【新作】男子高校生が江戸にタイムスリップ!! ご先祖さまと事件を解明せよ 『えどたん』

現代の知識を活かして悪人を成敗!!

2009年の東京は神保町、推理小説が大好きな男子高校生の天道未来がひょんなことから230年前の江戸にタイムスリップ。

『えどたん』は、とある殺人事件に巻き込まれ、現在の知識を用いて真犯人を探していく推理アドベンチャーだ。

科学捜査を駆使してお江戸の事件に迫る

警察官である父の忘れ物を届ける途中、突然の雷雨に襲われて骨とう品屋の近くで雨宿り。

そこで見つけた不思議な箱を眺めていたはずの天道未来が、見事なまでのフラグを立てて江戸時代にタイムスリップ。

岡っ引きが何者かに刺殺される場面に出くわしてしまう。

江戸にタイムスリップしたことを知った未来は、事件現場に現れた南奉行所の同心であり、ご先祖さまの天道今一と出会い、いっしょに犯人を追うことになる。

カードのように並べられたコマンドから行動を選択。

周辺の人から聞きこみ、所持品を使った揺さぶりや現場検証など、いろいろなアプローチで証拠を収集。

消去法で潰していけば必ず重要な情報を得られるので、推理ゲームはちょっと苦手という人も安心設計だ。

そしてもうひとつ、現代から来た推理小説大好き少年には、科学捜査という強力な武器がある。

指紋採取やルミノール検査など、江戸にあるさまざまなものを代用して実行するひらめきは、さすが警察官の父、同心のご先祖さまの血を引く主人公の貫禄。

奇抜な発想と大胆な推理で事件に挑むちょっと展開は、とてもテンポがよくて遊びやすいぞ。

江戸時代の豆知識をお勉強

ストーリー中には現代ではあまり使わない単語が登場する。

当然、高校生の未来にはそれが理解できず困ってしまうのだけど、必ず今一がわかりやすく解説してくれるのだ。

また、各話の節目などで“江戸豆知識”を獲得。タイトル画面からいつでも閲覧可能な機能が搭載されている。

そもそも江戸時代ってどんなんだっけ、奉行所って何をするところだろうという素朴な疑問もズバリ解決だ。

捜査にも役立つ集めて楽しい人相覚書

序盤から多くの人物が登場する本作は、みんな個性的でインパクトは強いけど、その数から関係性や細かな設定など覚えきれるか心配な人もいるはず。

そこで役立つのが、証拠から閲覧できる“人物覚書”だ。

時代を超えたふたりの捜査は始まったばかり。

ストーリーの進行に合わせて事件の闇は深まり、疑心暗鬼からすべての人が怪しく見えてきちゃう本作は全5話構成（第3話以降は600円で購入）。

亀吉の命を奪ったのはいったい誰なのか？　

話数こそ少ないけど金額に合う十分なボリュームと、飽きさせないストーリー展開を楽しむことができたぞ!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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