【今日の編集部】遅刻常習犯には愛ある制裁を

2018-03-14 20:00 投稿

【本日の担当:さとるり】
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週4で朝遅刻してくるナンセンス矢野は、昨日の“今日の編集部”で確かにこう書いていた。

>これで矢野は明日から満面の笑みで9時に目覚め、遅刻することなく出社できることでしょう(たぶん)、ありがとう高木さん!

原文ママ。参照、昨日の矢野の夕刊。でも彼は、昨日の今日で遅刻をした。

私は矢野の隣の席なんだけど、「私だって朝の7時まで『BANANA FISH』読んでたせいで眠いんだけど? 本当は復刻版の5巻までしか読まないはずだったのに、我慢できなくなって続きをキンドルで全巻買った挙句、キンドルの“おすすめ”に出てきた『YASHA-夜叉-』まで全巻買って読んじゃったんだけど? アッシュと凜が切なすぎて今日はずっと胸が痛くて本当は今すぐ早退したいんだけど? それでも私遅刻しないで来てるよね。先輩がそんな状態なのになんであんた遅刻してんの? テキトーなこと言いやがって、高木さんに謝れよ!!」となじりたかったけど、やめといた。

矢野はイマドキの男の子なので、そんなことを私が言ったところで「さとるりさん、マジさとるりさんっすね」とか言われたら反撃する術を持ち合わせていないのだ。

でも遅刻はよくないし、彼にはなんとしても朝来てもらわなければいけない。そこでまず、矢野と年齢が近い編集部の新人松脇さんばに、「さんば、矢野と家近いんだから、毎朝迎えに行ってあげて、彼のことを連れていっしょに出社してよ。ついでに手でもつないでさ」とお願いしたところ、「そんなカップルみたいなこと、恥ずかしくてできませんよ……!」みたいな感じで断られた。

まあ、さんばは矢野の後輩だから、先輩相手にグイグイ攻めるなんてできないかもしれない。私はけっこう好きなシチュエーションだけど、それはファンタジー。私、そういう趣味は周辺の人には押し付けないタイプの腐女子でいたいのよね。

さて、さんばに断られて困り切った私がその話を会社の廊下で漏らしたところ、通りがかった編集部内の大ベテラン、佐治キクオさんがこう言ったのだ。

「矢野お前、俺の家に住め」

え……? まさかのプロポーズ? やだ佐治さん、ここ会社の廊下よ……!

私の胸はトゥンクトゥンクしたけど、要するに、最近建てたばかりの佐治さんの新居は部屋が余っているし、佐治さんといっしょに出社するから遅刻する心配がない、ということだ。この会社にきて長いけど、私は佐治さんが初めて天使に見えたね。というより、30歳より上の三次元的存在が天使に見えたのは初めてだ。

私はそれに対し、「あら~、いいお話じゃないの矢野、いますぐ決めちゃいなさい」と、息子のお見合いの席に本田翼ちゃんみたいなカワイイ子が来たときの母親のようなことを言って、“矢野はあと5回遅刻したら佐治さんの家に住むこと”という約束をとりつけた。副編集長の水永三代目も「ここ半年の間で出た企画の中で1番いいアイデアだね」と喜んでくれたので、これは企画となって、そのうちファミ通Appで記事があがるはず。

ふたりの愛ある同棲……いえ、同居生活のリポートは、さとるりに任せて!

(編集部:さとるり)

編集部の今日の1枚

そういえば今日はホワイトデー。編集部の男性陣の皆様がくださいました。私は隙あらばあなたたちのことを頭の中でカップリングしているというのに、ちょっと罪悪感です。でもおいしくいただきます。ありがとう。

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バレンタインデーに2次元キャラからチョコをもらった二次元大好きライターのプレジが、次元を超えてお返しする方法を考えてみたらしい。

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