『キャプテン翼』、『幽☆遊☆白書』、さらに隠し玉も! KLabGames新作ゲームラインアップ発表会
2017-03-25 21:53 投稿
隠し玉は豪華クリエイター陣が集結した大作の予感
2017年3月25日、KLabGamesが新作ゲームラインアップ発表会”KLabGames NEXT VISION”を、六本木ヒルズ森タワーで開催した。
KLabGames NEXT VISIONは、2017年、さらにはその先のKLabGamesにおけるゲーム展開コンセプトを”Japanese IPs”、”Global Growth”、”Original Creations”という3つの軸から紹介する新作ゲームラインアップ発表会。
冒頭、「本日はKLabGamesの今後の展開を、3つのピラー(柱)を軸にご紹介します」と挨拶したのは、KLab専務取締役・CGOの森田英克氏。
第1のピラー”Japanese IPs”について森田氏は、「KLabGamesは日本が誇るアニメなどを原作としたコンテンツを提供してきたが、今後もモバイルゲームで展開していきます」と説明。
続けて、「日本のマンガ、アニメファンは世界に多数います。『ラブライブ!』や『BLEACH』など、海外の皆様に楽しんでいただいておりますので、国の枠を越えてコンテンツを通して繋がっていけるように、今後も海外マーケティングもさらに拡大させていく」(第2のピラー”Global Growth”について)、「ゼロからコンテンツを創り出し、ゲームを始めイラスト、小説、アニメ、映画などメディア展開が広がり、ユーザーの皆様に愛される作品を今後創っていきたい」(第3のピラー”Original Creations”について)と、同社が今後目指す3つの軸について森田氏から語られた。
新作1.『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』
まず始めに発表されたのは、1981年連載開始のサッカーマンガ『キャプテン翼』を題材にした、スマホ向け対戦型サッカーシミュレーションRPG『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』。2017年配信予定。
プレゼンしたのは、KLabGamesの光野信雄ディレクター。『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のコンセプトについて、「『キャプテン翼』の魅力を最大限に活かし、自分だけのドリームチームで対戦すること」と紹介した。
本作は、ひとりで進めるモードのほか、友だちや全国のプレイヤーとオンライン対戦が可能。ユニホームやフォーメーション、必殺技の移植など、自分好みの選手で構成したドリームチームで熱い対戦が楽しめるとのこと。
『キャプテン翼』と言えば必殺技の存在も欠かせない。本作でも、まるでマンガが動いているような描写で必殺技がくり出される。また、原作の全シリーズの名シーンも追体験できる。
また、アニメ『キャプテン翼』で主人公・大空翼役を演じた日比野朱里を始め、キャラクターボイスには当時のアニメに参加していたキャストを含め、豪華声優陣が参加しているところも注目ポイントと言える。
ⓒ 高橋陽一/集英社
ⓒ 高橋陽一/集英社・テレビ東京・エノキフィルム
原作「キャプテン翼」高橋陽一(集英社文庫コミック版)©KLabGames
新作2.『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』
続いて発表されたのは、ブロッコリーの『うたの☆プリンスさまっ♪』を題材としたスマホ向けのリズムアクションゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』。2017年配信予定。
この日は本作のムービーが公開されたほか、ゲストの平井が実機を使って『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』をプレイ。
実機プレイを終えた平井は、「(プレイしているうちに)彼らのことが好きになってきたし、自分が歌っている気持ちにもなれて楽しかった。指をスライドさせる操作とか、パッと見てわかったから初見でも遊びやすいですね。演出もすてきで女性ファンは盛り上がると思いますね」と感想を述べた。
©早乙女学園 ©KLabGames
新作3.幽☆遊☆白書 ゲーム化第2弾
KLabGamesの佐藤任プロデューサーから発表されたのは、アニメ『幽☆遊☆白書』を題材にした新作アプリ。
「弊社で配信している『幽☆遊☆白書-魔界統一最強バトル-』は、サービス開始から4年半を迎え、多くの方に楽しんでもらっています。その『幽☆遊☆白書』のゲーム化第2弾を、スマホ向け完全新作で楽しんでもらいたいと考えている」と佐藤氏。
じつは、『幽☆遊☆白書』は今年テレビアニメ放映25周年ということで、その記念すべき年に新作を展開しようということだ。
今作は、KLabGamesパブリッシング事業第1弾タイトルとなっており、アクセルゲームスタジオが開発を手掛ける。発表会には、同社の執行役員・プロデューサーである山田直矢氏も登壇した。
山田氏は、「今回『幽☆遊☆白書』という、長く愛される作品のゲーム化を任せていただき光栄です。ファンの期待を裏切らないよう最高の作品にしたい」と意気込みを語った。
ちなみにゲームについては、「バトルはデフォルメキャラを採用しています。原作のバトルを再現できるようスピーディーでド派手なアクションを楽しんでもらえます。また、お気に入りのキャラで最強チームを作って対戦する” 暗黒武術会”も予定しています」(山田)とのこと。
ちなみに開発状況については、「30~35%の開発状況です。一生懸命作っています」(佐藤)、「100%中の100%の力で作っていくのでご期待ください」(山田)とコメントした。
原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 ©ぴえろ/集英社
©KLabGames
新作4.『MIRRORS CROSSING』
“Original Creations”の新作として発表されたのが、KLabGamesとマグノリアファクトリーが共同開発する『MIRRORS CROSSING』。
この日は、マグノリアファクトリーの高橋秀明プロデューサーがプレゼンを行い、本作がハイファンタジー×ハイクオリティの完全新作アクションRPG、楽しめる操作感×奥深い戦略性というキーワードを紹介した。
高橋氏は本作の最大の特徴を「パネルをなぞるだけの簡単操作で奥深いバトルが楽しめること」を挙げた。バトルでは、3×3のパネルをなぞって敵を攻撃したり、特定のなぞりで発動する陣形の使い分けが攻略の鍵になるようだ。
最後に高橋氏は、「まだまだ魅力的な要素はたくさんありますので、リリース後に皆様の目でお確かめください」とプレゼンを締めくくった。
©KLabGames ©Magnolia Factory Co.,Ltd
新作5.BLEACH 境・界:中国・アジア版
再び登壇した森田氏から、”Global Growth”として、日本を除く東アジア・東南アジアでの配信に向けて中国大手の崑崙(コンロン)ゲームズと”BLEACH 境・界:中国・アジア版”を共同開発することを発表。
森田氏によると、本作のコンセプトは”BLEACH×MMORPG×アクション”。会場では紹介ムービーが公開された。
©Tite Kubo/Shueisha,TV TOKYO,dentsu,Pierrot
©KLabGames ©Kunlun Games
発表会の最後に隠し玉タイトルが!
新作ラインアップがすべて出そろい、現在配信中の『BLEACH Brave Souls』、『天空のクラフトフリート』、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』についての最新トピックスについてアナウンスがあった後、発表会は終了。
森田氏はここで一度会場を後にするが、しばらくすると再びステージに登壇。なんと、さらにもうひとつ未発表タイトルがあるという。「今回、タイトルのコンセプトムービーを用意したのでご覧ください」と、その未発表タイトルがベールを脱いだ。
発表されたのは、Project FORCE(仮)。
森田氏によれば、2018年以降にグローバルリリースが予定された新作とのこと。また本作には豪華クリエイター陣が集結。
シナリオ:生田美和氏
(代表作:『ファイナルファンタジーXII』、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』)
メインテーマBGM:横山克氏
(代表作:『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、映画『ちはやふる-上の句・下の句-』 ※横山克氏作曲のメインテーマ曲は今後公開予定)
キャラクターデザイン・監修:Third Echoes氏
(代表作:『一血卍傑-ONLINE-』、『Caligula -カリギュラ-』)
コンセプトアート:
上野拡覚氏
(代表作:『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』、『BioHazard Vendetta』)
塚本陽子氏
(代表作:『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』※一部コンセプトアートを担当、『LORD of VERMILION』)
と、そうそうたる顔ぶれとなっている。
©KLabGames
こうして、隠し玉を含めさまざまなタイトルが明らかになった本発表会。3つの軸で今後の方向性を示したKLabGamesの今後に期待したい。
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