【新作】時間を巻き戻して幾多の事件に立ち向かう青春アドベンチャー 『ライフイズストレンジ』

少女たちが歩む眩しくも切ない青春物語

フランスのゲームスタジオDONTNODが開発（販売元：欧州SQUARE ENIX LTD.）し、プレイステーション4やXbonOneのほかSteamなど、数多くのプラットフォームで人気を博したアドベンチャー『ライフイズストレンジ』のiOS版がリリースされた。

本記事ではその魅力と、いまからでもプレイしておきたい理由を交えて紹介していくぞ!!

田舎町で発生する壮絶な5つのエピソード

本作はアメリカのオレゴン州にあるとされる架空の田舎街“アルカディア・ベイ”を舞台に、時間を巻き戻す能力を持つ女子学生マックスが、バタフライ効果によりつぎつぎと変わっていく未来に立ち向かうアドベンチャーゲーム。

人々との交流を通じて発生する選択肢に応じて未来が変化するマルチストーリーで、時間を巻き戻していろいろなルートを自由に辿っていけるのが最大のポイントだ。

彼女が持つ能力には、選択肢のあった場所まで戻る基本的な操作のほか、自身が撮ったor写っている写真を焦点を合わせることで撮影時点までタイムリープするふたつの活用法がある。

当然、タイムリープした時間軸で以前とは異なる行動を取れば未来に影響を与え、もとの時間軸では何らかの変化を与えてしまう。

いっけんのどかな学園だが、そこに通う女子学生レイチェルは6ヵ月前から謎の失踪。校内には情報を求めるチラシがあちこちに貼られていたり、陰湿ないじめが横行していたりと序盤から不穏な空気が充満している。

不可解な夢を見たマックスは親友クロエとの再開をきっかけに、時間を巻き戻す能力を自覚し、レイチェルに関わる情報や夢の断片に触れながら、つぎつぎに巻き起こる困難を解決するために奮闘していくのだ。

高圧的な校長や著名な教師、いじめに苦しむ生徒のほか、いっけん関わりがなさそうな住民など、数々の出会いと交流がマックスを予想もできない未来へと導いていく。

誰に話しかけ、どんな対応を選ぶのか。

時間を巻き戻す能力を使ってあらゆる可能性を模索し、複雑に絡み合ってく彼女たちの切ない物語を追体験してほしい!!

過去をリプレイする便利な機能

人々との会話で物語が変化する本作には、各エピソードをチャプター単位でリプレイできる便利なふたつの機能がある。

ひとつは未回収のものを探す収集用モードで、こちらは現在進行中のゲームに影響せず、情報だけを保存できるもの。

もうひとつは、選んだチャプター以降の進行状況を失うが、その時点からやり直しができるコンテニュー的なモードだ。

また、メインメニューにある“これまでの選択”という項目は、各エピソードで自分が選んできた分岐を閲覧するもので、全エンディングをコンプリートしたいやりこみ派にはうれしい機能だ。

これはあくまでもリストのようなもので分岐点から自由に再開するものではないが、マックスとクロエの物語をより深く知るための道標として活用してもらいたい!!

前日譚を描く最新作に向けて予習しよう

今回紹介した『ライフイズストレンジ』には、クロエとレイチェルに焦点を当てた前日譚『ライフイズストレンジ -ビフォア ザ ストーム-』があり、いま現在パソコンやPlayStation4とXbox Oneでのリリースが決定している。

レイチェルが失踪する以前、ふたりのあいだで何があったのか。その交流を中心に本編では語られなかったエピソードを追体験することができる。

約束された名作と言ってもいい『ライフイズストレンジ』。

これまでプレイする機会がなかったひとはぜひ、日本語字幕に対応したアプリ版でその世界に触れ、まもなくリリースされるであろう『ライフイズストレンジ -ビフォア ザ ストーム-』に向けて待機しよう!!
※コンソール版とは異なり日本語吹き替えは含まれていません。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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