【新作】RPGの裏舞台で大活躍!! 勇者を陰ながら支える隠密アドベンチャー 『Pathfinder：Destination』

世界を救う縁の下の力持ち現る!!

この世を脅かす魔物がいれば、当然そこには勇者が現れ退治してくれる。

そんな、ロールプレイングにおける王道設定もいまは昔。

表世界で自由気ままに旅する勇者を、裏世界からひと知れずサポートする小人となり、さまざまな障害を排除してく。

それが、本記事で紹介するパズルアドベンチャー『Pathfinder：Destination』だ。

上下さかさまの世界に潜む多彩なパズル要素

陰ながら勇者を助ける小人だけど、発見されるとやっつけられちゃう可哀想な存在。

何とも残酷な世界である。

立ち往生している勇者を遠くから見守り、ふたつの世界をスワイプ操作で行き来しながら、さまざまなギミックを操って突破口を与えていくのだ。

自分の丈ほどあるブロックに、ゆく手を阻まれ困っている勇者がいる。

そんなときに役立つのが、オレンジ色の矢印を模したアイテムだ。

裏の世界に回り込んで、小人を運ぶクレーンを使って段差を乗り越える。

その後、いったん表の世界に戻ると、ブロックを動かすアイテムのある場所に行けるってわけだ。

あとは、再度裏の世界に戻ってアイテムを使えば万事オッケー。

表の世界ではズズッとブロックが沈み、こちらの苦労なんて知りもしない勇者が、悠々とゴール目指して進んでいくのだ。

また、鋭い刃を突き出す罠の場合、特定のマスに小人を乗せることで解除できる。

「芝生を回り込めば、そんな罠なんて関係なく進めるぞ」と、勇者に物申したくなるが、頑固な彼は道を外れることはない。

きっとそれが、彼なりの勇者道なのだろう。

さらに、吹き出し型のアイテムで特定のNPCと話すと、マンガのようなカットが現れる。

そこには、抜け落ちているコマがあり、正しいものを当てはめるとゲームが進む。

ステージを重ねていくことで、不思議なギミックがたくさん登場するのも本作の見どころ。

いっさい言葉を使った説明はないが、アイテムの使い道や攻略のヒントなど、すべてを図解で示してくれる。

海外のデベロッパーが手掛けるタイトルだけど、そんなの気にせず安心して楽しむことができるはずだぞ!!

持ち込み上限のある謎解きアイテム

ゲームの進行に合わせて、使えるアイテムの種類が増えていく。

しかし、毎ステージ持ち込めるのは3つまでと制限があり、当然、正しいものを選ばないと勇者をサポートすることができない。

間違ったときは、どうやっても進めることはできないので、潔くリトライしよう。

基本はトライ・アンド・エラー、ステージの様子を実際に歩いて調べ、必要なアイテムを厳選するプロセスも、大切な攻略パートってわけだ。

世界を救う勇者は、いつの時代も人気者だけど、その影にはこうして小人が活躍していたのかもしれない。

本作のプロローグでは、プレイヤーである小人が、この世界を作ったプログラマーや、未来人なんじゃないかと思わせるシーンも登場する。

いったいこの不可解な世界は何なのか、そのへんの真相も描かれていくことを期待したい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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