【新作】地球終了のお知らせ!! 火星で自給自足に挑むSFシミュレーション『火星移住プロジェクト』

第2の地球を目指して火星を開拓しよう

急激な科学の発達により、人類が不老不死を手に入れた2050年。

しかし、温暖化により環境破壊が進んだ地球は壊滅のカウントダウンを始めていた。

それから10年後の2060年。

新たな資源と安住の地を求め、火星移住を目指した壮大な計画を立案、その先遣隊が自給自足に挑むことになった。

それが本記事で紹介するSFシミュレーション『SPACE FARMER TOM　火星移住プロジェクト』だ。

移住に必要な資源を採取＆開拓しよう

不老不死を手に入れた人類が地上に溢れ、食料や水、土地などの生きていくうえで欠かせない資源が不足。

どんなに科学が進んでも、自然の摂理に抗うことはできなかった。

そこで立案されたのがこの火星移住計画ってわけだ。

本作の基本は農作物と鉱物ふたつの資源をくり返し採取、それらを使って各施設をアップグレードしながら、安心して移住できる環境を作っていくのだ。

各施設のアップグレードには鉱物のほか、農作物を売って得る資金が必要。

とくに、売値レートは変動しやすく、限られた資源を有効活用するための管理、手放すタイミングを見極める経営術が求められる。

これらの資源は、H2O発生機や空気清浄機、鉱物誘導機や鉱物レーダーなど、さまざまな施設のレベルに応じて変化。

アップグレードすることでレアリティの高いものを効率よく集められるようになるぞ。

ふたつの資源をまとめる宇宙保管所は積載量が少なく、あっという間にキャパシティをオーバーしてしまう。

まずはこの保管所を優先してアップグレード、十分な資金と鉱物が揃ったタイミングで各施設に着手しよう。

なお、科学研究所で採集率や売却時の価格上昇など12のスキル、装備研究所では資源回収量など、それぞれアップグレードできる。

シンプルなユーザーインターフェイスの中には、火星開拓をサポートするカスタマイズ要素が満載。

放置ゲーム色が強い本作だけど、目を離すのがもったいなくなるテンポの良さにビックリしちゃうぞ!!

ミニゲーム満載の火星調査

地上ばかりを調べていても本当に安全な惑星なのかを判断できない。

そこで用意されているのが、リズムゲーム感覚で楽しめる宇宙船を使った外周探査や、スクラッチを削るように資源を集める地下探査などのミニゲームだ。

宇宙探査では迫り来る隕石をタイミングよくタップ、その評価に応じて資金はレア素材を入手。

地下探査の場合は最大5マスという移動回数の中で、何が埋まっているかわからない地層を掘り下げていく。

また、プレイ中突然出題されるクイズは、プレイヤーが解答を直接入力するノーヒントの難問ばかり。

その内容はどれも宇宙に関係するもので、正解すれば課金アイテムである宝石を獲得できる。

不正解でも失うものはなく積極的に参加するのがベスト、さらに同じ問題が出ることもあるので、今後に備えて宇宙について調べておくってのもいいよね!!

壮大な世界設定も必見のプロローグ!!

クラシカルなゲームの雰囲気とは裏腹に、本作のストーリーはとても重厚にできている。

仮想現実が大衆化され、関連技術の発展が急速に行われた2020年から始まり、2025年には仮想現実による会社出勤制度が普遍化。

バーチャルリアリティゲームやポルノ中毒者などの問題が深刻になっていく。

その5年後、人工知能が人間の知能を遥かに上回り、人間の脳とコンピュータを繋げて思考をデータ化。

2035年に入ると月面と火星に宇宙基地を建設、全世界がひとつになり、思考送受信機を通じたコミュニケーションを手に入れたことで言語無用の時代へ。

っと、語りだしたら止まらなくなるほどSFな世界感なのだ。

科学が発達してどのように不老不死を手に入れたのか、なぜ火星移住計画に至ってしまったのか、その真相はゲームを進めていくことで徐々に開示されていく。

定期的にタップで資源を回収したり売りさばくだけのゲームだと思ったら大間違い。

本作に秘められた壮大な世界観は見応えじゅうぶんだぞ!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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