうこともある。
各職員に設定されている疲労値や事件の難易度を見比べ、適切な人選を迫られる瞬間は何度経験しても緊張した。
また、警官が担当する事件ではときどき現場から判断を迫られることもある。
どれを選ぶかはプレイヤー次第だが、多くの場合は警官自身の能力値が解決の有無を左右するので、あまり気張らずその場の雰囲気で楽しんでいいだろう。
さらに、刑事が担当する事件では現場の写真をもとに真相を推理して、写真を時系列に沿って並べて解決に導いていく。
事件を紐解く重要なヒントは写真だけでなく、刑事が集めたさまざまな証言の中にも隠されている。
事件を卓上で解き明かしていくプロセスは淡々としているが、“警察署長ってこんな感じなのかも”と、どこか納得できてしまう不思議なリアリティがあったぞ。
個性派揃いの職員と向き合い指揮する署長ライフ
志半ばで殉職してしまった職員たちを想うと胸が痛くなるが、ここは犯罪が多い危険な架空都市、感傷に浸ってばかりはいられない。
そこで役立てたいのがリクルートという機能。これは言葉の通り、能力のある新たな人材を揃えるために欠かせない要素だ。
採用できる人材には上限があるので能力の低いものは解雇しなければならない。
とても残酷なことだがこれも署長であるプレイヤーにしかできない重要な職務だ。
ただし、正当な解雇理由がないままクビにすると裁判沙汰に発展。さまざまな理由で休暇を希望する職員の正当性をプレイヤーが見誤れば職員のパフォーマンスが低下する。
さらに、市民が犠牲になるとロジャーズ市長の心証が悪化し、職員の給料や採用数など警察署のアップグレード要素に重大な影響を与えてしまうのだ。
ズル休みをしたがる職員とそれを許さない警察署長。職務をまっとうしながら裏では不正を働き、ときにはマフィアと手を組んで横暴な市長を欺きながら大金を奪い取っていく。
運命の180日目を迎えたとき、ジャックはどうなってしまうのか。
悪人だらけの架空都市で人生逆転を夢見て全力で抗っていこう!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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This is the Police
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | iOS:840円[税込] Android:860円[税込] |
ジャンル | アドベンチャー |
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メーカー | HandyGames |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | © 2018 Weappy Studio. Published & Distributed by www.handy-games.com GmbH a division of THQ Nordic GmbH. |
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