【今日の編集部】『ダビスタ』が現実で再現されてるの知ってる?その名も“リアルダービースタリオン”
2018-10-19 21:58 投稿
現実世界に再現される『ダビスタ』
【本日の担当:おこめちん】 |
どうも、おこめちんです。
皆さん、『ダービースタリオン(ダビスタ)』シリーズはご存じでしょうか?
1991年にファミコンで『ベスト競馬・ダービースタリオン』が発売されて以来、長年親しまれている人気競走馬育成ゲーム。
プレイヤーは競走馬の生産、調教をくり返しながらGI競走タイトルの獲得を目指していくのが目標。
もちろん最初のうちはレースに出てもぜんぜん勝てないわけなんですけど、交配をくり返して数世代ごしに見事タイトルを獲得したときの達成感といったらもう……。
スマホでも『ダービースタリオン マスターズ(ダビマス)』が絶賛配信中なので、気になる方はチェックしてみてください。
『ダビスタ』の魅力を語る記事になりかけてますが、今日の話題はそうではありません……!
先月ごろ、ドワンゴの社員さんといっしょにお仕事をする機会があったのですが、打ち合わせ後の雑談の中で「“リアルダービースタリオン”って知ってます?」と話を振られたのがことの始まり。
僕 「ええ、『ダビスタ』は知ってますけど、その最新作ですか?」
ドワンゴ社員 「その『ダビスタ』を実際に現実で再現しているんですよー」
!?
僕の知っている『ダビスタ』はあくまでゲームで、ポチポチッとボタンを押すだけで月日がサクサク進むシミュレーションゲーム。それを現実世界で再現するってどういうことなんだと、打ち合わせ15分に対して45分を使ってその話をしていたのをいまでも覚えています。
“リアルダービースタリオン”とは
競馬シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』をリアルに再現するユーザー参加型企画で、本物の競走馬を育成しレースデビューさせることを目指す。
“ネットとリアルの融合”をコンセプトに、繁殖牝馬のセリから始まり、種付けする種牡馬の選択、競走馬の命名、餌やり、成長観察、騎手選定まで、ニコニコ生放送を通じてユーザー(視聴者)の意見をもとに行い、ネット発の“みんなの競走馬”を育てていく長期に渡る一大プロジェクトだ。
『ダビスタ』をリアルに再現するというという言葉の通り、ゲーム内で必要だったプレイヤーの選択・決定という部分をネットユーザーの投票で決定し、競走馬をみんなで育てていくという壮大なコンセプトの企画。壮大すぎてヤバい(語彙力)。
何がヤバいって、前述の通りゲームだと“ボタンぽちー”で月日がサクサク進んでいくわけなんですけど、現実世界にそんな機能はもちろんない。
競走馬のデビューは2歳半くらいなわけなんですけど、0歳の生まれたてからスタートさせるとすると、デビューまでだけに2年半掛かるわけですよ。新卒社会人が転職を考え始める時期くらいの期間を要するというわけだ……。
本企画は2016年12月に始動したものの、相次ぐ不幸(出産した仔馬の他界や、即戦力で購入した2歳馬の怪我)により、なかなか育てた競走馬がレースに出るというところまで漕ぎ着けていなかったのだ。これも“リアル”故の難しさだろう。
そんな苦難な道を歩んでいた企画だが、先日ついにレースデビューをしたとうれしい報告をいただいた。苦節1年10ヵ月の道のりを経て、ようやくだ。
そんな奇想天外な企画を発案、実行したドワンゴ担当者に折角なのでプチインタビューを行った。一体どういう経緯で実行に移したのかであったり、めっちゃ予算必要じゃない? とか個人的に気になることが多かったのもあり(笑)。
競走馬一頭をデビューさせるという難しさ
──本企画を実行に移そうと思った狙いはなんでしょうか?
ドワンゴ企画担当者 niconicoのコンテンツ拡充施策として、人気スポーツである競馬のコンテンツを提供したいと考え、2016年5月より“ニコニコ生放送”で大井競馬場のレース中継を開始しました。同時に、競馬を扱ったニコニコならではのユニークな企画ができないかと考えて、“ネットとリアルの融合”をコンセプトに、競馬シミュレーションゲーム『ダビスタ』の世界をリアルに再現するという前代未聞のプロジェクト“リアルダービースタリオン”を企画しました。
──かなり多大な予算を要する企画のように思えますが、社内での反応はいかがでしたか?
ドワンゴ企画担当者 担当者を含め、競走馬1頭を育てレース出走までに、どれくらいのコストがかかるかのイメージができている人もいなかったでしょうし、「また新しい企画がniconicoでスタートするのか。」くらいのライトな反応でした。比較的に新しい企画が生まれやすい社風のため、社内ではそこまで大きな驚きはなかったです。
──ゲームとは違い、現実時間を要するところが本企画のミソだとは思いますが、いちばん苦労した点をお伺いできますか?
ドワンゴ企画担当者 生き物を扱う企画のため、なかなかスケジュール通りに進まないことです。
これまでも、ネットを通じてニコニコ生放送の視聴者とともに、繁殖牝馬(母馬)の妊娠から受胎・仔馬の誕生・競走馬の能力試験など、さまざまな経験を共有しながらデビューに向けて歩んできましたが、ほとんどスケジュール通りには進みませんでした。(笑)。
即戦力の2歳馬“ファニーフラッシュ”は、5ヵ月の訓練を経て10月8日に無事デビューを果たしましたが、先輩馬の“オーバーザリミッツ”は、怪我により残念ながらデビュー目前に引退してしまいました。本企画がスタートしてから競走馬1頭がデビューするまでに有した期間は1年10ヵ月です。
──企画がスタートしてから1年10ヵ月の期間を経て、やっとデビュー戦を迎えたときの心境をお伺いできますか?
ドワンゴ企画担当者 本企画を通して、競走馬1頭をレースデビューさせるにはこんなにも時間や手間がかかるということを、身をもって体験することができ、あらためて”ゲームの世界”と”現実の世界”は違うということを感じさせられました。今回“ファニーフラッシュ”が無事にレースデビューできたことは関係者の皆さま、および応援し続けて下さった視聴者の皆さまのおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ひとつだけ欲を言うとすれば・・・。正直、デビュー戦は勝ちたかったです(笑)。
──今後、リアルダービースタリオンを視聴するうえで知っておく(抑えておく)とさらに楽しめるポイントはありますか?
ドワンゴ企画担当者 ニコニコ生放送では、繁殖牝馬(母馬)シュシュブリーズや2歳馬ファニーフラッシュが馬房で過ごす様子を定点放送しています。関係者も放送を視聴していることが多いので、コメントを通して直接質問をできる時もあります。
──最後に読者へひと言お願いします。
ドワンゴ企画担当者 ファニーフラッシュは次戦の調整中、預託調教師である大井競馬の福田真広調教師も含め、関係者全員が次こその思いで頑張っています。シュシュブリーズは3月末から4月頭ごろに出産を控えています。この企画は、またまだ始まったばかりです。末永くご愛顧をよろしくお願いたします。
視聴者と運営チームが一体となって取り組む本企画は、競馬ファンも『ダビスタ』ファンも楽しめるものになっていると思う。果たしてファニーフラッシュはどれだけの勝ち星を挙げれるのか、出産を控えている母馬の動向など、これからも注目ポイント目白押し。
気になった方は定期的に行われているニコ生をチェックしてみよう。
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