【新作】なぜ？ どうして？ なんて聞いちゃ駄目な問答無用の監禁ホラー 『ちょびっとコワイ屋敷からの脱出』

目覚めたらそこはすてきな洋館でした

不気味な洋館に閉じ込められてしまったマックスが脱出を目指す3Dホラーゲーム『ちょびっとコワイ屋敷からの脱出』。みずから“ちょっびっと”と明言しちゃう本作を、皆さんはご存知だろうか。

じつは本作の主人公マックスは、同デベロッパーが開発した『ホラーマンション-洋館からの脱出-』にも登場している。

ゲーム内容も似ていることからリメイクという位置づけなのか、それとも懲りずにまた閉じ込められちゃったのか、その詳細はストーリーがまったく語られないので不明だけど、そんなところも理不尽なホラー系と考えれば許容範囲。

災難続きのマックスになにが起こったのか、洋館を探索する彼の様子を覗いてみよう!!

物理攻撃がか・な・り強い

主人公マックスは服装からどこぞの特殊部隊員とか、ふたつ名を持つベテラン刑事っぽい雰囲気だけど、ゲーム開始時は武器をいっさい持っていないのだ。

閉じ込めた何者かに没収されたと考えるのが自然だけど、なにせ説明がないので、このへんは著者の妄想（想像力）で話を進めるしかない。

とある田舎町に勤務する地元警察のマックスは、奇妙な噂の絶えない洋館を訪問。その実体を調べようと踏み入ったところ、何者かに襲われ気を失ってしまった……というプロローグを妄想。

何者かに武器を奪われた状態で目覚めたマックスだけど、彼は神に見放されたわけではなかったのだと、ゲーム序盤で確信する。

それは……

あ、サラッと触れちゃいましたが、本作には皆さん大好きのクリーチャーが登場します。

洋館内を徘徊する奴らの数はかなり多く、くり返し出現するポイントもあって少々厄介だけど、無制限に使えるバールがあればなにも怖くない。

また、ゲーム序盤でハンドガン、中盤以降でショットガンも入手できる。これら武器や各種アイテムは画面右上にあるメニューからいつでも切り換えが可能。一時停止した状態でマップなど各項目を操作できるため、扱いやすかったぞ。

程よい難易度の謎解きと豊富なアイテム

脱出を目的としている本作には、マックスの頭脳を試す謎解きが用意されている。しかし、その大半は解除法が見てすぐわかる程度の難易度。

必要なパスコード、対象となるオブジェクトなど、発見してしまえば簡単に攻略できるのだ。洋館の主はマックスの頭脳を低く見積もりすぎ。肉体派の男に見えるけど、頭の体操も怠らなかった彼にとってこれは朝飯前なのさ!!

また、この洋館にはハンドガンやショットガンの弾、回復アイテムがたくさん用意されている。いずれも青白く光っていて視認しやすく、見逃すこともほとんどない。

残弾数が気になって最後まで温存した結果、大量に余らせちゃった経験を持つ慎重派の皆さん。ビビって撃ちすぎた結果、弾切れに震えたそこのあなた。誰もが安心して楽しめると感じたぞ!!

セーブは無制限！　こまめに立ち寄るべし

洋館内にあるタイプライターを使ってセーブを行う本作。この光景を見た瞬間、イン○リボン的なアイテムが必要なのかとドキドキしたけど、じつは無制限にセーブをできるのだ。

エクスカリバー級に頼れるバールを持っているマックスだけど、操作を誤ればクリーチャーにあっさり殺られちゃうので、こまめにセーブをオススメしたい。

最後にひとつ、本作には刃物を持った荒くれクリーチャーが登場する。呻き声をあげて突然現れ、執拗にマックスを追いかけてくるこいつは、著者がプレイした範囲ではバールやハンドガンは効果なし。

ショットガンでなんとか倒すことができたけど、正確なところは確認できず。ロケットランチャーでもあれば1発で倒せそうだけど、さすがにそれを投げ込んでくれる相棒は本作に登場しない。明らかに様子のおかしいやつが出てきたら全力で逃げよう!!

脱出できるかどうか、そのひとつのカギとなるのが2択のエレベーター、どちらが正解なのか、衝撃の結末と合わせてドキドキしながら楽しんでもらいたい!!

P.N.深津庵
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