ユニークな機能や仕様が盛りだくさん!!あなたのゲームライフを変えるかもしれない“個性派”スマホのススメ

2019-01-07 22:17 投稿

ゲームを楽しむならスマホにもこだわりを!

2018年はiPhoneXS、iPhone XRを筆頭に、AndroidでもXperia XZ3やGalaxy Note9といった話題の機種が発売されて話題になった。どれもハイスペック端末として名を馳せ、時代の先端をいくモデルばかりだ。こういった流れを見ると、2019年に登場する端末にも注目をしていきたいところだが……。

今回はそこから少し目線を変え、スマホを買い換えるにあたって「みんなと同じ機種じゃつまらない!」と個性派スマホを求める人に向け、現在国内で購入・使用できる“変わり種”Androidスマートフォンを紹介していこう!

ボーナスやお年玉でスマホの新調を考えている人は、ぜひ参考にしてみてほしい。

オススメ個性派スマホ紹介 ~あっさり編~

まずは最新のハイエンドスマホから、ちょっぴり変わった特徴を持つ2機種を紹介。「目立つのは恥ずかしいけど、人とは違う機種を持ちたい……」という人はこちらをチェックしてみよう。

Find X(OPPO)

OPPO_Find X

【取り扱いキャリア】
SIMフリー(ネットショップ・家電量販店で購入可能/MVNOでの取り扱いあり)

【対応バンド】(公式サイトより抜粋)
GSM:850/900/1800/1900
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/32/66

【価格】
11万9632円[税込]

【ゲーマー的オススメポイント】
・Snapdragon845/8GB RAM/ストレージ256GBの贅沢仕様
・ゲーム加速モードでより快適に

最初に紹介するのは、中国のスマホメーカー・OPPOのフラッグシップ機Find X。現状最高クラスのスペックに加え、ノッチを持たないベゼルレスデザインというスマートなデザインが時代の最先端を感じさせる。ちなみに、端末前面における画面占有率は93.8%にもなるという。

まずスペックに目を奪われる端末となっているが、昨今のハイスペックAndroidスマホというものさしで見れば、これと似た仕様、同じ仕様の端末は数多く存在している。ではFind Xの特徴はというと、カメラ機能とゲーム加速モードという特殊なモードの存在だ。

本端末のカメラは、カメラアプリを起動するとカメラレンズが自動でせり出してくるという一風変わった機構を搭載しているのだ。このユニークな仕様があるからこそ、高い画面占有率を誇っているのだろう。ノッチ(切り欠け部分)が邪魔だと感じている人は、こちらを検討してみてもいいかもしれない!?

“ゲーム加速モード”は、スマホゲームメディアとしては見逃せないポイント。こちらのモードを起動させると、グラフィック処理の最適化がなされるほか、各種通知のカットやバックグラウンドアプリの通信制限が発動する。ゲームプレイに全霊を込めたい人からしてみれば、かゆいところに手が届くモードと言えるだろう。

Pixel3/Pixel3XL

pixel3

▲画像はPixel3。

【取り扱いキャリア】
NTTドコモ/ソフトバンク/SIMフリー(Google Storeで購入可能)

【対応バンド】(公式サイトより抜粋)
GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
WCDMA: W1/W2/W4/W5/W6/W8/W19
FDD-LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/66
TD-LTE: 対応バンド 38 / 40 / 41 / 42 / 48
最大 CAT 16 (1Gbps DL/75 Mbps UL)
5x DL CA、4×4 MIMO、256-QAM DL、64-QAM ULに対応
(携帯通信会社の対応状況に応じて異なります)

【価格】(Google Store版)
Pixel3:9万5000円~
Pixel3 XL:11万9000円~

【ゲーマー的オススメポイント】
・もっともスタンダードなAndroidOSが使えるスマートフォン
・高いスペックとOSのバージョンアップで長く使える

Pixel3、Pixel3 XLはAndroid OSの開発元であるGoogleが、自社ブランド商品として販売する高性能スマホ。OS開発元が手がけたハードウェアということもあり、動作が非常に安定しているほか、国内では珍しいアレンジされていない素のままのAndroidOSが使えるのが最大の特徴。

ハイスペックながら、“個性がないのが個性”と言えるほどに不要なものが削ぎ落とされている本機だが、“Playground”というAR機能に対応している点や、Googleが提供する新機能や最新OSがいち早く触れるという点もひとつのメリット。

またOSのアップデートも3年間は保証されており、長く使えるAndroidスマホが欲しいという場合は、これを選べば間違いなしだろう。

オススメ個性派スマホ紹介 ~こってり編~

続いては、ガツンとパンチの効いた変わり種スマホ3機種を紹介していこう。どれも見た目も中身も個性的で、周囲の目を集めること間違いなしの逸品たちだ!

ROG Phone(ASUS)

ROG Phone

【取り扱いキャリア】
SIMフリー(ネットショップ・家電量販店で購入可能/MVNOでの取り扱いあり)

対応バンド】(公式サイトより抜粋)
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B28/B29/B32
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B46
キャリアアグリゲーション:5CA(DL)/2CA(UL) 対応
W-CDMA:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19

【価格】
11万9500円[税別]

ゲーマー的オススメポイント】
・ゲーミングスマホならではの最高峰のスペック
・周辺機器も備えれば理想の環境が構築可能

美麗なCGで描かれる世界の中をキャラクターが激しく動き回る、リッチなスマホゲームをプレイする人にオススメしたいのが、こちらASUSのゲーミングスマホ“ROG Phone”。

チップセットには“オーバークロック版”snapdragon845を採用しているだけでなく、リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイ、長時間のプレイを想定した高効率排熱機構、操作性を向上させる側面タッチセンサーなど、すべてがゲームのために設計されている異色の機種だ。

さらにうれしいのが本体のみにとどまらず、外付けの冷却ファンやコントロールパッド、拡張ドックなどさまざまな周辺機器も存在するところ。自分がもっともプレイしやすいスタイルにカスタマイズできる、まさにゲーマーのためのスマホと言えるだろう。

 
ROG_3
 
ROG_2

ただし、ほかのスマホとは一線を画すハードウェアの規格を備えているため、本端末純正周辺機器を含めて、ゲームタイトルによってはハードウェアチートとして扱われる可能性もある。実際に本機でのゲームプレイを考えている人は、その点には注意してほしい。

CAT S60(キャタピラー)

 
CATS60

【取り扱いキャリア】
SIMフリー(ネットショップ・家電量販店で購入可能/MVNOでの取り扱いあり)

対応バンド】(公式サイトより抜粋)
LTE Band 1/3/7/8/19/28、Cat 4
HSDPA/WCDMA Band 800/850/900/2100 MHz
GSM/GPRS/EDGE Quad-Band 850/900/1800/1900 MHz

【価格】
9万6984円[税込]

【ゲーマー的オススメポイント】
・落としても壊れないタフネス!
・バッテリー容量も3800mAhのビッグサイズ

続いて紹介するCAT S60は、建設重機で有名なキャタピラー社ブランドのスマートフォン。国内での発売が2017年10月と少し古い機種だが、その魅力はなんと言っても使用環境を選ばないタフさにある。

そのメーカーのジャンルや端末のデザインからも察せられる通り、アウトドアや工事現場、スポーツシーンなど、通常使用環境とは異なる過酷な使用環境も想定して作られた本機。その堅牢性は他の端末とは比較にならないほどで、高さ1.8mからの落下テストにも合格するほど。胸ポケットから落とした程度じゃビクともしない!

さらにIP68という最高クラスの防塵/防水性を誇り、水中5mでも使用が可能。いつでもどこでもゲームに浸りたいという人にはうってつけの機種と言えるだろう。落としても大丈夫だからと言って歩きスマホは危険なのでNG!

また一風変わったポイントとして、本機は世界初となるサーマルカメラを搭載している。この機能がゲームアプリに活躍するような自体は考えにくいが、サーマルカメラを遊び感覚で気軽に使用できるというのも本機でしか味わえないので、気になる人はこの機能に注目してみるのもいいだろう。

 
CATサーマル

▲専用アプリを使用して撮影できるサーマルカメラ。これの便利な使いかたを考えるのも、ある意味ゲームと同じぐらい楽しいかも。

あくまでもコンセプトが過酷な環境下でも正常稼働することなので、さほどグラフィック処理能力が高いわけではない。そのためリッチなゲームコンテンツをリッチに楽しむのは難しそうだが、『ポケモンGO』の対応機種一覧にも含まれているので、取り立ててスペックが低いというわけではない。

Atom(Unihertz)

Atom

【取り扱いキャリア】
SIMフリー(ネットショップで購入可能)

【対応バンド】(公式サイトより抜粋)
GSM:850(Band5)/900(Band8)/1800(Band3)/1900(Band2) MHz
WCDMA:Band1/2/4/5/8
TDSCDMA:B34/39
LTE:FDD,Band1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B
LTE:TDD,Band34/38/39/40/41

【価格】
259.99ドル(技適取得済)

【ゲーマー的オススメポイント】
・片手に収まるコンパクトサイズ
・IP68防塵/防水でアウトドアでも大活躍
・3万円を切る低価格

今回最後に紹介するのは、世界最小のタフネススマホAtom

スペック的にはいわゆるミドルスペックといったところだが、本機の魅力は中身よりもその本体そのもの。CAT S60と同じIP68の防塵/防水性能を持ちながら、96mm×45mm×18mmという非常にコンパクトなサイズに仕上がっている。

5インチを超えるディスプレイサイズも珍しくなくなってきた昨今において、本機の画面サイズは2.45インチとじつにコンパクト。しかしながらスマホとしての機能は十分に備えているので、小型端末が好きな人ならぜひとも一度は手に取ってほしいアイテムだ。

今年夏ごろからアメリカのKickstarterや日本のCAMPFIREにてクラウドファンディングのプロジェクトがスタートし、製品化にこぎつけたこのAtom。現在はAmazonなどで一般販売がスタートしており、手軽に購入することが可能となっている。

そんなわけで、買ってみました!

じつは最後に紹介したAtomについて、筆者は実際に手に入れてすでに2カ月ほど愛用している。せっかくなので、その使用感をお伝えしていこう。

まずはサイズを一般的なスマホと比較してみよう。比較対象には、5.2インチ液晶ディスプレイを搭載したXperia XZ1(ソニー)を並べている。

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▲サイズ感比較。Atomはナビゲーションバーが表示されず、画面下にある楕円状の指紋センサーがホームキーを兼ねる。その左右のドットがそれぞれバックキーとタスクキーに相当。

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▲本体サイズに対してやや厚みがあるように見えるものの、数値的には手帳型ケースを付けた一般的なスマホと同程度。見た目の印象ほどには気にならない厚さだ。

サイズの小ささゆえに文字入力では若干ミスタッチが増えるものの、web閲覧や音楽再生用途なら問題なく使用できる。バッテリーも2000mAhとやや少なく見えるが、動画視聴などで派手に消費しなければ丸1日持つ程度。

一般的な利用の範囲においては、文字入力さえ慣れてしまえばとくに不自由を感じることはないだろう。

Screenshot_20181229-194208

▲文字入力ではキーの幅が狭く、誤タップが起きることも。スムーズに打てるようになるにはある程度慣れが必要だ。

しかしファミ通App読者が気になるのは、やはりこのコンパクトさでゲームの操作性はどうなるか、といったところだろう。今回は実際にいくつかのゲームをプレイしてみたので、そのプレイ感覚をお伝えしていこう。

なお、以降のスクリーンショットはすべてリサイズなし(一部ステータスバーはトリミング済み)のものを使用している。実際の解像感がどの程度のものか、画像から体感してみてほしい。

モンスターストライク

まずはおなじみの『モンスターストライク(モンスト)』をプレイしてみた。

こちらはスマホのスペックがいまほど高くない時代からあるアプリだけに、動作はサクサク。基本的な操作が引っ張るだけということもあって、操作性に問題はなかった。

ただ当然ながら、画面サイズの関係上、一般的なスマホよりもショット方向の細かい調整は難しい。しかし、慣れればある程度高い操作精度を要求されるクエストもクリアー可能だ。

『モンストスタジアム』の大会出場を目指すプレイヤーからしてみれば、この操作精度の難はハードルとなると思われるが、カジュアルに遊ぶぶんには問題なくプレイできる範囲と言えそうだ。

 
蓬莱

▲ショット精度が重要になる高難度クエスト“夢幻の如き不死の幽境(蓬莱)”も無事クリアー。ある程度慣れた人なら問題なくプレイできる。

またゲーム内容とは大きく関係があるわけではないが、画面が小さいぶん、文字サイズも小さくなるという難点も。クエストやモンスターの選択では支障を感じなかったが、“わくわくの力”の説明文は文字が潰れがちで、ふだんから『モンスト』を遊んで内容を把握している人でないと見分けるのが難しい。

購入を考えている人は、この点には注意したほうがよさそうだ。

 
わくわく

▲みんなは読めるかな?

グランブルーファンタジー

続いて、『グランブルーファンタジー(グラブル)』にも挑戦。

こちらはストーリーや会話パートも読み物として人気のタイトルのため、文字サイズは気になるところだが……基本的な視認性は許容範囲内。戦闘時のスキル説明も問題なく読めた。

戦闘画面では“AUTO”ボタンなど一部のUIが画面外に隠れてしまうが、進行そのものに大きな支障はなかった。

グラブルホームグラブル戦闘

▲マイページ画面(左)と戦闘画面(右)。戦闘画面は一部が画面外に隠れている。

ストーリー

▲ストーリーはボイスが付いていることもあって、問題なく読むことが可能。物語を楽しみたい人も安心だ。

#コンパス【戦闘摂理解析システム】

この極小サイズスマホで、3Dグラフィックで描かれるゲームがどのような動作になるのか、気になる人は多いはず。そこで試してみたのが『#コンパス』だ。

このゲームでは画面にかかっているエフェクトの都合上、画質設定を4以上まで上げないと文字が潰れて読めない状態となっていた。画質設定を最大に上げても、カードステータスなどは把握するのが難しいというのが本音だ。

画質設定:1『#コンパス』画質1画質設定:5『#コンパス』画質5

▲画質設定1と5を比較。ちなみに、モザイクやボカシの処理をしているわけではない。このような状態のため、画質1ではプレイそのものが困難なレベル。画質5でも数字の確認は難しい。

文字こそ認識が困難だが、肝心のバトルパートの動作は、画質設定4でも快適。細かいステータスの確認は困難だが、グラフィック面での支障はないというのは新鮮な体験だった。おそらく本作に慣れている人ならば、十分に戦うことができるだろう。

 
Screenshot_20181229-130045

しかし実際にプレイする中で、小型ゆえにどうしても避けられない問題が発生する。画面の大部分が指で隠れてしまうのだ。

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▲見ての通り筆者の指が太いというのもあるが、自分の操作するキャラが隠れてしまう。

指の動きを小さくすることである程度視界を確保することはできるものの、この手のゲームで視覚情報を遮られるのは致命的。バーチャルパッドで操作するような、アクション性の高いゲームとはあまり相性がよくないようだ。指を小さくする技術が開発されれば……!

ポケモンGO

今回試した中で、もっともゲームとの相性の良さを感じたのが『ポケモンGO』だ。

アイテム画面など一部で文字の小ささを感じるものの、かろうじて潰れずに読むことができるレベルで、ゲームプレイへの支障はない。ポケモンに遭遇したあとの捕獲パートも問題なく動作する。画面は小さくとも、カーブボールを投げる程度の操作は可能だ。

 ポケモン捕獲 ポケモンアイテム

そしてもっとも相性のよさを感じたのが、ビーチや川辺、大きな公園といったアウトドアでの探索だ。防塵/防水機能により水辺でも安心して使えて、小型ゆえに軽装でも持ち運びやすい。持ち運ぶ途中で端末を落下させたとしても、かなり軽い端末であるため壊れる心配も少ない。あちこち外で持ち歩くにはうってつけのスマホと言えるだろう。

『ポケモンGO』に限らず、位置情報ゲームを楽しみたい人にはぜひとも選択肢のひとつとして検討してほしい。ただ、その小ささゆえ、落として失くしてしまった場合は見つけるのがかなりたいへんそう!

個性的なスマホがあれば楽しさも広がる!

実際にAtomを手に入れ、1カ月ほど使用して感じたのが、変わり種スマホが行動の幅を広げるきっかけになるということ。

たとえば新しいスマホで水中写真が撮れるようになれば、「つぎの休日は川や磯辺で遊んでみようかな」と、新たな行動のきっかけが生まれる。毎日持ち歩くスマホだけに、そのスマホでできることが生活に大きな影響を与えるのだ。

これは実生活だけでなくゲームにも言えることで、ゲーミングスマホを手に入れれば、FPSを始めとするリッチなゲームが遊べるようになるし、タフネススマホを手に入れれば位置情報ゲームがより楽しくなる。遊びたいゲームに合わせてスマホを選ぶのもいいが、スマホを選んだ後に遊びたいゲームを探す、というのも新たな発見があっておもしろいものだ。

今回紹介したスマホは、いずれも新たなスマホゲームの楽しみと出会うきっかけになるものばかり! 気になるものがあればぜひチェックしてみよう。

(企画:ファミ通App編集部/ケチャップ山盛り男、撮影・文:ケチャップ山盛り男)

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