サカナクションの8K VRから失禁体験まで!? デジタルコンテンツエキスポ(DCEXPO)2016注目ブースまとめ
2016-10-28 16:01 投稿
日本科学未来館に、VRをはじめとする最先端技術が集結中!
お台場の日本科学未来館で開催されている、デジタルコンテンツ技術の展示発表会Digital Contents EXPO 2016(デジタルコンテンツエキスポ2016)。
そこには、いま流行のVRを使ったコンテンツをはじめ、さまざまな展示がなされている。
ここでは、その展示物の中でも気になったものを紹介していこう。エキスポは、今週日曜の10月30日まで開催されているので、興味がある人は足を運んでみてはいかがだろうか?
▼あわせてチェック!
“デジタルコンテンツエキスポ 2016(DCEXPO)”で未来を感じる空間デザインツールを発見!!
白熱VRガンアクション
“Project ALICE”は会場に入ってまず最初に目に入るであろうブース。ここでは、VRを使ったアミューズメント施設向けのガンシューティングゲームが展示されている。
VRヘッドマウントディスプレイをかぶり、銃を模したガジェットで迫り来る敵を討つ、タワーディフェンスライクなシューティングゲームだ。
このゲームの魅力は、なんと言っても銃の仕様にある。
ハンドガン型のコントローラとアタッチメントデバイスが用意されており、それらふたつを実際に取り付けると、VR空間上の銃が変化するのだ。
このアタッチメントデバイスごとで銃の種類が異なっており、狙撃銃になるものやロケットランチャーになるもの、火炎放射器になるものなど複数種類用意されていた。
▲銃やアタッチメントデバイスはVR空間上で視認可能。床に落ちているアタッチメントデバイスを拾って、実際に装着すると上の画像のような感じになる。
これが超楽しいのなんのって! ガチャガチャとアタッチメント付け替え動作をしながらのガンシューティング。燃えるよ、これは。しかも驚くべきは、恐ろしく高いトラッキング精度。
現実にあるガジェットをVR空間内に描写しようとすると、若干の位置ズレやラグが生じることもあるのだが、このゲームにそれは一切ない。仕事上、これまで多くのVRアミューズメントを体験してきたが、このゲームのトラッキング精度は特筆してもいいほど高い。
ただ単にゲームで遊んでみたいという人にもオススメだが、この技術の高さを体感してみたい人にもオススメのブースだ。
超高解像度VRシアターでサカナクションの楽曲を楽しめる!
7階のイノベーションホールに作られた特設シアター”Aoi -碧- サカナクション”では、8Kという超高解像度のVR映像が楽しめるよ。
映像本編には、人気ロックバンド”サカナクション”のライブ映像や、同バンドの楽曲『Aoi』をモチーフとしたミュージックビデオを収録。さらにVR技術による立体視や、実際のライブでも用いられるレーザー光などの演出が会場内で行なわれる。
ちなみにここで体験する映像は、ヘッドマウントディスプレイを利用したVRコンテンツではなく、現在映画館で多く利用されている3Dメガネを装着して、大勢で鑑賞するタイプのものになっている。
かなりのクオリティでまとめられているほか、上映時間ごとに人数制限も設けられている。もしこちらを体験したいという場合は、余裕を持って行動するといいぞ。
これもMRのひとつの形。3D立体視を体験しよう!
1階のメインステージに場を戻そう。“fVision”のブースでは、全周360度から観察可能な、メガネなしで立体映像体験ができるテーブルが展示されている。
こちらで展示されているテーブルは、今年行われたコンピューターエンタテインメントの開発者向けカンファレンス、CEDEC 2016でも展示されていたもの。
ただ立体映像体験ができるだけでなく、テーブルに設置されたNFCリーダーにカードをセットすると、テーブル中央にカードに描かれたキャラクターが立体映像として出現……いや、召喚されるのだ!
2体以上キャラクターが召喚されると、キャラクターどうしがバトルを始める。また、別で用意された初音ミクのカードを読み込むと、初音ミクが歌って踊る映像も楽しめる。
「これぞ未来!」と思わせる立体映像技術となっているので、興味のある人はぜひ足を運んでみるといいぞ!
【速報】小宮元年、会場で失禁!?
とまぁ、フックを効かせてからの紹介になるが、実際には漏らしていないので、何かを期待されていた方にはあしからず。
エキスポには電気通信大学ロボメカ工房VR部隊失禁研究会という、不思議な名前の団体も出展しており、そこでは擬似失禁体験ができるようになっている。
その仕組みはいたってシンプルで、最初に腹部を空気で圧迫。その後、ビニールとパイプを通じて股に暖かいお湯が流れてくるというもの。この股全体に伝わってくる生温さが、失禁をしているかのような感覚の正体になる。
「そんなものを実現してどうするんだ!」、「お前らの見ている未来はどんな世界になっているんだ!」と思わずツッコミたくなるものだが、これはやってみたらやってみたでおもしろいもの。
今回体験していた小宮元年も「小学生のときにガチでお漏らししたことがあるんですが、そのときに感じたズボンの生温かさを思い出しました……」と、意味不明なことをつぶやいていた。
擬似失禁体験。幼少期にガチでお漏らしした時のことを思い出して、プチノスタルジックに。(※れっきとした技術デモです)#DCEXPO pic.twitter.com/bpXRIpU7gs
— 小宮元年@ファミ通App (@gannen_k) 2016年10月27日
童心に返りたいという人は、一度体験してみるといいだろう。
VR以外にも魅力的な技術展示がいっぱい!
体感した中で、いちばんのお気に入りが“Lazy Arm”。これは、キネクトを使って人の動きを読み取り、ユーザーの手の動きに合わせて光ったり音が出たり動いたりするクラゲのようなガジェットだ。
ファンタジー世界に、魔法で動くテルミンがあったら、きっとこのようなものなのだろうと錯覚する、魅力あるガジェットだ。
文字にすると素っ気ないものだが、体験してみるとこれがすごくおもしろい! 幻想的な光と音と動きに、どこかこうトリップしたような感覚に陥るとでもいうのだろうか。ディズニーの世界に紛れ込んで魔法を手にしたような気分が味わえるのだ。
ちなみに、開発者の方にこのガジェットの開発意図を尋ねたところ「おもしろそうだから作ってみた」という、これまたなんとも魅力的な答えが。そういった遊び心から生まれるものから伝わってくる魅力は、やはり大きなものになるのだ。
こちらは是が非でも皆さんに体験してもらいたい。
ここで紹介したほかにも、展示ブースはまだまだたくさんある。中にはキワモノとも思えるものもあるが、どれも最先端技術が用いられたものばかり。
ガジェット好き、技術好き、理系人間にはグッとくるものばかりが展示されている。気になる人は、今週末に日本科学未来館に足を運んでみてはいかがだろうか?
【デジタルコンテンツEXPO開催概要】
開催期間:10月27日~10月30日
開催会場:日本科学未来館
(新交通ゆりかもめ“船の科学館駅”より徒歩5分、同“テレコムセンター駅”より徒歩4分)
料金:入場無料
※シンポジウム、セミナー、ステージイベントは事前予約制です
※予約は満席になり次第、受付が終了します
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