【新作】3つの戦術を駆使してダンジョンを踏破！ 王道ファンタジー世界が舞台のタクティクスRPG

シンプル設計のタクティクスRPG

世界中に広がるダンジョンはなぜ存在するのか？　冒険中に出会うたくさんのキャラクターとともに、その謎を解き明かしていくタクティクスRPG『タクティクス・スクワッド：ダンジョンヒーローズ』。

舞台は王道ファンタジーの世界で、誰でも受け入れやすい本作。個々のメンバーに焦点を当てて展開するダンジョンストーリーを中心に、3つの戦術を状況に応じて切り換え、さまざまなシチュエーションで戦っていこう。

60秒内に敵を討ち取る白熱の戦術バトル

本作のバトルはウェーブ制で、一定時間ごとにくり返し使用できる必殺技にあたる“戦術特性”を使って迎撃。

画面左下のTACTICSボタンでは、通常攻撃のほかに迎撃特化のブリッツ（強攻）、各自防衛に適した配置に移動するカウンター（逆襲）、近接ヒーローが遠隔系の敵後方に回りこむトリック（変則）、3つの戦術を切り換えることができる。

また、敵もこれらの戦術を使ってくるが、その状況は画面上のカウンターで確認できる。

トリックを仕掛けてきたらそれをカウンターで対処、ブリッツで前衛を狙ってくるようなら、蓄積ダメージが厄介な遠隔敵の敵をトリックで襲撃するなど、その都度適切な行動をとるのが戦いかたのセオリーだ。

オフェンスバトル（レイド）や、ヒーローバトル（PVP）など、本作で楽しめるバトルの勝敗はこの戦術の使い分けにかかっている。毎ウェーブ60秒という限られた時間の中で瞬時に状況を見極め、有利は配置で敵を討つ。

最初のダンジョンを16ステージまで攻略すれば、バトルスピードを倍速化＆自動でスキルをくり出す拡張ボタンが使えるようになるので、それを目指しながらゲームを進めるといいぞ。

ヒーローの潜在能力＆装備を徹底強化

メインストーリーを描くダンジョンやオフェンスバトルなど、各施設を取りまとめた拠点にも目を向けてみよう。

右端に建設された赤い屋根の“レイダーズ本部”では、ヒーローの装備やスキルのカスタマイズが可能だ。

各ヒーローの詳細画面に進むと5つのタブがあり、“基本”or“装備”で身に付けているもの、バトル中に使用する“スキル”の強化。

サポート効果を付与する“ルーンストーン”の脱着、“詳細”で攻撃や防御などのステータスを確認することもできる。

必要素材と強化費用はいずれもダンジョンで入手でき、序盤は数度の周回プレイをすれば、余るほど手に入る。

また、特定の回数ダンジョンを攻略、コンテンツに挑むなど達成ノルマに応じて報酬が得られる“ミッション”を消化することで金策することも可能。一見、こまごまとした育成も実際にやってみると、シンプルにまとまっていて好印象だ。

レベル上げにも役立つヒーローバトル

世界中のプレイヤーと真剣勝負を楽しむ“ヒーローバトル”の基本ルールはダンジョンなどと同じ。

報酬で得る“ヒーローバトルコイン”は、拠点にある“コインショプ”で大量の経験値やスタミナ回復など、特殊なアイテムと交換することができる。

このヒーローバトルは、サーバーに保存されたプレイヤーデータとの戦い。あらかじめ戦術をセット、それを対戦者リスト上で確認できるのが大きな特徴だ。

本作最大の特徴である3つの戦術をデータバトル上でも両者がしっかり意識できるので、どこか味気なくなりがちなPVPも画面の向こうに生身の人間が関わっているんだと感じることができた。

また、キャラクタートークをメインに進行するストーリーパートは、読むのが面倒でスキップしちゃう人も多いけど、本作ではスキップを選択すると、そこで交わされる会話を要約したものを表示。それを読めば十分伝わるよう設計されている点もうれしい。

王道路線のタクティクスRPGで、キャラクターも魅力的。遊びやすいのは間違いないので、一度触れてみては？

P.N.深津庵
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