コーエーテクモが放つ『三国志』×RTSの注目作『三國志レギオン』を先行プレイ

2017-03-29 12:00 投稿

1400年もの歴史を持つIP!

世に原作ものは多くあれど、『三国志』ほど長く多くの作品を輩出したものはほかにない。何しろ、奈良時代(710年~794年)にはすでに日本に伝来していて、悪者=董卓というイメージが定着していたというのだから、歴史の重みがまるで違うのだ。

そして、日本のゲーム史における『三国志』もので有名なメーカーと言ったら、コーエーテクモゲームスの名前を挙げないわけにはいかないだろう。『三國志』シリーズや『真・三國無双』シリーズ、『100万人の三國志』など、数多くのヒット作を生み出してきた。

そのコーエーテクモゲームスから近日配信がウワサされている『三国志』の新作アプリが『三國志レギオン』である。

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ゲームの見どころ
・三国志の物語をダイジェストで味わえるストーリー
・リアル系美男美女(+α)揃いのキャラクター
・戦術的な駆け引きが楽しめる、RTS系の戦闘
・手軽に他プレイヤーとの対戦ができる対人戦モード

本作のジャンルは、国盗りシミュレーションゲームでも、一騎当千のアクションゲームでもない。リアルタイムで変動する戦場で、味方の軍勢に細かく指示を出しながら敵軍を破り、勝利を目指す、いわゆるRTS(リアルタイムストラテジー)系のゲームだ。

と言っても、誰でもスマホで気軽に遊べるように操作性や難度が調整されており、“RTS入門編”的な位置付けで楽しめるようになっている。この記事では、本作の基本的な流れや遊びかたとともに、ゲームの魅力を紹介していく。

ダイジェストで展開するストーリー

メインとなるのは“ストーリー”モード。プレイヤーは、各地で活躍する劉備、曹操、孫堅ら後の英雄たちの“軍師”として、彼らとともに戦いながら物語を進めていくことになる。

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▲黄巾の乱や反董卓連合軍など、三国志の物語がダイジェストで展開されていく。

物語は章立てで進行し、1章につき2話構成(+戦闘のないプロローグ&エピローグ)となっており、各話の開始時には武将たちによる会話シーンが挿入される。そして会話シーンの後、戦闘が始まるという流れ。

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▲ナイスバディー(死語)美女と化した左慈や華佗など、4人の仙人たちに導かれ、各地で戦いをくり広げることに。

RTS形式で展開する戦闘では、最大5つのユニットを駆使して敵の城を攻め落とすことが目的となる。

各ユニットには、“武力(直接戦闘力)”と“知力(戦法の威力などに関係)”、“兵力(体力)”のほか、3すくみの関係にある“陣形”が設定されている。

陣形や兵力の優劣を活かして敵軍を撃破しつつ、隙を見て画面奥にある敵の城門を攻撃するのがセオリー。

最終的な目標は、敵の城の耐久度をより多く減らす(ゼロにすればその時点で勝ち)こと。そのため、どの程度敵軍の相手をするかどうかが問題となる。

 
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▲シナリオ開始前には、攻略のヒントを見ることもできるぞ。

そのほかにも、ユニットにはそれぞれ“COST”が設定されており、その合計が30を超えないようにうまく配分する必要がある。

ちなみに、レア度はCOSTと関係なく、武力が高い武将は高COST、知力が高くて武力が低い武将は低COSTとなっている模様。

つまり、バランスのいい配置が必要となるということだ。

 
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▲高武力の武将はCOSTも高いので、3人も入れればそれだけでCOSTオーバーになってしまう。武力系ふたり、知力系3人という感じで、バランスよく入れよう。

ふたつの戦術をマスターしよう

味方のユニットへの指示は、タッチ&スワイプの簡単操作で行える。

出陣できるのは最大でも5ユニットで、しかも戦場はスクロールなしの1画面で表示される範囲の広さなので、画面がごちゃついて「つ、次はどこの誰に指示を出せばいいんじゃぁ!?」とパニックになるようなこともほぼない。

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▲敵への攻撃は、軍勢どうしが接触したら自動的に発生する。また、移動指示は画面下の武将アイコンをタップしてから、目標地点をタップするだけでもオーケーな簡単仕様だ。

戦術的な要素としては、3すくみの優劣関係にある陣形のほか、ふたつのユニットを合体させてより強力なものにする“合流”や、反対に合体を解除させて複数の敵に対応できるようにする“分離”、そして武将ごとに設定された特殊技“戦法”といったものがある。

とくに、合流を行うと単純に兵力がほぼ倍になり、敵軍との戦闘が圧倒的に有利になるので、ぜひとも活用しておきたいところ。

ただし、敵の城を攻撃するときは、兵力よりも部隊の数が多いほうが有利なので、敵軍を掃討したら分離をして城攻めにあたるといった、ちょっとした工夫も必要となる。

一方、戦法にはユニットの能力を上げるもの、消耗した兵力を回復するものなど、発動する武将によってさまざまなものが用意されており、いずれもかなり強力。

とはいえ、発動には画面下の“采配ゲージ”が必要となる。采配ゲージは時間経過でしか回復しないので、使いどころがカギとなるぞ。

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▲重要な戦術その1“合流・分離”とその2“戦法”。慣れるのにコツがいるが、裏を返せばこのふたつさえ使いこなせれば、だいたいの戦いは問題ないということ。

序盤のうちは、多少マゴマゴしていてもいつの間にかクリアーできるようになっているので、あれこれ試しながら慣れていくといいだろう。

また、今回は配信前ということもあり、実際にプレイして確認することはできなかったが、対人戦モードでは、このRTS形式の戦闘を他のプレイヤーとリアルタイムで行うことになる。

戦利品としてガチャチケットなどのアイテムが手に入るほか、ランキングを競うといった要素もあり、当然のことながらアツい戦いがくり広げられそうだ。

リアル系のビジュアルも魅力!

本作のもうひとつの魅力が、コーエーテクモゲームスの他作品からイメージを一新した武将たちのビジュアルだ。

これまで、“迫力満点のヒゲのオッサンたち”というイメージが強かった男性武将たちだが、そのほとんどがシュッとしたイケメンにモデルチェンジしている。

さらに、左慈や華侘が女性化するなど、美女武将も多数参戦。しかも、それぞれに杉田智和や小西克幸を始めとした有名声優が声を当てているのだ。まさに、皆が幸せになれる要素である。

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▲リアル系のビジュアルに魅力を感じる人も多いだろう。なぜか董卓一味だけはおもしろビジュアルになっているのだが、それもまたおもしろい!

ちなみに、本作はコーエーテクモゲームス作品らしく、ちょっとマニアックな武将も入っている。

関羽を裏切って呉に寝返った糜芳や、諸葛亮の浪人時代の弟子である黄小玉など、「こいつ誰?」という武将もおり、それぞれの列伝を読むことで歴史の勉強にもなる(ただし、これを勉強しても世界史の成績は上がりません)。

武将たちはガチャで入手でき、他の武将を素材にして強化することができる。

強化することによって大幅に能力がアップするので、素材が揃ったらどんどん投入していくといいだろう。

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▲強化システムは、他のスマホゲームでもおなじみの形式。ガンガン強化していこう。

『三国志』を題材にしたRTSが気軽に遊べる、新感覚のゲームである本作。

さらなる人気武将の投入や、歴史ゲームの老舗ならではの限定イベントなど、楽しみも多い。

慣れるのには少し時間が掛かるかもしれないが、RTSの魅力にハマるには持ってこいの作品なので、まだRTSをやったことがないという人は、ぜひ挑戦してみてほしい。

三國志レギオン

ジャンル
タクティカル部隊アクション
メーカー
コーエーテクモゲームス
公式サイト
https://www.gamecity.ne.jp/legion/

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