【新作】光と闇が入り混じる奇妙な夢の世界を旅する少女のパズルアクション『MIRIAM : The Escape』

夢の世界に落ちた少女の果てしない冒険

夢見る幼き少女が迷いこんでしまったのは、シルエットで描かれた奇妙な空間。

見渡す限り続く光と闇、不安と恐怖が入り混じる光景の中で、少女は多彩なパズルを解き明かして夢からの脱出を試みる。

本記事で紹介する『MIRIAM : The Escape』は、『LIMBO』や『INSIDE』を連想させるパズル要素が詰まったシルエット調のアクションゲームだ。

鍵を探して扉を開くステージ制のパズルアクション

少女が挑むのは全4チャプター各6ステージで構成された夢の世界。

そのどこかに配置されている鍵を探し、つぎのステージにつながる扉を目指していくのがプレイヤーに与えられた役割だ。

画面左にあるバーチャルパッドで少女を動かし、画面右のJでジャンプ、Aを使ってさまざまなオブジェクトを動かすシンプルな設計だが、光りや針山などに触れると即ゲームオーバーという過酷な状況がプレイヤーを追い詰めていく。

扉を抜けるまでがひとつの区切りになっているため、それより手前でゲームオーバーになってしまうと、鍵を入手したりその過程で操作したギミックはすべてリセットされる。

最初は難しく感じてしまうだろうが鍵や扉などの配置は固定されているので、くり返しプレイし続けることで自然と攻略法が身についていく。そうした手応えを感じられるのはとてもうれしいポイントだ。

また、1プレイで与えられるチャレンジ回数は3回までだが、ステージの最初から再開する“RESTAT”と、広告動画を再生後チェックポイントに復活する“CONTINUE”のいずれかを選んで何度でもリトライすることができる。

とくにペナルティなどはないようなので、必要に応じてベストな方法を選んで全4チャプターの踏破を目指していこう!!

ゆく手を阻む多彩なギミックを解き明かそう

少女が見ている夢の世界には移動可能なブロックや押し倒せる壁、触れたら即ゲームオーバーになってしまう刃や振り子状の鎌など、さまざまなギミックが登場する。

刃や鎌といったギミックは一定の法則に沿って動き続けているので、そのパターンを見極めることが重要だ。

また、重量を感知して作動するスイッチは地面と同化していてシルエットの世界では探しにくいので、乗ったときに聞こえる“カチッ”と鳴るかすかな音や、それに反応して変化する光景を頼りに正確な位置を探っていこう。

『LIMBO』や『INSIDE』といった本家に比べれば難易度は低く、ギミックのバリエーションも全体的に少ない。

それらをプレイした経験のあるユーザーには少々物足りなく感じるだろうが、同ジャンルの入門編としては十分手ごたえを感じられる作品だぞ!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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