ひと通りの機能が解放されてからが本作の真骨頂! とくに素材が集まって“スキル作成”が可能になると、バトルでの選択肢が一気に増えて俄然おもしろくなるはずだ。序盤に難度が急上昇する箇所があるので、そこを乗り越えて機能解放まで辿り着けるかどうかが本作の評価を分けるポイントになるだろう。
ゲームの見どころ
●昔ながらのコマンド選択式バトル
●スキルを作成してユニットをカスタマイズ!
●最大4人でのマルチプレイ!
昔ながらのコマンド選択式バトル
クエスト(バトル)には自前で用意したユニット3体、フレンドのユニット1体の計4体で挑戦する。ラウンドごとに出現する敵を撃破し、最奥で待ち受けるボスを撃破できればステージクリアーだ。
▲スマホRPG初心者でもすぐに馴染めるわかりやすさ。なお、行動順は左端のユニットから順番に巡ってくるので、パーティー編成の段階から意識しておくとよい。
バトルでもっとも重要なのが“スキル”を使うタイミングだ。“スキル”には相手にダメージを与えるもの、味方のHPを回復するもの、バフやデバフなどさまざまな効果が存在し、発動するにはSPが必要となる。
▲SPはターン経過によって少しずつ回復するが、肝心の場面で使えなくては目も当てられない。つぎのラウンドを見越して温存しつつ戦っていこう。
また、一発逆転の切り札として“スペシャルスキル”も用意されている。発動するにはゲージをMAXまで溜める必要があるが、その効果は強力だ。
▲ゲージMAXの状態で通常攻撃ボタンを長押しすると“スペシャルスキル”を発動できる。
▲カットイン演出とともに絶大な効果をもたらすぞ!
ゲージはターン経過によって溜まるようだが、ユニットごとにチャージ速度に差があったので、ほかにも何らかの要素がチャージに関わっていると思われる。通常のクエストでは各ユニット1回ずつ発動できればいいほうだろう。
なお、敵の行動タイミングに関してはカウントダウン方式を採用。ターゲット切り換えを利用して上手に撃破していけば、反撃を最小限に抑えて戦うことができるぞ。
▲味方が行動するたびに敵のカウントダウンが進み、ゼロになると攻撃を仕掛けてくる。全体攻撃や回復などの特殊な行動をする敵もいるので、味方のHP管理を怠らないように!
このようにルールこそシンプルなのだが、難度についてはそれなりに高い。
というのも、フレンドのユニットのレベルがパーティーの平均値まで下がってしまうんだよね……。つまり、多くのスマホRPGで通用するフレンド頼みの攻略ができないのである。
▲レベルMAXのユニットをチョイスしたのだが、筆者のパーティの実力に合わせてこんなに弱体化してしまった。ギギギ……。
ちょっと意地悪なシステムだが、これも玄人好みの歯応えを生み出している一因であることは間違いない。
スキルを作成してユニットをカスタマイズ!
戦力となるユニットはクエストの報酬としてドロップするほか、“虹まき”(課金通貨)を消費して回せるガチャから入手できる。ガチャで強力なユニットを手に入れるのもスマホRPGの醍醐味であろう。
▲“虹まき”は無課金で遊んでいても少しずつ入手できる。運がよければお金をかけずに高レアリティのユニットを手に入れることも可能だ。
▲ちなみに、ゲーム開始時に無料で回せる初心者ガチャは何度でも挑戦可。初心者ガチャからは星5ユニットまで出現を確認できたので、粘ってみるのもありだろう。
無論、レアなユニットであろうと育てなくては戦力として通用しない。育成要素としてはユニットを合成して経験値を得る“強化”、決められた素材ユニットを合成してワンランク上のユニットに成長させる“進化”など定番の要素が用意されているぞ。
▲合成すると多くの経験値を得られる強化用ユニットも用意されている。ハトを混ぜることで急成長するとは、じつにシュールである。
▲“進化”に関しては分岐が用意されているユニットも確認できた。イラストも変化するようなので、見た目で選ぶのもあり!?
また、専用のアイテムを消費してレベルの限界値を上げる“上限解放”、同一ユニットを合成して性能を底上げする“オーバークロック”など、やり込み甲斐のあるシステムも多数用意されている。なかでも特徴的なのは“スキル作成”だ。
素材を組み合わせて作成した“スキル”は手持ちのユニットにセットできる。回復役に攻撃系の“スキル”を持たせるようなことも可能なので、パーティーの戦略の幅を大きく広げられるぞ。
▲どのキャラにどんなスキルを持たせるか。自由度は高い。
“上限解放”や“スキル作成”に必要なアイテムを集めるのは骨が折れるが、“マーケット”を利用すれば簡単に入手できるだろう。
▲“マーケット”では他プレイヤーが出品したアイテムを“ゴールド”(ゲーム内通貨)で購入可能。ドロップ率の低いレアなアイテムが出品されていることもある。
▲逆に不要なアイテムを“マーケット”に出品し、“ゴールド”を稼ぐことも可能だ。
商売敵の出品価格や在庫数を確認して、捌けるであろうギリギリの価格を模索するのもおもしろい。クエストそっちのけでハマってしまわないように気をつけよう。
最大4人でのマルチプレイ!
本作には最大4人での共闘を楽しめるマルチプレイが用意されている。これは各プレイヤーが1体ずつユニットを持ち寄ってクエストに挑戦するという内容だ。
▲マルチプレイはリアルタイムでの共闘なので、コマンド選択に時間制限が設けられている。ソロプレイとは違った緊張感を体感してほしい。
▲スタンプを使って簡単なコミュニケーションをとることもできるぞ。
マッチングに関しては、自分でルームを作成して募集をかけることもできるし、募集中の部屋を一覧表示して参加してもオーケー。
また、ルーム作成時に合言葉を設定しておけば、気の知れた仲間内だけでマルチプレイを楽しむこともできる。端末を持ち寄って声を掛け合いながら遊べば、おもしろさは何倍にも膨らむだろう。
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