【新作】クリッカーゲームの終わりなき強化要素を詰めこんだ怒涛のタワーディフェンス『グローキャッスル』

増やした数だけ強くなる物量勝負の殴り合い!!

迫り来る敵を撃退しながら拠点を防衛するタワーディフェンス要素に、ユニットや各設備の数を増強して毎時の与ダメージを底上げしていくクリッカーゲームやタップゲームを連想させる要素をかけ合わせた、新感覚ディフェンスゲーム『グローキャッスル』。

アーチャーやメイジ、ネクロマンサーなど多彩な兵力を従え、止むことのない敵の攻撃を迎え撃つ。

終わりなき強化とワールドマップを使った近隣諸国への領地拡大など、いろいろな遊びが詰め込まれた本作。

ちょっとこれ、予想以上におもしろいぞ!!

負けても稼げて強化もできちゃうWAVEバトル!!

タワーディフェンスゲームと言えば頭脳戦、プレイヤーの采配が重要なイメージがある。

しかし本作の基礎にあるのは際限なく強化することで、誰もが圧倒的な戦力を持って敵陣営を蹴散らすクリッカーゲームの要素がとても強い。

タワーの上に配置されるヒーローの数は最大で9枠あり、一定の間隔orチャージ毎にタップすることで個々のアクティブスキルを発動。

後方に配備されている20人のアーチャーは完全オート、強化したレベルに応じて基礎ダメージ量が上昇していく貴重な戦力だ。

どこまでも続く敵の攻撃“WAVE”は回数を重ねることで徐々に強まり、あっという間にタワーが陥落してしまう。

しかし、負けてもそこまで稼いだ資金と経験値は持ち越し。タワーディフェンスであれば手詰まりになりがちな場面でも、周回プレイをくり返すことで誰もが確実に強化を進めることができる。

また、タワーをアップグレードしていくとヒーロー枠拡張のほか、フィールド上に付加効果を与えるさまざまな設備を建設できるようになる。

一定の間隔で増援が現れる兵舎、獲得資金の量を増やすトロフィー、ヒーローがスキルを使うときに必要なマナポイントの回復量を早めるマナヘンジなど魅力的なものばかり。

プレイしながら補強したい要素をチェック、これら設備で補ってもらいたい!!

個性派揃いのヒーローで戦況を操れ

ヒーローが持つアクティブスキルは千差万別。

複数の騎士団を召喚するナイト、敵をノックバックさせるオーガ、強力なガス雲を生成するシャーマンなど、どんなヒーローを獲得＆配置するかで戦況は大きく変化する。

著者がプレイする中で毎回手を焼いたのが、遠隔攻撃を得意とする敵の存在。一定の間合いを維持されるとこちらの攻撃が届かず、一方的にタワーを攻められてしまう。

そこで役立ったのがオーガのアクティブスキル“ノックバック”だ。

また、タワーをある程度アップグレードすると、最前線にリーダーと呼ばれるユニットを配備できるようになる。

HPが高く戦場に出ているユニットの攻撃力を強化するエドワード、炎属性のダメージアップとメテオを召喚するソーラーなど、雇用するには少々資金が必要だけど、これらリーダーの登場は攻略速度を各段に上げてくれるのだ。

リーダーを筆頭にナイトやドロシーなどのアクティブスキルで突破口を開き、オーガのノックバックでタワーを防衛。

その間に自軍のアーチャーで殲滅を狙うなど、ヒーローやリーダーを組み合わせた独自の作戦を練れるのは、タワーディフェンスならではの魅力だね!!

領地を広げてさらなる資金と戦力を確保

プレイヤーが拠点を構えているのは広大な世界のど真ん中。その周囲にはさまざまな国が領地を占有、取り囲むように目の前まで勢力が迫ってきている。

領地の用途は大きく分けて3種類、定期的な税金徴収、新たなヒーローの確保、特殊効果を発揮する宝物の回収にある。

とくに宝物が持つ効果は抜群。

たとえばサファイアやルビーには、それぞれ無敵のゴーレムを2匹召喚する効果があり、そのダメージがアーチャーの200％以上という暴れん坊っぷり。アタッカーとしてはもちろん、タンクとしても十分な活躍を見せてくれた。

レアガチャで強力なユニットが必要なんてこともなし、遊べば遊ぶほど確実に戦力が高まり、どんな強敵にも勝利できるチャンスがある。

個人的な印象はタワーディフェンス要素よりもクリッカー感覚のほうが強く、暇な時間にコツコツ楽しめたぞ!!

P.N.深津庵
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