【新作】青鬼再来!!さらなる恐怖が凝縮された身の毛もよだつチャット型小説の謎解きゲーム『ガチ怖』

猛暑をふっ飛ばす直球勝負の恐怖体験

誰もが感じる“怖い”という心理をさまざまな角度から描くホラーノベルとして、（株式会社）闇がシナリオ・イラスト監修、サクセスが開発した、UUUMの新作スマホゲームアプリ『ガチ怖』。

その第1弾としてホラーゲームファンなら誰しもが知っている名作『青鬼』をチャット型ホラー小説として収録。全4章で描かれる新たな展開にコアなファンを中心にいま多くの注目を集めている。

課外実習のバスで意識を失い、見知らぬ場所で目を覚ますおなじみのメンバーたち。

チャット形式で描かれる青鬼からの逃走劇がいま始まる!!

チャットを通じて情報を集めるストーリーパート

『青鬼』とはニコニコ動画やYouTubeを中心に2009年ごろからに注目を集め、それ以降マンガや映画などさまざまなメディア展開がなされた、もとはnopropsが手掛けたRPGツクール製のフリーホラーゲームだ。

たけしの提案で肝試しを目的に集まった若者たちが洋館に閉じこめられる初代に対し、本作『ガチ怖』で描かれる『青鬼』は、課外実習に向かうバスで意識を失ってしまった4人それぞれの視点で見知らぬ施設の情報を集めながらチャットで共有する、これまでのシリーズになかった表現で描かれていく。

登場人物はひろし、たけし、美香、卓郎の4人。第1章ではひろしのSNSに呼びかけるたけしの視点から物語が進行する。

チャット形式の本作はタップで互いのメッセージを読み進め、分岐点になるポイントでのみ任意で行動を選択することができるシンプルな設計だ。

従来の『青鬼』と比べると一見簡素なゲームに感じるが周囲は薄暗く全員離ればなれ。スマホだけが唯一の接点という状況を作り出すには抜群の効果を発揮している。

相手の表情がみえず、ときには信用していいのか不安になることもあるが、それでもチャットでつながっているほうがマシだと精神的にプレイヤーを追いこんでいくのだ。

第2章ではひろしに美香が助けを求め、第3章の冒頭で美香は「おめでとう」とSNSで呼びかける謎の人物に戸惑いながら、それまでの出来ごとを語り出す。

青鬼という存在に興味はあるけど、いまとなってはあのレトロ感のあるゲームスタイルはなじみにくい。そう感じている人にも本作はスマホライクでとても遊びやすく、従来のシリーズに負けず劣らずの恐怖を存分に味わえるはずだぞ!!

失敗すれば即死亡!?　スリル満点の謎解きパート

課外実習に向かう途中のバスで意識を失った4人はSNSで連絡を取り合い、青鬼の襲撃を回避しながら全員揃っての脱出を試みる。

しかし、その先々にはたくさんの謎解きや選択肢があり、解読に失敗したり誤った選択をしてしまうと青鬼の襲撃によって命を奪われてしまうのだ。

ここでとても重要なのが本作にはオートセーブがなく、最大3つまでしかセーブできないという点。選択肢を誤れば即死という過酷な状況でこれはとても手痛いが、任意のポイントでいつでもセーブできるのは唯一の救いだ。

ゲームの途中でスマホがスリープ状態になると中断ではなく、アプリがシャットダウンされることも多々あるので、必ず分岐点ではセーブを行い、最悪の事態に備えておくことをオススメするぞ!!

今後の追加作品も気になる『ガチ怖』シリーズ

2018年7月1日現在、『ガチ怖』に収録されているのは『青鬼』のみで、本作自体もまだ完結（近日公開予定）はしていない。

これまでのところ、既存のストーリーとは異なり、先の読めない独自の『青鬼』を楽しむことができているので、この勢いのまま完結編まで突き進んでもらいたいところだ。

また、今後どんな作品が追加されるのかも未定だが、今回のように『青鬼』というネームバリューに頼らず、『ガチ怖』を代表するオリジナルのホラーゲームが生み出されることを期待したい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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