【新作】おばけトンネルってあったはずだよね!? 幼少期の記憶を呼び起こせ 『あの夏の日から脱出』

すべてが新鮮だったあの夏の体験

その昔、子どもたちのあいだで流行った幻の“おばけトンネル”。

本当にそんなものがあったのか、幼い自分にはそう見えた、ただの他愛もない場所だったのか。

好奇心から冒険に出た当時の自分が発見した、幻の場所に関する記憶を回想していく。

それが、本記事で紹介する夏休みにぴったりのアドベンチャー、『あの夏の日から脱出』だ。

夏風を指先で感じるさわやかで遊びやすい謎解き

セミの鳴き声が鬱陶しいと感じるよりも、夏休みをどう楽しもうかという想いのほうが強かった子どものころ。

暑さも気にならないほどに、夏の日差しがまぶしかったはずだ。

そんな幼少期を回想する男性は、幼少期に地元で噂になった幻の“おばけトンネル”を探した日の回想を始める。

本作は、多少複雑な謎解きはあるが、基本的には見たままの情報から簡単にパズルを紐解くことができる。

たとえば、お昼ご飯の支度をしているお母さんを手伝う場面では、麦茶を注いだり、箸を並べてテーブルを整えるといった工程を謎解きとして描いている。

誰でも1度は経験があるであろう、日常をゲーム上で再現していくといった流れが多い。

数字の羅列を解読して箱を開けたり、カレンダーの書き込みをヒントにパネルを操作するなど、一見難解そうに感じるものも法則はとてもシンプル。

子どもだった当時の自分が仕掛けてたものかな、と思わせるやさしいものばかりだ。

夏休みをテーマにした某有名タイトルのように、どこか懐かしく、ゲームをプレイしながら夏を感じる細やかな演出が盛りだくさん。

あまりの大きさに圧倒された入道雲や、セミの鳴き声や風鈴の音色など、とくに大人になると気にもかけなくなってしまった夏の情緒をぜひ、当アプリを通じて味わってもらいたい。

ひと夏の出来ごとを追体験できるやさしいストーリー

幻のおばけトンネルなんて本当にあったのだろうか。

子どものあいだで話題になる噂話で、そんなもの実在しないと大人は笑うかもしれないが、あの日、子どもだった主人公は冒険の末に“何か”を見つけたのだ。

近所の空き地や、見上げるほど長く続いた階段の上にあった駄菓子屋など、大人になったいまでは当たり前のことが、子どもの自分には広い世界に見えていた。

そして、夏休みの絵日記や友だちと決めた合言葉など、実際に多くの子どもたちが歩んできたであろう体験が、本作には詰め込まれている。

主人公はあの日、あの夏の日に何かを見つけた。

それは紛れもない事実であり、いまも忘れられない大切な思い出。。

秘密の抜け穴を越えた先で少年が目撃した真実を、最後まで見届けてもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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