【新作】カイロソフトのスキー場経営シミュレーション『きらめきスキー白書』は冬にぴったり！

顧客満足度ナンバー1のリゾート地を目指せ！

小さなスキー場の経営者となり、大きな雪山を開拓しながらさまざまな施設を開発。誰もが滑りたくなる世界にひとつだけのゲレンデ、ウィンターリゾートを築いていく、カイロソフトの最新シミュレーションゲーム『きらめきスキー白書』。

リフトの券売機や足湯、ベッドやロッカーといった施設が不足している頼りないリゾート地を、どう発展させていくかはプレイヤー次第。経営のイロハも学べるやり込み要素がいっぱい詰まった本作は、寒い季節にじっくり楽しみたい!?

お客さんの目線に立って館内をレイアウト

ゲームは、「見切り発車にもほどがある」とボヤきたくなるほど何もない館内から始まる。そんななか、運営サポートを務める冬川アケミちゃんは力強く、「世界一のスキーリゾートを目指して頑張っていきましょう」と宣言。

ゲレンデには一応リフトもあるけど、チュートリアルに沿って設置したごくわずかな施設に不安を感じる人は少なくないはず……。

でも、大丈夫！　アケミちゃんのアドバイスに耳を傾けながら、じっくりと素敵なリゾートを目指していけばオーケーだ。

もうひとつ驚いたのが、夏季はグラススキー場としても展開していくこと。『きらめきスキー白書』なんてタイトルだから、冬景色しか頭に浮かんでなかったよ！

さて。幅広い層に楽しんでもらえるリゾートを作るため重要になるのが、お客さんが望む「あったらいいな」を形にする“建築”と“開発”、ふたつの物づくりだ。

訪れた利用者たちは、具体的にストーブや足湯など、さまざまなリクエストを出してくる。

そうした声を受けることで新たな開発リストが追加、それらを設置していくことで来客数はもちろん、利益も伸びていくってわけだ。

また、建築ページを開くと出てくる“スポット”という項目は、特定の施設を組み合わせて得る効果を記した大切な辞典。

建築できるラインナップが増えることで辞典も更新され、利用者の満足度を高めるさまざまな組み合わせを教えてくれる。これはこまめにチェックするといいぞ。

ゲレンデを開拓＆大自然から資源を収集

高原の目玉であるゲレンデには、四季を問わず多くの利用者が訪れる。

序盤はライトアップを中心に手掛けてナイターを華やかに演出。リフトの頂点からホテルまでの距離が長いほどゲレンデの雰囲気が上昇、リフトの可動速度を調整して回転率を上げることで利益に結び付けるなど、備え付けのリフトのカスタマイズに専念してみた。

また、ゲレンデの周囲にある木々や岩などの自然物はただの背景ではなく、施設の開発に欠かせない加工品のもとになる貴重なもの。

それらを集めることはゲレンデの拡大にもつながるので、序盤からくり返し作業員を派遣しておくとその後の研究や建築が楽になる。ここはしっかり押さえておきたいところだ。

スポンサー契約を結んで資金を得よう

最初は貧弱だった高原にも、徐々に来場者が増加。それに合わせて旅行代理店など多くのスポンサーから声がかかるようになり、契約を結ぶことで資金援助はもちろん、さまざまなボーナス効果を得られるようになる。

また、ラジオや新聞のチラシなどの宣伝広告を打てば、新たな客層を獲得するチャンスにもなるぞ。

とくに序盤は黒字に持っていくことが難しく、売上げだけでは思うような経営ができない。

血の気が引くほど、お先真っ暗な自転車操業……。それを支えてくれるスポンサーたちの期待に応えるためにも、館内の施設を充実させることを徹底してみる日々。スポット効果を意識したレイアウトで満足度と売上げを高め、十分な蓄えができてからゲレンデの拡大に着手するプランで、筆者は現在も奮闘中だ。

どんな経営方針を打ち出すかはプレイヤー次第。カイロソフトの作品でおなじみの、自由度の高い経営を存分に楽しんでもらいたい！

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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