【新作】盲目の少女が他者の視界を借りて治癒法を求め館内を探索!! 『ブラインドウィッチ -Peek Window-』

多方向からの視界で挑むスリル満点の脱出

明るいとか暗いといった感覚や色に興味を抱くも、物心がついたころにはそんな問いも虚しさしかなかった。

そんな盲目の少女が“世界が見たい”という気持ち抱き、回復魔法を得意とする魔女の館を訪れる。

本記事で紹介する『ブラインドウィッチ -Peek Window-』は、視力を取り戻したいと願う少女が、他者の視界を借りる魔法と自身が持っている第6感を駆使して、魔女のいる最上階を目指していくスリル満点の脱出ゲームだ。

他者の世界を覗き見て出口を探る館内探索

盲目の少女は視力を取り戻したくて、回復魔法を使うと噂される魔女の館を訪れるのだが、魔女の使う魔法は自己回復系で、少女の願いを叶えることはできないという。

魔女曰く、人間は誰にでも魔法を使う素養がわずかだがあり、少女自身はその魔力が溢れていると助言。

他者の視界を覗き見る魔法を少女に与え、自分のいる最上階を目指す修行と題した魔法使い育成を提案するのだ。

少女は盲目ながらも第6感を使うことで他者をオーラとして認識できる。

白は安全で赤のオーラは危険な住人であることを示し、タップした対象の視界を覗き見る某ホラーゲームの視界ジャック的なことができちゃうのだ。

本作の目的は各ステージのどこかにある鍵を探し、出口の扉を解錠すること。

住人の視界を借りることはできても視線を動かすことはできないので、対象が見ている範囲から必要な情報を集めなければならない。

また、住人の視界を借りているあいだも少女を動かすことができる。

館内の構造はとても複雑で真っ暗な状態では歩きにくいので、住人たちの視界を監視カメラ感覚で利用し、そこに映っている自分を操作するのがベストだ。

なお、光り輝くリングに触れると、視界を借りている住人と少女を結ぶ線が描かれる。

どうしても出口に導けないとか、位置関係が把握しにくいというときは、リングに秘められた魔力を使って上手にナビゲートしよう!!

没入感を楽しめるジャイロセンサーモード

本作には画面を上下左右にスワイプして視点を動かすほかに、ジャイロセンサーを使ったVR感覚の操作も用意されている。

これはあくまでも少女の視界にのみ対応したもので、真っ暗闇で使うのは少々リスキーに感じるだろう。

しかし、盲目な少女がどんな世界を見ているのか、白と赤のオーラをジャイロセンサーで探すことで、プレイヤー自身が館内にいるかのような臨場感を味わうことができるのだ。

ノリの軽い魔女に冷静なツッコミを入れる少女。

テーマとは対照的にふたりのやり取りはコントのように賑やかで、最後の瞬間まで目の離せないストーリーが詰め込まれている。

無音で近づく危険な住人に襲われた瞬間は、ちょっとだけドキッと恐怖を感じることもできるので、ホラー系が好きな人にもオススメできるゲームだぞ!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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