『テラバトル』×『リトル ノア』コラボ記念スペシャル対談!サマサとユッカの3Dモデルが悶絶レベルのかわいさ
2016-09-29 12:00 投稿
注目コラボの誕生秘話に迫る
2016年9月30日より、ミストウォーカーから配信中のRPG『テラバトル』とブレイズゲームスのリアルタイムストラテジーゲーム『リトル ノア』とのコラボイベントが双方のゲーム内で開催される。そこで、これを記念して坂口博信氏(ミストウォーカー)、岡田佑次氏(ブレイズゲームス)、渡邊佑奈氏(ブレイズゲームス)の対談が実現。コラボ実現の経緯や内容、お互いのタイトルをどう見ているかなど、さまざまな話を聞いてきた。
【写真中央】
ミストウォーカーコーポレーションCEO
坂口博信(さかぐち ひろのぶ)氏
【写真右】
ブレイズゲームス代表取締役
岡田佑次(おかだ ゆうじ)氏
【写真左】
ブレイズゲームスプロジェクトマネージャー
渡邊佑奈(わたなべ ゆうな)氏
公式HPのお問い合わせに連絡
――今回のコラボは、最初にブレイズゲームスさんから打診があり始まったとのことですが。
坂口博信氏(以下、坂口) 確かメールをいただいたんでしたっけ?
岡田佑次氏(以下、岡田) そうです。ここにいる渡邊のほうから、ミストウォーカーさんのお問合せのほうに連絡させていただきました。
坂口 そうそう、サイトの問い合わせから来たんだ。「こんなの来てるんですけど」って(笑)。
――メーカーどうしでもそんなことがあるんですね。
坂口 あそこがきっかけって、あるんですよたまに。「マジなのが来た!」って(笑)。最近は僕も絵描きさんに直でメールするんですよ。ツイッターなんかで、『テラバトル』の上手なファンアートを描いてる人に、「坂口でーす。うまいねー。ウチでバイトしない?」って感じで。でも、まさか本人から来るとは思わないから絶対偽物だって思われますよね(笑)。
一同 (笑)
――坂口さんと、岡田さん渡邊さんは面識はあったんですか?
渡邊佑奈氏(以下、渡邊) いえ、なかったですね。
岡田 「ほかのタイトルとコラボしたいね」という話があがって、そこで『テラバトル』がいちばんいいんじゃないかという話になりまして。
坂口 なんと、ありがとうございます! 『リトルノア』は吉田(吉田明彦氏)が絵を描いているし、なんだか近しい気持ちがあって。最初から注目していたタイトルなんです。
――坂口さんのコラボ話って、だいたいお酒の席で決まることが多いイメージが……。
坂口 そうなんだよね。飲んでベロンベロンになりながら「コラボとかやろーぜ?」という。そういう意味では今回は真っ当なルート(笑)。
――ブレイズゲームスさんは、なぜ『テラバトル』とコラボしようと思われたのでしょうか?
岡田 純粋に僕が『テラバトル』を好きでして。じつはカナダでリリース(※1)されたときからプレイしているんですよ(笑)。
坂口 うわっ、すごい。
※1:最初に『テラバトル』がリリースされたのがカナダだった。
岡田 それから、『リトルノア』も海外でリリースしているのですが、日本発で海外展開しているアプリゲームというとじつはあまりないんですよね。この部分も理由のひとつです。
世界のスマホゲーム事情
――世界でも展開するうえで、おなじ形で運営しているタイトルを選んだんですね。
岡田 はい。といっても海外でのリリースはつい先月に始まったばかりなのですが。
坂口 おお、ヨーロッパでも?
岡田 はい。
坂口 数字を見るとおもしろくて、『テラバトル』はフランスではなかなか伸びているんですよね。
岡田 『リトルノア』はあまり変わらないですね。イギリス、フランス、ドイツと並んでいて、ヨーロッパではないですが、いちばん人気があるのは台湾です。
坂口 台湾は熱いですよね。あとはアメリカ。
岡田 『リトルノア』は台湾のあとに、インドネシア、香港というようなアジア圏の国々で伸びています。グーグルのオススメで高い位置にしてもらっていたようで、それでかなりプレイヤーが増えたみたいです。
――アジア圏でも、スマホのゲームは伸びているんですね。
坂口 インドネシアなんかはスマートフォンの普及率が高くて、若者が多いんだよね。最近は性能も追いついてきてるみたいで。
岡田 シンガポールなんかも、最近はアクセスが多いですね。
坂口 おもしろいですよね。やろうと思えば「じゃあドバイでやろう!」なんてこともできるわけで。まあカスタマーサポートなどを考えると安易にはできないけれど。
――ドバイなら石油王が5人くらいゲームにハマればすごい収益になるんじゃないですか?(笑)
坂口 僕がいつも植松さん(植松伸夫氏)のコンサートに行くと、アラブの王子様なんかも居るんですよ。本物の。だから植松さんに「仲良くしといたほうが絶対いいですよ」って言ってる。何があるからわからないから(笑)。
岡田 困ったら「王子様!」って(笑)。
坂口 夢のある話だけど、まあそううまくはね(笑)。とはいえ、これがアプリゲームのおもしろいところで、コンシューマーゲームだとどうしてもそこまで行かないことが多い。北米と、下手したらヨーロッパもイギリス中心だったり。
岡田 そうですね。
充実のコラボ内容
――コラボのオファーがきて、坂口さんはすぐに「やりましょう」となったんですか?
坂口 ちょうどウチの大野(大野浩司氏)と西村(西村有紀氏)が、どこかとコラボをやりたいって言っていたんですよ。そんなときにちょうどお話が来たんです。吉田の絵は好きだし、『リトルノア』は最初から気にしていたので「これはいい話だな」と。ふたつ返事でしたね。
岡田 お返事をいただいて「こういう感じでコラボしたいです」というお話をさせていただいき、それですぐにオッケーをいただきました。
――『リトルノア』としては、具体的なコラボ内容の案もその段階であったんですね。
渡邊 『テラバトル』のキャラクターとボスをゲーム内に出すというものでしたね。じゃあボスはバハムートかオーディン、リヴァイアサンから選びましょうと。ドラゴンっぽい敵は『リトルノア』でももう出しているので、リヴァイアサンにしましょうという感じで、そのあとはトントン拍子に。
――リヴァイアサンは敵として出て、キャラクターは誰が?
坂口 サマサとユッカですね。
――『リトルノア』風の3Dモデル! これめちゃくちゃカワイイですね!
坂口 そうなんです。このサマサとユッカがあんまりにもかわいいんで、モデルをお借りして、サマサ、ユッカ人形として『テラバトル』でもオトモキャラとして出そうということに。行った先で作られたものが戻ってくるという、不思議なコラボなんですが(笑)。
――作ってもらって、貸してもらう(笑)。
坂口 だってかわいいから(笑)。本当にすごく良くできているので、ほかにも何かできないか協議中です。
岡田 このモデルの設定を描いたデザイナーが、藤坂さん(藤坂公彦氏)の大ファンだったんです(笑)。
――それぞれ、ゲーム内ではどういう形でコラボイベントが登場するのでしょうか。
岡田 『リトルノア』では、リヴァイアサンが3Dモデルでボスとして登場して戦います。いまはボスのゲームデザインをしている段階ですね。サマサとユッカは、イベント中にサポートキャラとして使えるという感じです。簡単なストーリーを組ませてもらって、それがイベントで出てきます。
坂口 3Dになるとイメージ変わるよね。ちょっと、皆葉(皆葉英夫氏)も参入みたいな(笑)。
岡田 苦労しましたね(笑)。皆葉さんのリヴァイアサンを、どう3Dで表現しようかと。ふたりのキャラクターはイベント中サポートキャラクターとして使えて、今後もずっと使いたい場合はショップで買っていただく形になります。それ以外に、着せ替え用のサマサバージョンの服が出ます。
――『テラバトル』のほうはいかがでしょう?
坂口 この子(ノア)がキャラクターとして登場します。ちょっと扱いはまだ相談中ですが、基本はイベント中に登場する4体のボスを『リトルノア』から出して、そこでノア自身やジョブチェンジ用のアイテムだったり、再構築用のアイテムをゲットしてもらって、強くして楽しんでいただくと。あとは、サポート系のユニットもいくつかいただいていて、これはオトモとして登場します。
渡邊 10種類ぐらいお渡ししましたね。
坂口 それが通常モンスターだったり、いろいろなカタチで出ます。もう、貰えるものは何でも貰おうと(笑)。いろいろ出たほうが楽しいじゃん! かわいいじゃん! 出したくなるじゃん!(笑)。どういう形で全部が収まるかは、まだお楽しみということで。
渡邊 最初にいくつかお渡ししたのですが「あとこれも、あとこれも!」と、どんどん増えていきました(笑)。『リトルノア』のキャラクターをたくさん出していただけるのは光栄ですし、ありがたいお話です。
――さらに、BGMは崎元仁さんのものになるとお聞きしました。
岡田 はい。今回は音楽のほうもコラボしていて、『テラバトル』では崎元さんの曲、『リトルノア』のほうでは『テラバトル』の音楽を流したいと。
坂口 こちらから行くのは植松さんの曲。アレンジではなくてそのままです。
――効果音などは?
渡邊 はい、お借りします。
――イベント等ははほぼできている感じですか?
坂口 ウチはまだもうちょっとだね(笑)。まだすこし時間もあるし。
岡田 キャラクターやボスなどの素材はできあがっているのですが、ボスステージに関してはウチもいま作っている最中です。
坂口 もうちょっと早い時期にという話もあったんですが、こちらの開発体制が少人数なこともあって、伸ばしてもらいました。そのかわりではないですが、イベント期間は長いですよ。
欲しがり坂口さん
――では最後に、それぞれのコラボへの意気込みをお願いします。
坂口 『テラバトル』のほうは、最近すこし難度が上がっていて周回するのにストレスを感じるのを改善すべき点として認識しています。ですので、コラボイベントは複雑なギミックなどは減らして、素の『テラバトル』の形で作るように進めています。オーソドックスな『テラバトル』を、『リトルノア』のキャラクターで楽しんでいただきたい、というところですね。期待していてください。
岡田 『リトルノア』では、『テラバトル』の世界をいかに再現するかという部分に注力して、それをイベント期間中に楽しんでいただければいいなと思います。また、サマサとユッカというキャラクターの個性的な特徴を出すようにいま開発しているところで、既存のユーザーさんも、このキャラクターを対戦で使いたいなって気にさせようとがんばっています。
坂口 なるほど。対戦でしっかりとユニットして1軍に採用できると。
岡田 そうですね。単に数字だけがインフレしてしまうと対戦なのでバランスがまずくなってしまいますが、こういう風に使えばこのキャラクターは強い、という感じに調整して、特色のあるキャラクターにしていきたいと思っています。
坂口 それにしても、このモデルがあまりにもカワイイん! これを貰って「ウチでアニメーション作って5分アニメみたいの作りたいね」って話したくらい。じゃあ「サマサとユッカが王様の人形を探しにいく、みたいなストーリーでどうだろう」ということで王様のモデリングも頼もうって……(笑)。
――もう、岡田さんも『テラバトル』から「これもらえませんか」って言ったほうがいいですよ(笑)。
岡田 そうですね、トレードオフで(笑)。
坂口 まあ実際にやれるかはともかく、3Dのモデリングがこう出てくると、いろいろ発想が出てきちゃいますね。
(C)MISTWALKER (C)BlazeGames, Inc.
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