【インタビュー】『ダンジョンメーカー』の開発チームは5人中3人が新人!?超話題作は多くの失敗から生まれた傑作だった
2018-06-12 08:00
2018-05-25 13:31 投稿
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ダンジョンメーカー
『ダンジョンメーカー』は主人公が魔王になってダンジョンを作り、モンスターを配置し、罠を設置し、つぎからつぎへと侵入してくる勇者たちを撃退するシミュレーションゲームだ。
SLGとはいっても、キャラを育てるRPGの要素あり、レアアイテムを引くガチャ(無料)の要素あり、TRPGの要素あり。キャラだってかわいいビジュアルでドット絵に萌え萌えだ。
これだけの要素が盛りだくさんで買い切り360円(2018年5月25日現在)。ゲーム内にも課金要素はあるが、無課金で入手できないものはない。360円の、たった一度の購入でずっと遊べるというのも、本作の大きな魅力のひとつだ。
ゲームを始めると、ふたりの魔王のうちからひとり、主人公を選ぶ。
どちらを選んでも大差ない。見た目の好きなほうで選んでよい。また魔王はプレイのたびに変更することができる。
ゲームを開始すると、カード(運命カードという)が目の前にずらっと並べられている。プレイヤーは直前の3枚から好きなカードを選んで1ターン(1日)目を迎える。
まず最初に選べるのは“一般戦闘”だ。この後もいちばんたくさん出てくる運命カードは、基本的にこの一般戦闘になる。
プレイヤーのダンジョンは最初、わずか9マス(ボス部屋を含まず)。味方もスライム2匹、インプ1匹とか弱い零細ダンジョン。強力な勇者がくればあっという間に征服されてしまいそうで不安を覚える。
しかし、こんなダンジョンでも、最初に攻めてくる外敵は農夫やメイドと弱いので、簡単に撃退することができる。戦闘はオートだが、MPをためればボスが特殊攻撃を加えることもできるぞ。
敵を倒すと、お楽しみの報酬タイム。“罠”や“武器防具”、そして“モンスターの培養卵”などから、ひとつ好きなものを選ぶことができる。
落とし穴や矢など、いつかプレイしたRPGで苦しめられた“罠”を設置するのは楽しい。どのマスに敵が足を踏み入れるか予測して、そのダメージを最大化するために戦略を立てるのもこのゲームのだいご味。
しかし、このゲームでもっとも楽しいのは”卵”を割るときだろう。
卵を割ると、3種類のモンスターから好きなモンスターを選ぶことができる。その中にレアモンスターが入っていたときは思わずにやけてしまうこと間違いなし。
いかついミノタウロス、腰回りがしっかりしたガーゴイル少女、全体が豊満なオーガ少女、スケスケのスライム少女。それが自分の忠実な部下になるのだ。
いや、こう書くと、いかにも筆者がそういうキャラばかりを集めていると誤解する人もいるかもしれない。
違うのである。いや……本当に違うのである。そういうユニットばっかりのゲームなのである。
魔王は美人、敵も美少女、部下はセクシーで、本当にそういうゲームだから……嫌になっちゃうのである。いいぞもっとやれ。
ただし、デザインはかわいいだけではなく、男側の部下、リザードマンやスケルトン、オーガなどのデザインはオールドゲーマーのツボを押さえた古典的な立ち姿で、『Wizardry』や『世界樹の迷宮』などの世界観を彷彿とさせるものがある。
こうしたガチャは数百円払って引くのが現在のゲームでは一般的である。
しかし、『ダンジョンメーカー』ではガチャに課金要素は一切ない。戦闘のたびに卵を開けて、レアキャラを期待する快楽を何度も味わうことができるのだ。犯罪的な中毒性である。
また、『ダンジョンメーカー』では、“一般戦闘”のほかに“精鋭戦闘”というカードも用意されており、そこではさらに強い敵と戦う代わりに、よりよい報酬を得ることができる。
ボス以外のモンスターはやられても何度でも復活し、HPも回復するので、どんどん精鋭戦闘を行い、質の高い報酬を得ていくのがこのゲームのコツである。
一般戦闘や精鋭戦闘のほかにも“イベント”や“宝箱”、“商人”といったカードもあり、そちらではアイテムやモンスター、罠を入手することができるぞ。
こうして、最初は貧弱だった主人公のダンジョンも、何戦かを重ねていくうちに、モンスターも増え、罠も増え、なんとか見れるものになってくるのである。
最初は単に戦ってモンスターや罠をやみくもに増やすだけでよいのだが、だんだんと敵も強くなり、ボスの部屋に敵が攻め込んでくるようになると、戦略や効率性についても考えるようになってくる。
たとえば、ダンジョンの“戦闘部屋”には一部屋につき最大3体のモンスターが配置できるのだが、強いモンスターはボスの守備で置くべきか? それとも門番で置くべきか? といった具合に。
余ったモンスターを合成すべきか否か? とかも。
そもそも戦闘部屋や罠も、敵が踏んでいない場所に設置していなかったか? など、考えることは多岐に渡る。
魔王のHPがゼロになるとゲームオーバー。育てた迷宮は破壊され、世界は平和になったのだろう。たぶん。しかし、魔王は滅びない。転生し、新たな迷宮をイチから作り直すことになる。
ふつう、このようにリセットされてしまえばやる気が萎えてしまうものだが、転生によって魔王のスキルレベルが上がり、特性が解放されていくので”ムダになった感”はまったくない。
むしろ「つぎこそうまくやってやろう」とかえってモチベーションが上がるのが、この『ダンジョンメーカー』。このあたりの中毒性は『トルネコの大冒険』などのローグライクRPGと似ている。
そして、ゲームを進めていくうちに育てたモンスターや迷宮をつぎのプレイに引き継ぐことができるようになり、そうすると一気にダンジョンでの生存率は上がっていく。そうやって精魂こめて作ったダンジョンやモンスターへの愛着は果てしないのである。
もし、微課金でスキマ時間にがっつりやり込めるゲームがないかなぁ……と考えている人には強く強くおすすめしたい。逆に、忙しい人、いまやっているゲームだけで手いっぱいという人には絶対におすすめしない。中毒性が非常に高く、時間を奪いすぎ、日常生活に支障をきたすほど楽しすぎるからだ。
買い切りSLGの大傑作、『ダンジョンメーカー』。読者の皆さんは心してインストールしてほしい。
(BY ponta)
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 360円[税込](アプリ内課金あり) |
ジャンル | シミュレーション |
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メーカー | GameCoaster |
公式サイト | http://gamecoaster.com/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | Copyright © 2016-2018. GameCoaster Inc. All rights reserved. |
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