ひとりの指揮官として戦での勝利を目指せ!『三極ジャスティス』クローズドβリポート

2018-03-22 20:00 投稿

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三極ジャスティス

凝った設定が魅力のオンラインウォーゲーム

2018年春配信予定のケイブの新作スマートフォンゲーム『三極ジャスティス』(以下、『サンジャス)』。戦春ドラマティックバトルゲームという聞き慣れないジャンルのタイトルだが、今回開催されたクローズドβテストに参加してきたので、その魅力に触れていこう。

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▲軍国主義っぽい人や「この人たちほんとに戦争するの?」的な女の子など、ある意味振り切れたキャラ満載。杉田智和ボイスの男性、中二心をくすぐってくる。

この『サンジャス』……端的にどういうゲームかというところだが、3陣営に分かれて日本を舞台に領地争いをくり広げるオンラインウォーゲーム、と言ったところだろうか。

主人公となるプレイヤーは、京極晴也(CV:杉田智和)率いるカスミガセキ破滅の人形(CV:内田彩)率いるダクシス、学生っぽい服装が印象的な神室友美(CV:植田佳奈)のヤオヨロズの3つの陣営から選択。所属しなかった2陣営と領土をかけて争うことになる。

それぞれキャラデザから搭乗するロボットまで雰囲気が異なるが。お気に入りのデザインやキャラクター性で選んでかまわないだろう。

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▲キャラデザも違えばそれぞれ立ち位置も目的も異なる。とにかく尖ったキャラたちがそろっているのが『サンジャス』の魅力のひとつ。

もちろん所属した陣営によってストーリー展開が変化。ストーリー・世界観は『ガンパレード・マーチ』などを手がけた芝村裕吏が担当しており、その重厚さは折り紙つき。どのトップのもとでストーリーを楽しみたいか、という視点で陣営を選択するのもありだろう。

『サンジャス』そのゲームの流れ

そして本作の独特なゲームの流れについても解説が必要だろう。やってみれば意外とシンプルなのだが、システムとして理解しようとするとその量は膨大。このあたりの奥深さはさすが“ケイブ”と言ったあたりか。

基本的な目標としては戦いのひとつの区切りとなる“チャプター”内で有利に戦いを進めること。そのために同じ陣営の仲間と協力したり、一騎当千の活躍で敵陣に攻め入ったり。または自身を強化していったりとさまざまな工夫を凝らして陣営への貢献を目指していくのだ。

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▲戦いはいくつかのパートに分かれており、まずはもっとも小さい区分の戦場で覇権を争う。数十分ごとに開催されるこの戦場での結果の積み重ねがエリアの支配圏に反映。この繰り返しが最終的に1週間単位の作戦の勝敗に結びつく。
◆サンジャスの基本的な流れ
↓拠点制圧を目指すシューティング
↓数十分という区切りで支配圏を争う戦場
↓戦場の結果により作戦の有利不利が確定

細かい戦いが作戦全体に影響するのが『サンジャス』最大の魅力。自分や仲間の働きの大きさで自陣営の勝敗、勢力の大小が決まっていくという仕組みだ。

いろいろ説明したがとにかく“自分の陣営にいかに貢献できるか”、“仲間と協力して自陣営を勝利に導く”。この2点が『サンジャス』の目的と感じている。それでは今回クローズドβテストで感じた魅力とゲームモードに関して紹介していこう。

戦友と協力して領地を拡大

『サンジャス』最大のポイントとなる領地の拡大。これは局地戦で勝利を重ねることが大事になっていく。

 
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▲リアルな日本の土地が戦場になる。近所で戦闘が行われるとちょっとドキドキ(筆者は池袋在住)。

領地を争う戦略戦はオンラインでのリアルタイムシミュレーションに近いゲーム性。同じ陣営の仲間と協力し、マス目上の拠点を攻撃して成功する事で拠点のHPを減らすことができ、0にすると制圧。この攻撃は後述のアクションパート行なうことになる。

もちろん、攻撃だけでなく防衛も大事。防衛はアクションではなく、いかに強力な拠点を作るかが大事になる。強力な拠点を作ることで相手からの攻撃を防ぐ確率、攻撃を耐える回数が増加して相手の領地拡大が防げるのだ。

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▲敵拠点のHPをゼロにして自軍拠点を立てる。自軍拠点で三角形を形成するとその部分が自軍のものとなる。
 
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▲拠点の耐久値に関してだが通常は100のようだが、育成したプレイヤーの拠点は350になることも。拠点制圧に3.5倍の時間がかかると、落とすだけでも至難の業。

アクションと育成の両面、そしてオンライン上の仲間との協力で局地戦を制し、領地を広げていこう。ひとりだけの力ではどうにもならないことも多いのが戦場なのである。

アクションパートで一騎当千の活躍を!

ひとりでなんとかしなくてはいけないのが、拠点にダメージを与える際のアクションパート。

シューティングゲームの雄であるケイブらしく、アクションパートはシューティング成分多めのゲーム性。主人公は要塞機と呼ばれるロボットに搭乗するキャラクターを指揮する立場。とは言え指揮=要塞機操作がメインなので、 実質プレイヤーがマップ内を疾走することとなる。発射する弾丸で出現する敵を全滅させることが目的となる。

▲敵の弾幕をかいくぐり撃て撃て〜っ。中ボスを倒してゲートをくぐり、敵掃討が目的だが、軽快なアクションで爽快感もあり飽きがこない。

基本的に操作は移動のみで射撃はオート。スワイプの移動操作だけで基本は大丈夫なので、敵の弾幕を避けることに集中するのが基本。避けていると自動的に敵を撃破していくという寸法。そして敵を撃破すると特殊攻撃のゲージがたまるのもポイント。MAXになるといわゆる“必殺技”が撃てるようになる。これで敵を一気にせん滅したときの爽快感はかなりのもの。

この戦闘の結果は敵拠点に与えられるダメージに関わってくる。被ダメージ、コンボ数、そしてクリアータイムを考慮して総合ポイントが計算される方式で、効率よくステージをクリアーすることで、より敵の拠点に多くのダメージを与えられる。拠点の攻防戦ではこの細かいポイントのやりとりが重要になるので、ここでプレイヤーの要塞機の操作スキルが発揮されることになる。

ステージごとに敵を倒すルートをつかんでいく戦術眼も重要になりそう。まさに一騎当千、的なプレイヤーの操縦テクニックが必要になるパートだ。

 
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▲勝利演出もかっこいい。演出ひとつひとつがいい意味で狙っている感じでスキのスキル。

さらなる活躍を支える育成パート

いかに優れたパイロットでも搭乗機や拠点の性能が低いと戦力としては……。ということで、『サンジャス』は育成要素も重要。宇宙世紀○○93に○○79世代の旧式で望むのは、さすがの○ムロでさえ愚の骨頂でしょう。

まずポイントとなるのが兵装の製造とパワーアップ。戦闘でドロップした設計図を使って新たな要塞機を作ったり、武装を装備パワーアップさせてアクションパートの効率をアップさせる。より強い機体で戦闘に臨むのが大事なのは当たり前といえる。

 
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▲要塞機には軽重のタイプも。自分のスタイルにあった機体を手に入れたいところ。

そして、プレイヤー自身を強化するタレントツリーも育成要素のひとつ。このタレントツリーは戦場で手に入れたTLPを使用して特殊スキルを入手するシステム。

タレントツリーにはさまざまな分岐要素があり自分好みに成長できる。戦闘重視、侵略重視のスキルもあれば、偵察防衛などサポート的なスキルも。また開発用のスキルもあるというバリエーションの豊かさ。

自分のなりたい自分を探して個性溢れるパワーアップが遂げられるのだ。

 
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▲自軍の中でどのようなポジションを作りたいか。そんな意識で成長するのもありだろう。

戦場の一戦士としてどう振る舞うか

この『サンジャス』だが何度も言っているが、自分の陣営の中でどれだけ活躍できるか、そして自陣営を勝利に導けるかがポイントとなってきそうなタイトル。

実際クローズドβでは自身の力だけではどうしようもないシーンもあったりと、密な仲間とのコミュニケーションも必要になって来ると感じた。

PvPタイプ、ひとりで淡々と進める従来のスマートフォンゲームとは一線を画するこのタイトル。一見複雑で今回はどの程度仲間の中で貢献しているか分かりにくかったが、やること自体はものすごくシンプルで「とりあえず触ってみればわかるよ!」タイプのタイトルと言える。それはこれまでにスマートフォンゲームではないタイプのウォーシミュレーションゆえある程度は仕方がないところで、逆にオンリーワンの魅力といっていいだろう。

本リリース時にはどうなるのか、続報に注視しながら待ちたい。アクションの爽快感、そして敵を打ち破ったときの充実感はこれまでにないので、つぎの機会があったならば読者にはぜひ体験してもらいたい。

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▲今回は事前情報なく闇雲に進めたが改善したいシーンもいっぱい。拠点のカスタマイズもちゃんとしたかった……。

三極ジャスティス

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルリアルタイムストラテジー
メーカーケイブ
公式サイトhttps://3jus.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/3jus_info
配信日配信終了
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