【新作】巨人でゴリ押し? 呪文で頭脳戦? 対戦型タワーディフェンス『SIEGE: Titan Wars』

2017-07-27 18:43 投稿

カードゲーム風味の対戦型タワーディフェンス

『SIEGE: Titan Wars』は世界中のライバルとリアルタイムでの駆け引きを楽しめる対戦型タワーディフェンスゲーム。手札からカードを切る形で盤面に働きかけるシステムには『クラッシュ・ロワイヤル』の影響を感じるが、独自の魅力がしっかりと詰まっているので、ただの後追いと斬って捨てるのは早計である。

とくに作品を象徴する“巨人”と呼ばれるカードの扱いは勝敗に直結する重要なポイント。相手の“巨人”に対して低コストのユニットを量産して立ち向かうのか、こちらも“巨人”を呼び出して対抗するのか、それとも呪文でやり過ごすのか、ひとつの判断ミスで戦線が崩壊するシビアな面もあるが、その緊張感も本作の味として楽しんでほしい。

また、他のカードと組み合わせることで真価を発揮するデザインのカードが多く、発想次第でさまざまな戦術が生まれる点も見逃せない。

ゲームの見どころ
・戦士と呪文の使い分けが決め手!
・巨人の圧倒的パワーに酔い痴れろ!
・低コストカードが生み出す多彩な戦術

戦士と呪文の使い分けが決め手!

対戦は12枚編成のデッキを使用して行う。大きく分けて“戦士カード”と“呪文カード”が存在。“戦士カード”は4種類、“呪文カード”は8種類とデッキに組み込める数が決まっている。

戦士カード

戦場で戦う兵隊の役割を持つカード。物量作戦に向いた“剣士”、遠距離攻撃のできる“射手”、体力に優れ建造物の破壊に長けた“ミノタウロス”などさまざまな種類がある。

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呪文カード

使用したその場で効果を発揮するカード。範囲内の敵にダメージを与える“ファイアボール”、範囲内の味方を回復する“治療の光線”、移動速度を低下させる“泥”など種類はさまざま。

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デッキが組みあがったらいよいよ対戦の始まりだ! 制限時間は4分間。敵の“城”を攻め落とすか、お互いの陣地にふたつある防衛拠点の“塔”の被害状況を元に勝敗が判定される。

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対戦を有利に進めるには“戦士カード”と“呪文カード”の使い分けが重要だ。それぞれ用法が全く異なるので、しっかり把握しておきたい。また、各カードにはコストが設定されており、使用するには時間経過によって溜まる“マナ”を支払う必要がある。強力なカードほど多くのコストが必要となるので、それを踏まえた運用が求められるぞ。

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▲デッキ内の“戦士カード”は画面下に常に表示され、コストを支払えばいつでも出撃させることができる。ただし、“城”から出発するので、行軍速度を踏まえて出撃させないと残念な結果になる場合も……。

例えば、最前線の部隊を援護させようと出撃させたユニットが前線に到着したころ、前線の部隊は既に全滅していた……なんて事態はザラにある。こうなってしまうと、援護に派遣した部隊も呆気なくやられてしまい、戦況は一気に不利へと傾いてしまう。戦力の逐次投入が愚策とされているのは、ゲームの中でも同様なのである。

そこで役に立つのが“呪文カード”! 使用時に発動位置をプレイヤーの意思で決めることができるので、うまく使えば即座に前線を支援することも可能なのだ。

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▲コストを支払って“ファイアボール”を発動し、敵の前衛を吹き飛ばした。この即効性こそ“呪文カード”の強みである。

“呪文カード”は“戦士カード”と管理領域が異なり、3枚までストック可能。1枚使うとつぎのカードが補充される。使ったカードは山札へ戻るので、循環させれば再使用もできる。

常に使用できる“戦士カード”で戦線を形成しつつ、手札を循環させて切り札となる“呪文カード”を呼び込む。この両立が悩ましく、同時におもしろい部分でもあるんだよね。

巨人の圧倒的パワーに酔い痴れろ!

ここまでの解説で小賢しく立ち回る必要のあるゲームという印象を与えてしまったかもしれない。実際そういう部分もあるのだが、シンプルなパワーカードも用意されているので紹介しておこう。それは本作のタイトルにも含まれているTitan。そう、“巨人”である!

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“巨人”はコストに相応しい圧倒的なスペックを持つ。また、特殊な能力を秘めたものも多い。例えば“ファントム”は倒れた後に出現する墓を壊さない限り何度でも生き返る鬼畜仕様。対処法を知らない初心者が相手ならば、テキトーに使っているだけでも戦況を一変させるほどだ。

“巨人”は“呪文カード”に分類されているのも強みとなっている。というのも、戦場の好きな場所を指定して召喚(敵陣内は不可)できるので、いきなり敵部隊の眼前に出現させて足止めするなんて芸当も可能なのだ。“呪文カード”故に手札に来なければ使用できない弱点もあるが、うまく手札を循環させれば複数体の“巨人”で進撃することも可能だぞ。

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▲“巨人”軍団での壁ドンは気分爽快。本作におけるマウントポジション、人類最悪の日の再来と表現しても差し支えなかろう。逆転したければリヴ○イ兵長でも呼んで来いってんだ!

逆に“巨人”をけしかけられた際の対抗手段としては、こちらも“巨人”を召喚して怪獣大決戦に持ち込むのが手っ取り早い。しかし、いつでも“巨人”が手札にあるとは限らない。“巨人”に頼らずヤツらを駆逐する方法を考えておくのも大事だぞ。

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▲こちらは“巨人”を2体並べて調子に乗っていたところ、思わぬ反撃にあった場面。“泥”の減速効果によって部隊を分断、“巨人”に2倍のダメージを与える“人狼”を多数展開して各個撃破しようという企みのようだ。小癪な真似を!!

低コストカードが生み出す多彩な戦術

1コストの“呪文カード”はその効果もコスト相応にささやかだが、使い方を工夫すれば大きな戦果が期待できる。他プレイヤーの対戦リプレイを見学する機能も用意されているので、参考にして使い方を研究してみると良いだろう。予想だにしなかった活用法が発見できるかもしれないぞ!

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▲例えば、“高波”は「波を召喚して敵を押し戻す」と説明されている。一見すると敵の進軍を阻む防御的なカードに見えるが、実は攻勢に使ってこそ輝くカードだ。
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▲“高波”で迎撃部隊を一時的に遠ざけ、その隙に“塔”を破壊。これが攻めの“高波”である。

また、テキスト上は伏せられているが、“高波”は味方を押し流すこともできる。足の遅い味方ユニットに“高波”を浴びせて高速輸送するという荒技も可能なので覚えておくといい。

その他、低コストの“呪文カード”は他の“呪文カード”とのシナジーを狙うのにも向いている。特に“重力井戸”はさまざまなカードと噛み合う名サポーターだ。

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▲“重力井戸”は広範囲の敵を一箇所に集めることができる。“矢の嵐”や“ファイアボール”を撃つ直前に発動すれば、より多くの敵を巻き込むことが可能。

低コストの“呪文カード”を多く採用すれば、手札の回転効率を高めることにも繋がる。低コストカードを制するものが『SIEGE: Titan Wars』を制するのだ!

ちなみに、同じカードを複数枚手に入れると、カードのステータスアップを行うことができる。慣れるまでは難しく感じる部分もあるかもしれないが、諦めずにコツコツとカードを集めていけば、ダブりでも少しずつ戦力を高めることができるぞ。

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SIEGE: Titan Wars

ジャンル
タワーディフェンス
メーカー
Game Alliance
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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